僅か5席のカウンターで、こだわり抜いた自家製麺、すっきり旨いダブルスープ。 : こばやし

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4.1

1人
  • 料理・味4.2
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-

4.1

~¥9991人
  • 料理・味4.2
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-
2014/02訪問1回目

4.1

  • 料理・味4.2
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-

4.1

  • 料理・味4.2
  • サービス3.5
  • 雰囲気3.5
  • CP3.2
  • 酒・ドリンク-
~¥9991人

僅か5席のカウンターで、こだわり抜いた自家製麺、すっきり旨いダブルスープ。

北千住の西口から5分ほど歩くと、道幅の広い日光街道(国道4号線)が見えてきます。
「草加(然(そ)うか)、越ヶ谷、千住の先よ・・」の洒落どころか、奥州街道の別名の通り、この道は遥か陸奥へと続いているわけですね。
奥州街道千住宿といえば、かの芭蕉の名句、「行(く)春や鳥啼(き)魚の目は泪」で知られるところ。
ところがこの句、千住で詠まれたのでも、次の宿泊地とされる粕壁で詠まれたものでもなく、どうやら後年になって考案されたらしいとは、どこかで聞いた話です。
千住大橋から続く昔の街道筋は、現在の「宿場通り」となっている道幅の狭い界隈であって、現在の国道はあくまでも昭和に入っての震災復興事業でできたもの。
マンションや事務所ビルが連なる街並みを歩きながら、念願だった「こばやし」さんを目指します。

お店の前まで来ると、ここが繁盛ラーメン店とは俄かに信じがたいファサード。
歩道に向けて訴求するような看板類はおろか、暖簾すら出ていない。
重厚な木製の建具に、切りだした木板の看板が掲げられ、独特な雰囲気を醸しています。
ふらっと通りかかって、此処にラーメン屋があるとは、まずわからないでしょうね。

お店に入ってみると、客席は僅か5脚のカウンター席のみ。
その代わり、店の大半を占めるオープンキッチンは、広々。
先客のない中、若いご主人がお一人で、麵粉の配合をしておられました。

つけ麺にも心が動きましたが、外の寒さには勝てず、結局頼んだのは「中華そば」(700円)。
ご主人はさっそく、ストックから煮凝った動物系の出汁を箆で掬い、雪平へ。
それとは別に、琥珀色の魚介スープを温め、頃あいを見ながら合わせていく。

湯に投じられたのは、ひと掴みの中太ストレート麵。
挽き包んだ地粉を使うとかで、濃い茶褐色が印象的です。
グルテンやスターチも加えた6種の粉を、季節ごとは勿論、気温や天候も見ながら配合を変え、毎日打つのだと。
一方で、つけ麺用の麺も見せてくれましたが、色合いはやや淡く、純然たる小麦粉のみの配合です。

ちなみに、こばやしさんでは麵の硬さの注文を受け付けません。
もちろんこれは、調理の最中にいちいち聞いていられない、というような話ではなく、硬麵であげることで、仕上がりの状態を変えたくないからなのだと。
「硬い麺だとスープの量がどうも違うので最初は不思議に思っていたのだけど、考えてみれば、麵は丼に泳がせた後にも、どんどんスープを吸うんですよね・・・」と。
当然、スープが思惑よりも濃く、あるいは塩辛くなってしまうわけですね。

とことんこだわった麺に、ダブルスープ。
否が応でも高まった期待のなか、できあがった一杯。
泡立つほどの濃厚さを湛えたスープを一口啜ってみると・・・・・
意外なことに、豚骨魚介と聞いて構える、あのお決まりのガツンとくる感じは極めて希薄です。
すっきりしているのに、豚骨や魚介の旨みは程よく訴求してくる。
麵も、適度にモチモチした食感で歯切れも良いし、麵そのものの旨み、地粉の風合いが、とてもしっかりしています。

薄味のメンマと刻み葱、それに大判のチャーシューは柔らかな肩ロースで厚みもしっかり。
肝心の麺やスープの旨さとともに、全体のバランスも良いですね。
望むらくは、ほんの気持ちばかりのボリュームアップくらいのものか・・・・・

カウンターに沿った僅か5席というキャパシティだと、ご主人が何とかお一人で切り盛りできる。
しかも、お客さんの顔を見ながらじっくり一杯一杯提供できるわけです。
この環境こそ、趣味性の高いこだわりの一杯を供するためには、守っていくべき線なのかもしれませんね。
当然ながら、昼どきなどは混み合うこともあるでしょう。
時間に余裕のあるときにじっくり訪問したい、千住の名店です。

  • こばやし - 中華そば(700円)

    中華そば(700円)

  • こばやし - 単に自家製麺というだけでなく、粉の配合にとことんこだわっています。

    単に自家製麺というだけでなく、粉の配合にとことんこだわっています。

  • こばやし - キッチンは広々と機能的。座席はカウンターにわずか5席。

    キッチンは広々と機能的。座席はカウンターにわずか5席。

  • こばやし - すっきりした旨みが、ぎっしり溶け込んでいます。

    すっきりした旨みが、ぎっしり溶け込んでいます。

  • こばやし - 柔らかな肩ロースのチャーシュー。

    柔らかな肩ロースのチャーシュー。

  • こばやし - ひっそりとしたファサードで、暖簾もありません。

    ひっそりとしたファサードで、暖簾もありません。

  • こばやし - 自家製の練り辣油。粉唐辛子と山椒がとても効いてます。

    自家製の練り辣油。粉唐辛子と山椒がとても効いてます。

  • こばやし - 陸羽街道の広い通りに面しています。

    陸羽街道の広い通りに面しています。

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店舗基本情報

店名
掲載保留 こばやし

このお店は休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず、掲載保留しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル ラーメン、つけ麺
住所

東京都足立区千住寿町8-17

交通手段

東武スカイツリーライン、東京メトロ日比谷線、千代田線、TX、JR常磐線北千住駅西口から徒歩約7分。
駅前通り(1010ロード)を直進して国道4号線に出たら向かい側に渡り、右へ進んで100mほどです。

北千住駅から587m

営業時間
  • ■営業時間
    [火~日]
    11:30~14:00
    18:00~21:00
    ですが、仕込みの都合や、材料の都合により、営業開始時間の遅れや、早終いの場合もあります。

    ■定休日
    月曜定休

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
~¥999 ~¥999

利用金額分布を見る

支払い方法

カード不可

電子マネー不可

席・設備

席数

5席

(カウンター5席)

個室

貸切

不可

禁煙・喫煙

全席禁煙

駐車場

千住寿町を曲がるとコインパーキング有

空間・設備

カウンター席あり

特徴・関連情報

利用シーン

一人で入りやすい

こんな時によく使われます。

オープン日

2012年3月3日

備考

京成立石にあった「麺食堂X」が
北千住移転を機に
「中華そば つけそば こばやし」
に屋号を変更。
尚、他サイトでは2012年3月2日オープン
とされておりますが、
正確には3月3日オープン(店主確認済み)
なので惑わされないように。

初投稿者

九龍九龍(547)

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