変わらず期待を超える美味さ : ベンガル料理プージャー

こちらは都電の町屋駅から歩いて10分、言わずと知れたベンガル料理のお店。３月以降は殆ど外食できないストレスのなか、お持ち帰りセットも提供しているということで久しぶりに行ってみた。

お持ち帰りメニューは
セットがＡＢCの3種と単品各種
セットのメインは５種から選べるなど多彩。

今回の購入はCセット
海老のスパイシートマトカレー
バスモティーライス
豆スープ
野菜料理
チャツネ
ヤギ肉のセミドライカレーを組み合わせたＣセットも購入。

クミンがたっぷりのダルは変わらず抜群の美味さ。
一粒一粒大事に炊き上げられたバスモティーライス。
プリプリの海老と酸味の効いたトマトクレービーはご飯が進む。ヤギ肉は名前のとおり濃厚で甘味のあるグレイビー。骨付きの肉は可食の赤身が大部分で肉の美味さ満喫。

こんな美味いセットが1000〜1500円昼も夜もお持ち帰りできる。久しぶりに本当に美味いカレーとバスモティーライスを食べさせてもらって大満足。このご時世でお店の運用は大変だと思うが、変わらずのクオリティで美味い料理を提供していただけるお店に感謝である。

こちらへ来るたびに気になっていた大きいエビのカレー。今回はエビを満喫すべく訪問。

18時過ぎに入店すると、５人くらいのグループがさまざまな料理を堪能中。やや高齢の方から若い人まで、魚やチキン、マトン、野菜と多彩な料理を注文できるグループでの食事はやはりいいなぁと思わせる。

そんなテーブルを横目に、お目当ての「大エビのココナツカレー」はもちろん、サイドとして「ヒヨコ豆」、「青鬼ビール」、「バスマティライス」は大盛りで注文。

強い苦味とほのかな甘みが美味い、国産の「青鬼ビール」このお店で始めて知ったのだがけっこうハマってしまった。

豆のカレーって定番ではあるものの、激ウマというのは少なくそれだけで終わりだとかなり物足りなさが残るのだが、ここの豆は凄い。食べてて恍惚とするような美味さで、クラクラしてくるくらいである。ご飯と混ぜても米と合わさることでその美味さは引き立ち、ここへ来たらこのヒヨコ豆は絶対外せない逸品である。

そしてメインの大エビココナツカレー。
グービーの濃厚エビ感だけでご飯がいくらでも食べられてしまう。ココナツの風味と甘みのバランスもよく、ご飯との相性が素晴らしい。
でっかいエビは、殻つき有頭と、エビ好きにはたまらない仕様。もちろん殻ごとかぶりつく。プリップリの絶妙な仕上がりのエビと濃厚グレービーの絡みに美味いご飯が合わさって、エビ&ご飯好きの心を揺さぶる美味さである。こんな美味い料理を食べさせてくれるお店に感謝である。

米好きベルちゃんが安心して行けるご飯の美味しい店は限られてしまう。そうした中でこちらのお店は安定して素晴らしい炊き加減のバスマティライスが食べられるお店。今回はランチがカマスのマスタードカレーと聞いて早速お出かけ。

開店12時ちょっと過ぎにお店に入ると先客1組、すぐに後客1組。迷わずカマスのマスタードセット、ライス大盛り（100円増し）とチャイを注文。

このお店には何度も来てはいるものの、マスタード系のお魚は食べたことなかったので楽しみである。

程なく到着のお皿にどどーんと盛られた粒よりのバスマティライス！思わず何もかけずに頬張ってしまうのはいつものこと。落ち着いて豆の旨味がグッとくるダルに舌鼓。続いて玉ねぎとじゃがいもの炒め物で芋ご飯にご満悦。そしてお目当てのカマスのマスタード。マスタードの使い方が全面に出すぎず、ホクホクのカマスを包み込んで素晴らしく美味い逸品。ここの料理は個性を持ちながらもバランスを崩さない味付けに感動すら覚える。

美味い料理を夢中で食べた後はホットチャイで余韻を楽しむ。

後客の女性は、長粒米はあまり美味くないイメージがあるが、ここのは美味い！という趣旨のことを言っていた。嬉しい限りである。長粒米とカレーの組み合わせをもっと多くの人に理解してもらえるように、このお店には頑張ってほしいなと思う。

こちらは言わずと知れた、入り口ドアに「ナンありません」と書かれた、料理に情熱を持ったお店である。これだけでも美味い料理が食べられることを、誰もがわかりやすく提示している素晴らしいお店。

お店のSNSに「ソイ」のカレーがアップされていたので、たまらずお出かけ。

単品注文で、
インドの青鬼（ビール）
トマトサラダ（トマト、タマネギ、パクチー）
挽き割りひよこ豆のスープ（カレー）
黒ソイのスパイシーカレー（魚）
バスモティーライス（大盛り）
マンゴー風味ションデシュ（カッテージチーズ）

ビールは国産のようだが、強い苦味を包み込むような甘さがあり、とても美味い。各地の地ビールを除いて缶で買えるビールとしてはダントツに美味い。

ここに来た理由の１つにこのトマトサラダがある。トマトがフルーツのような甘さがあり、タマネギのピリッとしたアクセントとセンスのいい味付け。このお店に行ったら必須のサラダである。

スープと題目が付いているが、カレーとして通用する味付けのひよこ豆のスープ。写真では分かりにくいが、質の良い豆がたっぷりで、ご飯と合わせてこれだけ単品で食べても嬉しいぐらいのクオリティー。豆の煮込み加減も完璧。今まで食べた豆系では1番。

そして到着の黒ソイ！濃いめのグレービーとふっくらホクホクの白身が合わさり、単体の料理として、ご飯のお供としても最高に美味い魚料理。1200円は安い！絶対食べるべし。

言わずと知れた安定の炊き加減のバスモティーライス。写真を見ていただければどれだけ美味いか想像できると思う。

デザートのカッテージチーズは、独特のざらつき感と甘さと風味がクセになる美味さ。これもこのお店に来たら必須であろう。

それにしても、一品一品の存在感が凄いのにクドさが全くないのが素晴らしい。ベンガル料理はスリランカ料理と並んで日本人の心に響く料理かもしれない。

ランチでは結構お客が入ってるが、夜は私の他にお客がいないのが残念で心配だった。カレー好きの皆さん、是非食べに行ってください。期待を裏切らない美味い料理が食べられます！

こちらは都電町屋停留所から徒歩５分のベンガル料理屋さん。入り口に「ナンはありません」の張り紙で有名なお店である。カレーといえば「ナンとバターチキン」しかないと誤解している人が多く、お店側のインフォメーションも不十分な中、このお店は明確にどんな料理を出しているのかはっきりしているとてもいいお店である。

夜のコースは何度かお邪魔したことがあるのだが、今回は初めてのランチ。お店のツイートで、鰤のカレーが食べられるとのことで行ってみた。

鰤の他に、豆、ジャガイモと野菜、玉ねぎと野菜を和えたものがついた1200円のセットである。お米はもちろんバスマティ（お店の表記はバスモティ）。100円増しで大盛りにできる。米好きベルちゃんとしては迷わず大盛りである。

特筆すべきはお米の炊き加減である。油脂やスパイスなどは混ぜていない白飯で、長粒米の白飯がふっくらパラパラ、香りよく炊きあがっていることは少ないのだが、このお店の白飯は今まで食べた中で１番の炊き上がりである。思わず何も乗せずそのままでパクパクとかぶりついてしまった。
そんなお店が作る各種の料理は当然のごとく美味い。ぶりの身のふっくらとした食感と魚の旨味を壊さないスパイス使い、単品メニューとしても納得のクオリティーの豆やジャガイモ、玉ねぎの和え物。一品一品がハイクオリティで、大盛りの絶品ご飯とともに大満足なランチプレートである。

別途注文した濃厚なチャイはなんともホッとする味で、奥様の優しい笑顔とともに、このお店に来てよかったなと思わせる家庭的な雰囲気もこのお店のいいとろである。

客層もマニアだけでなく、家族づれが複数来ていて、「ナンの無いカレー屋さん」でも理解者が増えていることに嬉しさを感じるのである。