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店名 |
扇屋(おうぎや)
|
---|---|
ジャンル | 日本料理、惣菜・デリ |
予約・ お問い合わせ |
03-3907-2567 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
JR王子駅北口より 徒歩30秒 王子駅前駅から159m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
(テイクアウトのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
ホームページ | |
公式アカウント | |
オープン日 |
1648年 |
備考 |
※ 店舗の裏にある、音無川親水公園のベンチで玉子焼を食べることができます。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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王子駅前にある玉子焼の専門店です。
慶安戌子年(元年・西暦1648年)創業という老舗で、もともとは、料理屋だったとのこと。
落語の「王子の狐」に登場するお店です。どんな話かというと、
王子稲荷に参詣した男が帰り道で狐が化けた美女に声をかけられたのですが、狐だと気付き、狐に一杯食わせるという話です。
美女と共に料理屋に上がり、食事をし、土産に玉子焼きを包ませ、「勘定は女が払う」と伝えて帰ってしまいました。
残された狐は、店のものに正体がばれて、追いかけまわされて散々な思いをして逃げだします。
男は長屋に帰り、その話をすると、「狐は執念深い、恨まれぬよう、謝りに行け」と言われ、ぼた餅を持って、狐の住む穴に行きます。
狐は穴の奥でうなっていると、子狐が「今、人間がきて、謝りながらこれを置いていった」と手土産を渡す。開けてみると、中身は美味そうなぼた餅でした。
すると子狐は「母ちゃん、美味しそうだよ。食べてもいいかい?」と問う。
それに答える狐は「いけないよ!馬の糞かもしれない」という話。
そのお土産に包んだ玉子焼きが現代にも残っているということで、落語好きでなくとも、歴史好き、江戸文化好きにはたまらないお店です。
ちなみに王子稲荷神社には、この狐が住んでいたという穴があります。
今のお店は、駅の売店のような小さなカウンターのみ。お店の方は常駐しておらず、いない場合は呼び鈴を押します。
売っているのは、玉子焼のみ。パック入りの二分の一(650円)が売れ筋でしょう。一折は1,300円と大きなものを買っても基本的には価格は同じです。
いただいたのは、
■玉子焼・一折(1,300円)
味見だけなら、半分サイズで十分ですが、折に入っていたほうがお土産として雰囲気があるので1本を買いました。
店頭に並んでいるのは、半分のみで、1本の注文があると、お店の方は裏に取りに行きます。
賞味期限は、購入日も含めて3日間でした。
箱を開けると、見事な玉子焼きが入っています。
切って食べれば、甘さが強い玉子焼きですが、寿司店向けに売る築地の玉子焼店よりも甘さは弱く、鰹だしと卵の旨みも感じられるものですね。
折り畳んだところで崩れたりしないのが、さすが名店の調理ですね。全体が一体化しているような印象を受けます。
甘さが強すぎないので、日本酒でも、辛口ではない大吟醸あたりで合わせると美味しいでしょう。
折に入った玉子焼きは立派で、この価格の価値はありますね。また、お店の背景を知れば、玉子焼きの美味しさも倍増します。
王子稲荷に参詣の帰りには必ず買いたい玉子焼きです。
以下は、箱に添えられていたお店の沿革のリーフレットをテキスト化したものです。
お店の歴史を後世に残すにはデジタル化するのが一番なのでこちらに掲載しておきます。
王子扇屋の沿革
扇屋は慶安元年三代将軍家光の時代に初代弥左ェ門が農業のかたわら「農間煮売商人」の看板をかけ掛茶屋をして居たのが始まりでそれから当主で十五代になります。
江戸時代になると文人墨客の筆や「江戸処図會」「江戸砂子」江戸土産、錦絵などに書かれるようになり又文化文政の頃蜀山人が随筆に「王子の茶屋は茶めし、田楽料理のみにて青魚に三葉芹の平皿に盛りたるのみなりしに今日扇屋、ゑびやなぞ云ふ料理出来てその余の茶屋も其の風に学ぶことゝなりぬ」と書いてあります。
文化文政王子稲荷社の最も栄えし頃当店も飛鳥山の桜、滝の川の紅葉などと共に江戸ッ子の遊山行楽の場所として多いに繁盛し宏壮の店舗となりました。江戸名所図會には「料理店の亭造壮麗にして後亭の前には皎潔たる音無川の下流をうけ生州をかまう、此の地はるかに都下を離るゝと云えど常に王子稲荷へ詣ずる人こゝに憩い終日流れに望んで実に宴会に冠たり」とあります。
武江年表に依ると扇屋の開店は寛政十一年となっていますが料理屋になったのが此の頃で「江戸時代一流会席番附」や「料理席献立競」には八百善、平清、酔月楼、扇屋と一流の店となりました。
「寝ぬ夜のすさび」と云う古書に料理屋の折詰は扇屋より始まれりと書かれてあり面白いことには有名な落語「王子の狐」外いりいろの話題に扇屋名物玉子の釜焼折詰に江戸時代のこと故硫黄のついた「つけ木」をさし添えて狐に化かされないまじないにしたと云う事であります。
明治七、八年に明治大帝岩淵一帯機動演習と印刷局抄紙部王子工場に行幸あらせられた時と二回御休憩の栄を賜はり昭和戦争後あすか山と権現山との谷間を流る音無川を庭園の内におさめ眺望都下随一の現在の店舗に移しました。
いざあけんゑびや扇屋とざすとも 王子の狐かぎをくわえて 蜀山人
扇屋も地がみの加護で繁盛し 扇屋へ馴染になった三ノ午 文政十一年作 柳多留