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店名 |
掲載保留
こばやし
|
---|---|
ジャンル | ラーメン、つけ麺 |
住所 | |
交通手段 |
東武スカイツリーライン、東京メトロ日比谷線、千代田線、TX、JR常磐線北千住駅西口から徒歩約7分。 北千住駅から587m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
5席 (カウンター5席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 千住寿町を曲がるとコインパーキング有 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
2012年3月3日 |
備考 |
京成立石にあった「麺食堂X」が |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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北千住の西口から5分ほど歩くと、道幅の広い日光街道(国道4号線)が見えてきます。
「草加(然(そ)うか)、越ヶ谷、千住の先よ・・」の洒落どころか、奥州街道の別名の通り、この道は遥か陸奥へと続いているわけですね。
奥州街道千住宿といえば、かの芭蕉の名句、「行(く)春や鳥啼(き)魚の目は泪」で知られるところ。
ところがこの句、千住で詠まれたのでも、次の宿泊地とされる粕壁で詠まれたものでもなく、どうやら後年になって考案されたらしいとは、どこかで聞いた話です。
千住大橋から続く昔の街道筋は、現在の「宿場通り」となっている道幅の狭い界隈であって、現在の国道はあくまでも昭和に入っての震災復興事業でできたもの。
マンションや事務所ビルが連なる街並みを歩きながら、念願だった「こばやし」さんを目指します。
お店の前まで来ると、ここが繁盛ラーメン店とは俄かに信じがたいファサード。
歩道に向けて訴求するような看板類はおろか、暖簾すら出ていない。
重厚な木製の建具に、切りだした木板の看板が掲げられ、独特な雰囲気を醸しています。
ふらっと通りかかって、此処にラーメン屋があるとは、まずわからないでしょうね。
お店に入ってみると、客席は僅か5脚のカウンター席のみ。
その代わり、店の大半を占めるオープンキッチンは、広々。
先客のない中、若いご主人がお一人で、麵粉の配合をしておられました。
つけ麺にも心が動きましたが、外の寒さには勝てず、結局頼んだのは「中華そば」(700円)。
ご主人はさっそく、ストックから煮凝った動物系の出汁を箆で掬い、雪平へ。
それとは別に、琥珀色の魚介スープを温め、頃あいを見ながら合わせていく。
湯に投じられたのは、ひと掴みの中太ストレート麵。
挽き包んだ地粉を使うとかで、濃い茶褐色が印象的です。
グルテンやスターチも加えた6種の粉を、季節ごとは勿論、気温や天候も見ながら配合を変え、毎日打つのだと。
一方で、つけ麺用の麺も見せてくれましたが、色合いはやや淡く、純然たる小麦粉のみの配合です。
ちなみに、こばやしさんでは麵の硬さの注文を受け付けません。
もちろんこれは、調理の最中にいちいち聞いていられない、というような話ではなく、硬麵であげることで、仕上がりの状態を変えたくないからなのだと。
「硬い麺だとスープの量がどうも違うので最初は不思議に思っていたのだけど、考えてみれば、麵は丼に泳がせた後にも、どんどんスープを吸うんですよね・・・」と。
当然、スープが思惑よりも濃く、あるいは塩辛くなってしまうわけですね。
とことんこだわった麺に、ダブルスープ。
否が応でも高まった期待のなか、できあがった一杯。
泡立つほどの濃厚さを湛えたスープを一口啜ってみると・・・・・
意外なことに、豚骨魚介と聞いて構える、あのお決まりのガツンとくる感じは極めて希薄です。
すっきりしているのに、豚骨や魚介の旨みは程よく訴求してくる。
麵も、適度にモチモチした食感で歯切れも良いし、麵そのものの旨み、地粉の風合いが、とてもしっかりしています。
薄味のメンマと刻み葱、それに大判のチャーシューは柔らかな肩ロースで厚みもしっかり。
肝心の麺やスープの旨さとともに、全体のバランスも良いですね。
望むらくは、ほんの気持ちばかりのボリュームアップくらいのものか・・・・・
カウンターに沿った僅か5席というキャパシティだと、ご主人が何とかお一人で切り盛りできる。
しかも、お客さんの顔を見ながらじっくり一杯一杯提供できるわけです。
この環境こそ、趣味性の高いこだわりの一杯を供するためには、守っていくべき線なのかもしれませんね。
当然ながら、昼どきなどは混み合うこともあるでしょう。
時間に余裕のあるときにじっくり訪問したい、千住の名店です。