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店名 |
移転
海鮮乃里(カイセンノリ)
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋、海鮮、釜飯 |
住所 | |
交通手段 |
JR赤羽駅東口から徒歩5分 赤羽岩淵駅から273m |
営業時間 |
|
予算 |
¥2,000~¥2,999 |
予算(口コミ集計) |
¥4,000~¥4,999
|
支払い方法 |
カード可 (VISA、Master、JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
サービス料・ チャージ |
お通し(450円)・お座敷はサービス料を頂きます |
席数 |
16席 (1階 カウンター 8席、2階お座敷 8席(お座敷をご希望の場合はご予約ください)) |
---|---|
個室 |
有 (4人可、6人可、8人可) 2階のお座敷は4名様よりご予約承ります。 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 2020年1月より全面禁煙となりました |
駐車場 |
無 近くにコインパーキング有ります |
空間・設備 | オシャレな空間、落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり、スポーツ観戦可 |
コース | 飲み放題 |
---|---|
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、ワインあり、日本酒にこだわる |
料理 | 野菜料理にこだわる、魚料理にこだわる |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン |
サービス | 2時間半以上の宴会可、お祝い・サプライズ可 |
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
オープン日 |
2015年12月11日 |
備考 |
1/16移転しました! お間違えいないようお願い致します。 |
お店のPR |
赤羽駅5分◆【東京都北区赤羽1-39-5ライオンビル明晃館205】に移転しました!
1/16移転Newオープンいたしました。 |
初投稿者 |
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もう、矢も楯もたまらなくなった――
そうとしか言いようがない気持ちが爆発していた。
きっかけは思い出せない。
いや、思い出せる。
そうだ、仕事か。
仕事だ。
出社制限が緩和されてきて、
また通勤電車にブチこまれて、
会社あるあるストレスにまみれれば、
もう家飲みではおさまりがつかない。
色々な黒いもやが己の裡にわだかまる。
わだかまって、圧が高まり、爆発する。
そうして家を飛び出し飲み屋に走ったのだ。
会社でも家庭でもない場所が必要だったからだ。
その時は折よく、
まだ「第三波」の予兆もないころだった、
ための安心感もどこかにあったかもしれない。
――走った先は赤羽。
ほどよくいつもの行動範囲から離れた地域。
この、飾り気のなさがたまらない。
池袋をさらに雑多にしたような泥臭さ。
いわゆる赤羽カラーというやつか。
「孤独のグルメ」のまるます家の回で知って以来、
いつの間にか憧憬の対象となっていた街である。
そこに、気になっている居酒屋があった。
海鮮乃里。
なんと日本酒メニューに「磯自慢」がある。
本醸造好きなら当たってみたくなる酒だ
そいつをクイクイ呷ってやろうじゃないか。
俺が倒れるか瓶が空になるかの勝負をおッぱじめてやる。
などと意気込んで入店してみたら、まさかの品切れだった。
6本1ケース単位でしか仕入れられないため、
たくさん客が来るシーズンにならないと、
ヘタに入荷できないという。
まして今の状況では――。
ううむ、である。
コロナ憎んで人を憎まず。
気持ちを入れ替えてメニューと向き合った。
そうして白板手書きメニューを見てみると、
うんうんこいつは面白い、というものばかり。
刺身五点盛りのリーズナブルな価格も良いし、
メヒカリの唐揚げなんてものまである。
渋く青柳の酒蒸しをキメるのもいい。
日本酒のアテが盛りだくさんだ。
と、言ってる間に鳳凰美田が運ばれてきた。
升にグラスをぶち込んだ角打ち的なスタイルだ。
なみなみと注いでから、瓶がドスンと目の前に置かれる。
いい風情だ。
ああ、俺は今お外で酒をやってるんだな、
という気持ちがいやおうにも盛り上がってくる。
そこに追い打ちをかけてきたお通しに驚かされる。
あら、サバの揚がったのが甘酢にからんでるよ。
その脇には、白魚のうでたのにポン酢かなこれは。
どちらにせよ、「とりあえず」感のないお通し。
こういう店、どう思います?
私は大好き。
「これは席代みてェなもんですからへへへ……」
みたいなツラが浮かんでくるお通しはどうもいけない。
「これがウチの店です。ウチが喰ってもらいたいものなんです」
そういう気概を酒の香気に含ませてくる店はたまらない。
よっしゃ、いろいろ試してやろうじゃないか、という気持ちになる。
店を見渡せば、カウンターばかりの手狭なスペースだが、
ほどよくソーシャルというかフィジカルディスタンスされていて、
アクリル板仕切りだけでなく席ごとにマスクカバーもスプレーもある。
なんだよ……勢いだけで入ったけど、
目当てにしていた磯自慢もなかったけど、
いい店じゃアないか。
気がついたら、
アツアツのメヒカリ唐揚げをハグハグしながら、
日本酒をグイグイやっておりました。
このメヒカリってやつがねっとりとした食感に、
白身特有の淡泊な旨味がからんでくるんで新感覚。
そいつの熱に悲鳴を上げている舌先に、
サァッと吟醸の慈雨を降らせれば、
魚と酒とが融けあったものが、
ドスンと肺腑の底まで落ちきって、
五臓六腑が歓びに満たされるッてわけだ。
しかし、ちょっと食べすぎたかもしれない。
いやいや、だって刺身の5点盛りを頼んだら、
まさか7点以上盛られてるとは思わないでしょう。
もちろん美味しくいただきましたよ。酒も進みましたよ。
ああ、なんだか嬉しくなってきちゃったなあ。
やっぱり外飲みはいい。いいもんだ。
そんな楽しさを久方ぶりに堪能した夜だった。
関東は、またなんかめんどくさい状況になりつつありますが、
新しい飲み方と生き方で、なんとか手前も乗り切りつつ、
こういう店を乗り切らせにゃならんとも思った次第です。
ここまで読んでいただきありがとうございました。