無料会員登録/ログイン
閉じる
公式
お店の営業情報は店舗関係者によって公開されています。
気になるお店はこちらで保存ができます
空席確認・ネット予約
閉じる
リクエスト予約希望条件をお店に申し込み、お店からの確定の連絡をもって、予約が成立します。
1 予約の申し込み
ご希望の条件を当サイトよりご入力ください。
2 お店からのメール
ご予約が承れるか、お店からの返信メールが届きます。
3 お店へ来店
予約が確定した場合、そのままお店へお越しください。
電話なら予約できることがあります
閉じる
03-3876-8757
最新の情報は直接店舗へお問い合わせください。
アールアイさんの他のお店の口コミ
「みんなで作るグルメサイト」という性質上、店舗情報の正確性は保証されませんので、必ず事前にご確認の上ご利用ください。 詳しくはこちら
店名 |
らーめんランド 浅草大門店
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、ラーメン |
予約・ お問い合わせ |
03-3876-8757 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
南千住駅から徒歩20分 三ノ輪駅から732m |
営業時間 |
|
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、カクテルあり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
備考 |
配達あり |
関連店舗情報 | らーめんランドの店舗一覧を見る |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
食べログの会員になるとレストラン情報を編集する事ができます!この機会に是非ご登録ください!
店舗会員になると、無駄な広告費をかけずに効果的なPRができます。詳しくはこちら
紙ではできない予約管理を。いますぐ無料ではじめよう。詳しくはこちら
既に会員登録が完了している方はこちらからログインできます。ログインはこちらから
台東区千束4丁目。8月も中盤に差し掛かり、18時も過ぎると夕陽の沈む早さを徐々に実感する今日この頃。会社休みの週末、私は愛車(自転車)を駆って、かつての新吉原遊郭のメインストリートである仲之町通りを、吉原大門交差点に向かって走っていく。お目当ての中華料理屋はお盆時期のせいか、本日は臨時休業。その可能性も覚悟のうえだったが、ソープランドのネオンが煌く吉原の真っ只中で、どこに入ろうか思案投げ首。
私が最近この吉原ソープランド街を散策するときは、もっぱら自転車に乗る機会が多い。ただでさえ40過ぎの中年が一人でぶらぶら歩いていると、情報喫茶やソープランドの店頭に立つ従業員からお誘いの声が引きもきらない。この界隈は、地元住民よろしくすっかり熟知しているので、わき目も振らず歩いていてもそうなのだから、自転車移動は本意ではないが仕方のないこと。
ただしここで問題。ある小道具を用いれば、一人歩きでも一切呼び込みからの声がかからなくなるが、それは何でしょう?との問題を作っても、日テレ系列の高校生クイズ(全国高等学校クイズ選手権)では間違っても出題されないだろう。答えはこのレビューの最後に載せておく、とは究極のじらし戦法か。あまりのくだらなさにさっさと他のページに移られるのはご容赦願いたい。
仲之町通りの吉原交番前交差点を渡り、しばらく進むと吉原大門と書かれた街路灯が道の両端に設置されている。この場所はかつて遊郭があった時代、まさに大門(正面玄関)があった場所。その先の五十間通りとの結節点に佇むマンション1階に、妖しく光るソープランド、もといらーめんランドと書かれた看板が見えてきた。こちらのラーメン店、もちろん私が吉原周辺を散策する際も幾度となく目にしてきた店。ただしこの場所を通るのは昼間が圧倒的に多いので、閉まっていることが多かった。今日はある意味入店のチャンスかもしれない、そう思って店へと向かう。
この暑さのせいか、引き戸が全開で開いていて店内は丸見え。中には3組の一人客がバラバラに座っていた。白いワイシャツ姿に、グレーのスラックス姿の30代男性は、あきらかにソープランドの従業員といったいでたち。お笑い芸人ロバートの秋山竜次にどことなく似ている。そして真夏だというのに、豹柄のブラウスを着こなした見た目50台半ばの水商売風の女性。傍らには松坂屋の手提げ紙袋が置かれている。デパートでの買い物帰りだろうか。そして奥の席には、白い長袖シャツに金無垢の腕時計をはめた短髪の60近い男性。一見して堅気の職業に就いてなさそうだ。
店内はすべてテーブル席だが、短髪男性の座る席の奥隣りに腰掛ける。着席するなり鼻につくのは、ヘアトニック特有の匂い。思わず振り返ると、瓶ビールをすでに空けているせいか、頬はほんのり上気し風呂上りのようにもみえる。場所が場所だけに、入浴帰りとも見て取れそう。いやソープランドなだけに、姫と一緒に石川優子とチャゲの名曲「ふたりの愛ランド」をデュエットしていたかもしれない。
机の上に置かれたラミネート加工のメニューを眺めていると、すぐに白いタオルを頭に巻いた店主らしき親父が水をもってきてくれる。慌ててざっと目を通すも、麺類は気が進まず定食などセットメニューを検討してみる。ラーメン屋なのに単品メニューが充実しているのはよしとして、なぜか焼魚定食や刺身定食までも記載あり。
さすがに和食への食指は伸びないが、チャーシュー目玉焼き定食(900円)が気になりそちらを注文。素直に考えれば、ハムエッグのハムがチャーシュー代わりといったところだろうか。ふと前方の壁を見やると、何やら激辛認定証なるメッセージカードが10枚程貼られている。この店のウリらしい地獄ラーメン&地獄つけめんを完食した人たちの栄誉を称えているようだ。
メニューを見直してみると、辛さのレベルを1丁目、2丁目、3丁目、5丁目、10丁目と設定しているようで、10丁目以上も挑戦できますと書かれていた。何度かレビューでも書いてきたが、実際のところ私は辛い料理が苦手。地獄ラーメンにはまったく興味はそそらないけれど、メッセージカードに書かれた内容を読むと、遠くは秋田県から訪れた人や、場所柄ソープ帰りの客など様々。「____丁目達成を認定します」との空欄には、完食した辛さのレベルを各自記入することになっているが、千束4丁目とウケを狙ったメッセージも。千束4丁目とは、こちらの店の住所だろとこころのなかで突っ込みを入れる。
すると背後から携帯電話の着信音が鳴り響く。短髪の客への電話のようで、店内での電話も遠慮することなく堂々としたもの。聞き耳を立てていた訳ではないけれど、どうやら連れの男性とこちらの店で待ち合わせだったようで、早くしないと先に帰っちゃうよとやや怒り口調。連れの男性は、何に一生懸命励んでいて、待ち合わせに遅刻するというのだろうか。
ほどなくして私が頼んだチャーシュー目玉焼き定食のおかずの皿と、丼飯、スープのお椀が無造作に置かれる。メインディッシュのおかずを見て吃驚。2個の目玉焼きが、まるでブラを外した貧相な離れ乳の如き見た目といったら、女性レビュアーから下品極まりないとクレームメールが殺到するのだろうか。
目玉焼きの下には、厚さ5ミリ近くはありそうなチャーシューが5切れ。なかなかのボリュームだが、ひとくち噛みしめると歯ごたえを通り越した筋張った感触。おそらくラーメンで提供する煮豚チャーシューを、その煮汁で炒めているようだ。私が食事をしている間、出前の注文電話がひっきりなしにかかってくる。それに応対するのは、がたいのいい男性従業員。二人いてそれぞれ同じような体型だが、ご主人と血縁関係があるのかは不明だ。
ご飯は少し残したものの、おかずとスープは綺麗に平らげてお腹も充分満たされた。水を飲みながらスポーツ新聞を眺めていると、ようやく短髪親父の連れが到着。白い短パン姿にデッキシューズ姿の夏向きな装い、遅れたことに対してしきりに恐縮している。何かうしろめたいことでもしてきたのだろうか。
ビールを追加注文した短髪客は、「何か好きなもの注文しろよ」と促す。短パン客はしばらく思案した揚句、「明太子チャーハンに海老入りでね」とカスタムオーダー。すると短髪客は「そうそう、明太子チャーハンに海老を入れるのはありだけど、海老チャーハンに明太子入りだと味がおかしくなっちゃうんだよな」としたり顔。「実際に作るときはどっちも一緒なんだけどね」と、場の空気を読まない店の主人の言葉に、短髪客は浮かない表情を示した。
解答:
犬を連れていく。
愛犬の散歩というシチュエーションならば、ソープランドの従業員も近所の住人だとまず疑わないだろう。実際に、私も犬を散歩している30歳前後の男性を揚屋町通りで見かけたことがある。衛生上ペットの持ち込みはお断りだろうし、店頭でハーネスをくくり付けたまま、プレイに興ずる酔狂な客というのも考えられない。機会があればどうぞお試しあれ(ただし万が一呼び込みにあっても責任はとれません)。