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店名 |
豊川
|
---|---|
ジャンル | 日本料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-3915-2480 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
大塚駅から109m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥3,000~¥3,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 |
席数 |
80席 |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、掘りごたつあり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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なぜこんなにも人が多いのだろう。
いつもの居酒屋で食べものもやれず(それはおれの勝手のことだけど)、女の子にちょっかいも出せぬままにこれ以上しがみつくのも時間の無駄と覚悟を決めて腰を上げ、今度は仲通り商店街を「魚一」の前までやって来て恐る恐る中を覗けば、憐れカウンター席が埋まってる !
仕方なくそのまま踵を返し、バス通り踏切近くのそば屋の格子越し、やはりテーブルは満タンのよう
―― と、そこまでは、そんなことだろうなとは半ば覚悟していたのだけれど ……
ならば演芸場通りをつたって坂を下りて久々、もはや懐かしい気持ちでスパゲッティ屋さんに突っ込んでみる。
すると私が利用していた頃とはまたがらりと客層が入れ替わっていて、三十代と思しき若い男性チームが怪訝な表情を浮かべ、マスターに「あと一人来るんで」「あと一人来るんで」と繰り返し、それを受けたマスターも、「あと一人来ますので」と、もうそのまんま ……
―― ああ、この界隈で30年飲んでて、こ~ゆ~肝心なときにかくまってくれる店の一件もないなんて、ほんと情けなさすぎるわ、おれ ……
【その翌日 ……】
こないだと同じ戦法。国鉄を手前の大塚駅で下りてご飯をやり、お散歩写真をやりながらの池袋入りを試みる。
こないだとの大きな違いは、痛風発作も治まってびっこ引いてないということ。
地図を確認してみると、新大塚を経由する道で南下してしまった為に池袋までかなり遠回りになり、且つ途中で道まで間違えるとは、足痛いくせによくやったわ ! と、自分自身に良く言って感心、悪く言って呆れてしまったが、今日は同じ失敗はしないと肝に銘じて(遅えよ !)歩きはじめる
最初は南口の商店街を練り歩いていまいちピンと来ず。未だ時間もたっぷりあったものだから、ちんちん電車の横をかすめて北口に。
すると何やらこちらにも趣を異にする商店街があって、その通りをお店を物色しつつ西に進んでみる。と、大衆割烹というのを見つけ、お昼の定食も充実しているようだがそこは先ずキープ。しつつ先に進むとすぐにあたりがさみしくなってきて、慌ててその“大衆”へと舞い戻るぼく
<R4.9.4>
「豊川」
モータドライヴの引き戸を突っ込んで、目の前にカウンター席があったが、空いているその端っこはお店の動線のような気もし、でも迷う間もなくお姉ちゃんがどこでもどうぞ ♪ というので靴を脱ぎ、広い座敷席にあがってぜんぶを見通せる一番奥へと陣どった。
注文はもう決めている。
というか、それが品切れしていたら偏食の私にはもう焼魚定食しか保険がなかったのでちょっとひやひやしていたのだが、無事注文が通ってlucky !
また昨夜の不完全燃焼の反動が今頃還って来たか、良い調子でお酒ひとつつけてしまった !!
“お酒” @290
“天ぷら盛り合せ+しらす丼” 900
なんだかミステリアスな計算に依り(笑)、〆て1,220円也。
それなりに年季が入ったお店には間違いないはずながら、掃除が行き届いているからか、それとも未だそんな時間ではないからか(酔っ払いに穢される時間ではないからか)、座敷席でも清潔感があって、目の前で賑わうお客さんとの風景とも相まれば、非常に気分が良い。
つきだしは出てこなかったが、その分明朗会計なのだろうと、それは納得出来る。
そしてお酒は手酌がうまい ♪
おっかけ膳が舞い降りたなら、昨夜のすべてがとり返せるかのように気分が高揚してきて、もう映画なんかどうでもいいから、このまま腰据えて飲んじゃおうかと思ったくらい ……
海老が思ったほどヘンじゃない(私がいつも言ってる、熱の入って尚透明をキープするヘンなものを免れている)ことは意外。
これは酸欠だろうか !? ご飯の上で大量に死んでいるカタクチイワシの稚魚の無念を晴らして(そ~ゆ~言い方やめろ ! あとしらすってカタクチイワシでほんとに合ってんのかよ)成仏させてあげる為、思う存分にしょう油を回してやったら、案の定そのうちの何尾かが蘇って元気に泳ぎはじめた !
(嘘をつけ !)
お酒の徳利よりもつゆ徳利、お酒の猪口よりもそば猪口の操作に慣れている私だが、そば屋で培った技術を活かしてお酒をやる。
やっぱりこの天ぷらとしらすご飯に、あたりまえのことながらチープなお酒が、いや ! チープだからこそ嵌まる嵌まる !!
茄子だと思って最後まで残していた天ぷらも、かぶりついたら意外。これって穴子だったんだ ! それかウナギかウミヘビか、そのどれか !
―― お前ほんとテキト~過ぎ ! そのうち絶対ミシュラン調査員の資格剥奪されるよ ! まあそのときには、ヨコハマタイヤの調査員になるからいいけどね ♪
後ろ髪ひかれる思いで腰をあげる。
“ほろ酔い”にもなっていない気がしたが、靴を履くときに、まあ脱ぐときからすでにそう思ったけど、痛風が治ってて良かったわ !(笑) と神様に感謝しつつ、西へ向かいながら春日通りに出れば良いと自分に言い聞かせながら進む。
これから池上季実子のおっぱいが見れることなど、そんなことは関係ない ! 池上季実子のおっぱいだろうと佳那晃子のおっぱいだろうと、そ~ゆ~ことじゃなくって、映画という芸術表現を嗜む為に、おれは往くのだ。
ただそこでもしもおっぱいが出て来てしまったら、それは二次的なこととして、見るけどね。副産物的なものとして、見ちゃうだけだ
【以下映画の話】
監督:五社英雄
原作:宮尾登美子
出演:緒形拳 池上季実子 浅野温子 倍賞美津子 佳那晃子
1983年 145分 日本
「陽暉楼」
西田敏行さん主演、降旗康男監督の「寒椿」という素晴らしい映画も、土佐随一の料亭「陽暉楼」を舞台としており、完全に実在の料亭なのかなと思いきや、これは両作が宮尾登美子さんという、高知出身で、その世界に生まれ育った人生経験を元に描かれた小説を原作としていることに依るよう。
スクリーンはご存じ日本最高峰の名画座である、池袋「新文芸坐」 !
二本立ての併映、「極道の妻たち」もちゃんと観ておらず非常に気になったのだけれど、情なくも、この年で映画二本立てもきついと思って、どっちがたくさんおっぱいが出てきそうかなと悩み抜いてこちらをチョイスした次第
―― だって、岩下志麻が絶対おっぱい出すわけないもん ……
で、いきなり感想なんだけど、こないだ初めて同監督の「鬼龍院花子の生涯」を観ても思ったことなんだけど、今邦画を作ってる人たちって、なんとか製作委員会の人たちって、役者の人たちって、こういう昭和の“本気”を観たとき、恥ずかしくないのかな ? ってこと。
こんな宝石のような作品と、今自分たちが作ったものとを比較してしまったら、生きてて恥ずかしくないのか !? ってこと。
この日本という国は、戦争でこてんぱんに打ちのめされたって、国民に気持ちがあればわずか二、三十年でみるみる立ち直るのに、逆に国民に気持ちがなくなったら、たったの二、三十年でここまで朽ち果ててしまうものなのか ……
日本の崩壊が、映画というひとつの芸術にさえ完全に顕れていると思うと、もう何とも言えない憂いに苛まれてしまう
「女は競ってこそ華、負けて堕ちれば泥」
現代のライターでは誰も書けないであろう触れたら切れるようなキャッチコピーがいきなり迸(ほとばし)る !
松竹の「寒椿」でもその豪華さに驚かされたが、こちらも東映の威信を賭けたgorgeousなフルセットの中で(公開年は「寒椿」のほうがかなり後だが)、これまたgorgeousな音楽にのって芸妓が躍動しはじめるとき、そこで心に沸いてきた既視感をなにかと考えて、ああ、これってジェラルド・バトラーの「オペラ座の怪人」のオープニングのときに覚えた、あのドキドキとおんなじだ !
とにわかに気付かされた
池上季実子vs浅野温子に、佳那晃子vs倍賞美津子という女同士の闘いのクロスは、生々しく激しいが、しかしどこか気高く、なかんづく潔い。
大げんかしたあとで、女衒(緒形拳)の娘である陽暉楼のトップ芸妓、桃若(池上季実子)と、女衒の年の離れた愛人である珠子(浅野温子)との間にそこはかとなく芽生える、お互いへのリスペクトの中での一時の別れ、からの ……
桃若が(今の言葉を使えば)シングルマザーを覚悟して生んだ娘の子育てをサポートしようとする珠子との奇妙でメロディアスな関係性こそがこれぞ ! 決して白か黒かではなく、その中間の無限に思いを馳せるのが人間という生きものの情緒であって、またその分解能の高さこそが人間の価値そのものなのだ !
ほんとうの人殺しにしか見えない小池朝雄さん、緒形拳さん。極悪だけどどこか品のある成田三樹夫さん etc.
非常に豪華な二時間半をお腹いっぱい享受させていただき、ごちそうさまでした。
最後に、佳那晃子さんのおっぱいは永久に不滅です ! と声高らかに宣言させていただき、私の映画評に代えさせていただきたいと存じます
Fine