十条：やはり料理が丁寧すぎるダイニングバー : ひ

2023.11
　サウス山の手線エリアに異動となったのでノース(郊外)の十条で世話になった店に挨拶回りするシリーズ、写真を中心に思い出メモという位置づけです。
　２軒目は、店の外見はスナックとしか思えないのに料理が丁寧すぎるキッチン＆バー ひ 。
　料理メニューは日替わりで種類も多くないのですが、味を重視して原価率を無視したメチャ美味料理がホワイトボードに並びます。

◆焼き茄子
　丸ごと１個を縦切りにして、鰹節をたっぷり。
　素直に美味い前菜。

◆ぶりかま
　焼きが絶妙で、ジューシーな身肉が美味い一皿。

◆大根菜と豚肉の炒め
　炒めが完璧な大根菜と豚肉に、にんにくが絶妙なアクセント。

◆オムレツ
　バターを惜しみなく使ってくれる ひ のオムレツ、今回も美味い。
　卒業記念にケチャップアートしてくれました。（「もえもえキュン」をリクエストしたら丁重に断られましたが・・・）

◆カルボナーラ
　既製品のソースではなくイチから作り上げるソースはコクがあって美味い。
　ベーコンも惜しみなく使ってくれますし、これは絶対のおすすめ。

　店主のひぃママの人柄と常連客のフレンドリーさが揃い、そして何より料理が美味い店、お世話になりました。

2023.08
　外見上はスナック以外の何モノにも見えず、「出てくるのは柿の種、座るだけで１万円？」という先入観があったのですが、某十条ジモティから料理の凄い店という噂を聞いたので勇気を出して入ってみました。

　ＤＡＹ－１は、ハイボールをお供に軽く。
◆もやし豚平焼き
　名前は安っぽいのですが、焼きが完璧。
　もやしの食感と肉の旨味と玉子のふわふわ感が揃った逸品です。
　「スナックとは思えない・・・」と呟いたら、「ウチ、ダイニングバーですから・・・勘違いする人も偶にいますが」との返しで、いきなり料理の旨さに驚いた１皿目。

◆鶏塩焼き
　これも焼きが完璧で、驚きの一皿。
　皮目のパリパリ感と肉のジューシーさが揃っていて、ただただ美味い。
　いやホント、スナックの料理とは思えません。（「だぁかぁらぁ、ダイニングバーや！」と突っ込んでください）

◆おつまみカレー
　ＤＡＹ－１の〆は、おつまみカレーなるものを。
　ココット皿で出してくれるハーフサイズのカレーで、結構辛め仕上がり。
　「今日は唐辛子２本入れて仕込んだから、少し辛いかも」と言い添えて出してくれたカレーは、辛いだけでなく旨味も強い上モノです。
　具の鶏肉とトッピングのパセリチーズもいい感じで、人気の〆メニューとの話に強く納得。

　ＤＡＹ－２も、ハイボールをお供に軽く。
◆じゃがいもガレット
　注文を受けてからじゃがいもに包丁を入れ始め、かなり時間をかけて作ってくれた一皿。
　香り立つ一皿はスナックの料理とは思えないビジュアルで（「まだ言うか？」と突っ込んでください）、細切りと繋ぎを別パーツで用意して焼きながら一体化させる手の込んだ料理で、食感もカリカリ＆ふわふわを一緒に楽しめる素晴らしい料理でした。
　手間がかかるので注文が立て込んでいる時は回避したほうが良いかもしれませんが、チャンスがあれば速攻で注文すべき料理としてメモしました。

◆焼きそば大盛
　〆は、パスタが売り切れていたので焼きそば。
　手を抜こうと思えば手を抜ける料理だと思うのですが、肉も野菜も火の通りが完璧で、本当に丁寧に作ってくれることが分かります。
　
　ＤＡＹ－３は、ハイボールを中心に少しディープ呑み。
◆はんぺんバター焼き
　名前はシンプル、でも香りたちの素晴らしさに驚きます。
　火の通しも上々で、酒が進む困った１皿目。

◆ニラ玉
　これも名前はシンプル、ですが玉子のふわふわ食感と甘み、しっかり火が通って旨味が出ているニラの組み合わせは、素直に美味い。
　しかも玉子の量を惜しんでいないところも嬉しいところです。
　「この店、もしかしてダイニングバー？」と気づき始めた３日目でした。（遅い！と突っ込んでください）

◆きのこスパゲティ
　３日目の〆は、パスタを頼んでみました。
　スナックなら冷凍庫から出して袋を開けてレンチンでもおかしくないメニュー名ですが、当然ながら完全手作り。
　最初に感じるのは香りで、しめじ・えのき・ベーコンから、そして和風ソースから立ち昇る香りが一気にテンションを上げてくれます。
　麺への火の通しも完璧で、本当に美味い〆メニュー。

　という感じの３回でした。
　料理は何を頼んでも本当に素晴らしい。
　店の外見はスナック以外の何モノでもないので勇気がいりますが、女将さんも常連さんもフレンドリー。
　楽しくて料理にも満足できるオトナ時間を過ごせる店だと思います。
　機会がありましたら、ぜひ・・・