あらゆる意味でチャーシューの店 : 東京ラーメン マリオン

再訪。4回目。
東十条駅近くにあるラーメン屋。

チャーシュー握りとか、チャーシュー麺とか、チャーシューのツマミとか、
結局チャーシューのお店だよなと思っていたのだが、
訪れた今回、それを決定づける料理を頂いた。

「チャーハン」

見た目は何の変哲もないチャーハンなのだが、
小さく刻まれたチャーシューが素晴らしくいい効果を発揮しているのだ。
普通、チャーハンに入るチャーシューは、賽の目とかに切られてそのまま混ぜ込まれるが、
こちらのお店ではカリカリ寸前になるまでしっかり火を通しチャーシューの旨味を外に出してご飯にたっぷりと絡めさせるのだ。
このチャーシューはご飯との相性が抜群にいいので、
チャーハンにしても相性が抜群にいい。

チャーハンの仕上がりはドライ。
ご飯の水分はしっかり飛ばされており、チャーシューの油や旨味をしっかり吸ってくれている。

美味しいチャーハンです。

再訪。3回目。

忘年会で散々呑んだ帰りに、東十条で途中下車して2軒目利用。
シメで訪れた。

ラーメンだけ頂くつもりだったのに、
チャーシューの文字を見たら、途端にビールが飲みたくなった。
それにこのラーメンのスープは、呑んだ後に妙に旨いんだよね。と自分で言い訳。

ということで、まずビールを発注。瓶ビール登場（560円）。
そして「チャーシューメンマ」（530円）。
最後に「ワンタンメン」（800円）。

「チャーシューメンマ」は、チャーシューのスライスに、メンマと長ネギが添えられる。
つまみとして密かに最強とも思える組み合わせ。
チャーシューは冷たい系なれど、メンマとの相性もよく、
また、長ネギはチャーシューと合わさると脂を上手く吸収してくれて美味。

「ワンタンメン」は、スープによく馴染んだワンタンがトッピングとしてゴロゴロ。
茹でる時に、お湯ではなくスープあるいはチャーシューの煮汁を使われているのだろうか。
それくらい馴染んでいる。
麺は、若干細めの縮れ麺。ボソボソっとした食感がジャンキーで旨い。
スープは豚ベースの濃いめ醬油味。
化学の力は感じるものの、この手のラーメンでそんなことを気にしていては楽しめない。
ビールの残りと共に、このスープを楽しんだ。

忘年会の帰りに立ち寄って少しやってしまった感はあるが総じて満足。

次回は、ワンタンとビール。
ワンタンのスープをアテにしてビールを頂く作戦。

再訪。
夕食兼晩酌で。

前回訪問時にチャーシューが美味しいことを確認済みだったので、
今回はチャーシューで攻めた。

頂いたのは、
「チャーシュー」（360円）
「ギョーザ」（480円）
「チャーシューメン」（880円）
それと、ビール（560円）

「チャーシュー」は薄くスライスされ、常温で出てくる。
常温だと脂身は融解せず白いまま。口の中に入って初めて融け始める。
チャーシュー自体は旨いけれど、融けていない脂身はあまり美味しいとは言えない。
でもまぁ、融けちゃうとやっぱり美味しいから、
ビールがどんどん進んじゃうんだけれどね。

とはいえ、やっぱり、
温められて脂身が最初から融けている状態の方がはるかに美味しい。
「チャーシューメン」に乗っているチャーシューは、
分厚いスライスにもかかわらず脂身がちゃんと融けている。
そうなると旨味全開。
赤身の旨味、脂身の旨味、漬けダレの旨味が相まって、絶妙に旨い。
ラーメンの具のチャーシューだけで、ビールのつまみになる。
そして、チャーシューの旨みが融け出したスープを
しっかりと絡め取る平打ち麺をズズズッと啜り、
ビールの合間合間に炭水化物的な旨味を堪能。
そして、残ったスープをアテにしてビールを楽しむ。

いや〜、チャーシューを単品で頼むんじゃなくて、
最初からチャーシューメンだけで良かったわ。
チャーシューメンがビールのツマミになるし、シメにもなる。
いいわ、これ。

東十条駅からすぐ。
昭和の香りプンプンの、昔ながらのラーメン店。

頂いたのは、
「ワンタンメン」（730円）
「にぎり（3個）」（330円）

「ワンタンメン」は正直なところそれほどでもないんだけれども、
その中に入っているチャーシューはかなり美味しいんだよね。
醤油ダレの染み込み加減と肉の旨味とが綺麗にバランスされていて旨い。
このワンタンメンと全然釣り合いが取れない。
で、でもワンタンメンが美味しくない訳じゃない。★3.1

で、でもやっぱりチャーシューは旨いんだよね。
だから、そのチャーシューを使った「にぎり」は素晴らしく旨い。
チャーシューの柔らかさや、温度や、おにぎりとの一体感が、見事。★3.6

飲んだ後の〆にこちらのお店を訪れて、
ラーメンではなく、このにぎりだけを軽く摘まんで帰る、というのもアリかも。