[谷田川通り起点]揚げもん天国系居酒屋　幻のらーめんいただきました！ : 三好弥

大好きな三好弥、なんだかんだで月一くらいでお伺いしています。
シャイなのでｗ地元の方々との交流はできていませんが、店主＆女将さんとは仲良くなって四方山話に花が咲きます。
尤もご主人は寡黙な方なのでそれほどお話になりませんが、女将さんは明るくてとても楽しいです。
お店の雰囲気が明るく楽しい雰囲気なのは偏に女将さんのお人柄によるものと思います。

では今日もお馴染みの土竜荒濾過をいただいて（先日秋田で土竜の5年熟成買ってきました）極上酒肴の数々をいただきましょう。
独自の仕入れルートがあるようで、本鮪や巨大な牡蠣、海老など鮮度も質も高いものがいつも用意されていうので、食いしん坊＆呑兵衛にはぴったりですし、近所にお住まいの学生さんや若いサラリーマンが美味しそうに夕飯食べたりしているのをみると、この地域の美味いもの屋さん的な立ち位置なのがよくわかります。
地元人気が高いって食べ物屋さんにとって重要ですよね。

お通しは肉じゃがと葺の炊きもの。
わあ久しぶりに肉じゃが食べたかもｗほっこり甘い醤油味って日本人の原点な気がする。
焼酎にウルトラ合うので、お通しだけどお代わりしちゃいましたｗ
葺は春の味ですね。
こちらも上品な出汁の味わいがしっかり沁みて美味いです。
こう云うものが美味いって最高です。
気の置けない店、通いたくなる味です通ってるけどｗ

では鰯の梅煮、ワイフが必ずお願いするお造里盛り合わせ、美味しいから食べてみてと勧められたトマトサラダ、もう春だよなと感じる山菜のお浸し、急に食べたくなったポークジンジャーをお願いします。
脈絡はありませんが、食べたいものを頼んで呑む、これだけで幸せですw
それにこちらは何をいただいても本当に美味しいですから、手当たり次第注文したくなるし。
後半は怒涛の揚げもんラッシュですから、ワクワクします。

最初は山菜のお浸し。
このほろっと苦甘いのが春の味ですよね。
鰹節たっぷり、日本では苦い味わいが美味しいってことをこれからも伝えていって欲しい。
焼酎にもそっと寄り添ってくれる旨味が堪りません。

女将さんお勧めのトマトサラダは、確かにこのトマトがフレッシュで甘くてとても美味しい。
実が硬めでサクサクと気持ちの良い歯応えがあり、甘さはありますが甘すぎない。
新玉葱との食感がベストマッチでドレッシングともよく絡みます。
サラダで呑まないけど、これは美味いねえ。
女将さんほら美味しいでしょ〜って喜んでますｗかわいい。

前半のメインイベント、お造里は真烏賊、本鮪、真鯛、そろそろ終わりの寒鰤でした。
冬から春への移り変わりを魚で感じられるなんて素敵です。
脂が乗った寒鰤は冬の冷たい海の恵みですし、真烏賊と真鯛は春の訪れを感じさせてくれます。
水温が上がって日射しが強くなれば桜鯛の季節ですね。
真烏賊も身が厚くなって旨味が増してきます。
本鮪は季節によって日本周辺の凡ゆる水域で獲れますからいつでも旬ですしｗ
このクオリティのお刺身が普通にいただけるのがこの店の凄さです。

鰯の梅煮も爽やかな春の味。
すっきりした酸味に甘味と塩気が絶妙なバランス、鰯ってこんなに美味い魚だったっけと見直してしまいます。
焼いても揚げても摘みれにしても美味しい鰯ですが、梅煮って春っぽくて良いねぇ。
梅煮鶯、あれ梅に鶯ですからねｗ

ちょっと食べたくて頼んだ豚肉の生姜焼きはボリュームたっぷりで嬉しい。
ご飯と御御御付けとお新香とサラダがついたら立派な夕飯ですね。
敷いてあるのがキャベセンじゃなくてレタスなのも結構好きです。
ジューシーで酒の摘みにもぴったり、これは呑める生姜焼きですよ。

では後半のお楽しみ、揚げもんパラダイスにいきましょう！
牡蠣フライに巨大海老フライ、蟹クリームコロッケに玉葱ん串揚げもお願いしますｗ
三好弥の揚げもんはとにかく大きいんですよ。
牡蠣フライなんて4つで他の店の8つ分はありますし、海老フライも30cmはあります。
しかも尻尾パリパリでとても美味しいから残すなんてあり得ない。
うーん、辛子＆ソースでも、レモン＆醤油でもとんでもなく美味いです。
香りもサイズも、厚からず薄からずの丁度良い衣の揚がり具合も、本当に素晴らしい。

あっという間に牡蠣フライと海老フライ完食して、牡蠣フライ追加。
追加が揚がる合間に蟹クリームコロッケが・・・あれ3つあるよ。
いっぱい食べてくれるから1つサービス？ありがとうございますｗ
トロトロのクリームが溢れ出してくる強烈に美味いコロッケを食べたところで一匹目の土竜が天寿を全うしてｗ二匹目に交換しました。
うーん、牡蠣、海老、蟹・・・なぜ衣をつけて揚げるとこれだけ美味くなるんだ？
鯵フライも烏賊リングフライも鮭フライも河豚の天麩羅も美味しいけど、牡蠣と海老に勝る揚げネタはないですよね。

追加の牡蠣フライと玉葱の串揚げがほぼ同時に登場。
女将さんが揚げもん好きだねぇ・・・全部入っちゃうのがすごいよねぇと感心してますｗ
玉葱の串揚げは大きいのが3つ刺さってますね。
揚げると玉葱の甘さが強調されて酒の肴には最高の友だと思います。
酒を呑んでいる時は玉葱にちょっと辛子を塗って上から醤油をかけて食べるのが好きです。

追加の牡蠣フライは、ソースと辛子でがっつりいただきました。
ちょっとご飯が欲しかったんですけど、これでご飯下さいなんて言ったらワイフにどう云う顔されるか分からないので我慢しました。

で、今日はメニューに載っていないけど自家製らーめんがあるとのこと。
特製スープを作るのが大変で滅多に出すことがなく、年2回作るか作らないからしい。
それはねぇ、要りませんとは口が裂けても言いませんｗ
ワイフはお腹いっぱいだそうですが、ご飯が食べたかった私には大チャンスです。

待つこと10分ほど、良い香りを立てながら醤油らーめんが登場。
厚めに切った叉焼が2枚、法蓮草に支那竹、なるとと云う昔懐かしいスタイルですが、雲呑も5〜6つ入っていてボリューム満点です。
あっさりしたスープはコクがあってとても後引き、スルスルとスープの旨味にハマる味わいです。
麺は中太でしっかりコシがあり食べ応え十分ですし、雲呑も肉の味わいが強くて美味しいです。
これは美味いねぇ・・・立派にらーめん屋ができるクオリティです。
いただけたのはラッキーでした。

お茶をいただいて余韻を楽しみ、口の中をさっぱりさせます。
カテキンって優秀だよね。
今日もたくさんいただきましたが、2人で1.5万円弱です。
コスパまで最高です。

ご馳走様でした！！！

イタリア旅行を間近に控えて旅行中の分の仕事もやっつけておかねばならず、獅子奮迅の活躍を示す私w（自分で言うなよ）。
当然夕飯の買物に行くとか、夕食を作るなんて云う時間は皆無です。
それはワイフも同じで、ここのところ外食や会社の帰りにデパ地下で買って来てもらった惣菜や食事で食い繋いでいます。

というわけで、今日はタクれば10分もかからない三好弥に駆け込み入店、牡蠣フライがさらに大きくなっていることを期待しての急襲です。
では土竜のボトルを出してもらって、本日はサクッと行きたいと思います。

●お通し：牡蠣酢＆河豚皮ポン酢　爽やかで美味しい
●鱈子煮付け　あっさり醤油味　七味唐辛子が合います
●刺身盛り合わせ　今日は本鮪大トロ 鰹 〆鯖　全部美味い
●蕪焚き合わせ　これもあっさり塩味の餡で綴じた粋な酒肴
●牡蠣フライ　我慢出来なくて最初に注文　デカくなったw
●揚げ出し豆腐　湿地入りの餡が絶品なんです
●栃尾揚げ　揚げ出しと迷って両方注文　大豆蛋白重要です
●牡蠣フライ　締めはこれ　メニューに自ら絶品と書いてある

今晩も遅めの来店にも関わらずいろいろともてなして下さって感謝です。
あと3ヶ月くらいは牡蠣フライ楽しめますから、またがっつりいただきに来たいと思います。

ご馳走様でした！！

気が置けなくてアットホームで酒肴が抜群に美味い居酒屋兼食堂、田端の三好弥です。
今日は上野〜御徒町でワイフが入用のもの（旅行用の衣類・雑貨ほか）を購入し、荷物があるんですけど、上野駅近辺から電話してお邪魔することにしました。
アメ横の飲み屋街はもう大混雑で、立錐の余地もないほどの賑わいです。
インバウンドも大盛況で日本人率も相対的に低いのは先日の新橋と同じです。
新橋ではそれで大失敗しているのでｗ同じ轍は踏むまいと。
こんな落ち着かないところで旨い酒と美味い酒肴はいただけないよねｗ

田端駅に到着すると構内がきれいになっていました。
あら、小洒落た駅になってるぢゃんｗ
田端駅周辺によく来ますが、電車は使わずいつも徒歩か自転車なので、駅は全然利用しないんです。
駅から少しずつ登る感じで歩くこと5分ちょっと、見慣れた動坂下の風景になりました。
やっぱり落ち着く・・・上野界隈で呑むところを探さなくて本当に良かったｗ

店に到着すると、もう我々のテーブルの用意が出来てます。
で、近所の寄り合いがあるそうで、このあと20時くらいから全席埋まってどんちゃん騒ぎになるみたいですから、それまでに撤収します。
何たって目的はこちらの牡蠣フライで呑む！この一点ですからｗ

では芋焼酎の土竜をボトルでお願いして本日の戦利品についてワイフのお話を聞きつつｗ牡蠣フライ前をいただきましょう。
●お通し：鮪刺身と冬子天麩羅　鮪が吃驚の美味しさ
●煎り銀杏　香ばしく煎り上がった銀杏アツアツ塩味
●活車海老　まだ生きてる！身が甘くてプリプリ
●牛蒡とクレソンのサラダ　塩と胡麻油がベストマッチ
●烏賊焼　醤油で香ばしく焼いてマヨと七味って最高
●浅蜊酒蒸し　浅蜊が少ないけどｗスープは超美味
●車海老塩焼き　活造りが超美味だったので焼きもｗ
●海老チリ　調子に乗って海老のメニュー全制覇ｗ
●揚げ出し豆腐　こう云うものがちゃんと美味しい店
●牡蠣フライ　もっと大きくなると聞いて期待爆上がり
●ヒレカツ　牡蠣が小さいと聞いて揚げもん追加する馬鹿
●牡蠣フライ　お代わりはさっきより大きい気がする

烏賊焼きとか揚げ出し豆腐とか煎り銀杏とか、ごく普通にどこの居酒屋にあるものでも、それがきちんと美味しいと本当に嬉しくなるものですが、この店はまさにそう云う店です。
店主の腕がしっかりしているから、何を注文しても全く外れない。
今日は海老をガツガツ行きましたけど、江戸前の車海老が超美味で大満足でした。
海老チリはもちろん車海老じゃないけどｗ

そして旬が到来した牡蠣。
生牡蠣も蒸し牡蠣も大好きですが、こちらの牡蠣フライは絶品です。
毎年早く冬にならないかなと思い出す度に食べたくなる牡蠣フライを今年も漸くいただくことができました。
前回はやや小ぶりでしたが、今日はかなりのサイズ感がありました。
それでもこれから寒くなるに連れてどんどん大きくなりますから、楽しみです。
せっせと食べに来ようっとｗ

ご馳走様でした！！

美味いもん摘んで酒呑みたいモードの時、頼りになる店がこちらの三好弥です。
とにかく摘みが美味いし、酒が旨い。
店主も女将さんも親切で、気の置けない下町チックな雰囲気が堪らなく好きです。
さあ、今日も美味いもんいただいてキュッと飲りましょうｗ

しっかしこの界隈はこちらの三好弥だけでなく、ズッカといい動坂食堂といい、新三陽に神名備に源氏に稲毛屋にワタナベもあるから良い店だらけ、美味いもん喰って呑みたい人には通いたい＆住みたい街じゃないでしょうかｗ

では、今日は土竜という芋焼酎をもらって水割りで楽しみます。
荒濾過で黄金千貫の甘味と香りが素晴らしい。
芋らしい芋、呑み飽きない味わいですね。
ロックのほうが旨味が強く感じられて良いかな。

お通しは豚肉の湯引き、あんまりお通しっぽくないけどｗ美味しいです。
こういう家庭的な味わいのものを出してくれるから、学生や若造が夕飯食べにくるんですよね。
社会人になったら酒飲んで客単価上げなさいよｗ

ではいつものお刺身の盛り合わせに泉州の水茄子、烏賊の一夜干しに鰯の梅煮（この辺全部ワイフのリクエストですｗ）、白子おろしに鳥の唐揚げ、そして特大海老フライ（は私のリクエストねｗ）でガッツリ呑みましょう。
あ、先に枝豆とコーンバターくださいｗ

日本酒にも焼酎にもビールにもワインにもテキーラにもジンにも紹興酒にも合うのが枝豆ですよね。
これほど守備範囲の広いユーティリティプレーヤーを私は知らない。
軽い塩味が甘味を引き出してくれる枝豆と芋焼酎はハンセン＝ブロディくらい強いですｗ

コーンバターも若い頃から慣れ親しんだ味です。
学生の頃、友人の下宿に寄ってはコンビニやスーパーで買ってきた大量の摘みを渡す代わりに泊めてもらったりしたものです。
コーンバターとかガーリックトーストとか、たらこ和えとか簡単に作れるものを下宿で作るのが好きで、よく友人に喜ばれていましたから、こういうものを食べると若い頃を思い出します。
私も歳を取ったんですねぇ・・・実感してないけどｗ

お刺身はメバチマグロの中トロ、帆立貝柱、蝦蛄、真鯛の四品。
きれいな切りつけでとても美味しそうです。
海の幸山の幸、揚げもんに焼きもんに煮物にご飯類までなんでも御座れなのがこの店の良いところですね。
今日の帆立はとても大きくて甘いし、中トロはしっかり脂が乗って美味しいです。
蝦蛄も締まっていて旨味が強く、真鯛は厚く切りつけてあるので塩と山葵でいただきました。
ああ、幸せｗ

先日大阪で食べてきたばかりの泉州の水茄子は、チャンスがあればいつでも食べたい。
香りが良くて果実のような爽やかさ、それなのに醤油と合うんだからすごいよね。
今日のは小ぶりでしたが、軽く糠漬けてあって酸味もあり、旬の味わいです。
水茄子って東京の人食べないけど何でだろう・・・こんなに美味しい茄子はなかなかないよ。

炙ってもらったワタ入りの烏賊の一夜干しは、永遠にしゃぶっていられる美味さｗ
つまり永遠に呑めるってことですね。
濃厚な烏賊ワタの味と香りが口の中いっぱいに広がって、そこを芋焼酎で流し込む・・・
水割りよりもロックが合います。

ワイフのリクエストの鰯の梅煮は、梅干しで炊いた爽やかな一品。
小骨まで美味しいからすごいよね。
適度な酸味って食欲も呑み欲も唆りますからピッチを意識的に抑えないとボトルが空になるｗ
ゆっくり楽しく味わおうと思います。

しらすおろしでちょっと箸休め。
ボトルの残り少ないのでもう一本お願いして、お次は唐揚げです。
一口大のサイズの唐揚げが全部で5つ、個人的にはもう少しポーションがあったほうが嬉しいですけどｗこんなもんでしょうね。
味が沁み沁みの唐揚げで、にんにくもしっかり効いています。
最近唐揚げ専門店が其処彼処に増えていますが、そんなところで食べるよりずっと美味しいです。

さて、名物の特大海老フライいただきます。
ちょっとお箸で支えるのは厳しいくらいのサイズで、フォークで突き刺して丸ごとかぶりつくのが正しい食べ方だと思いますｗ

これもレモン醤油でもソースでも美味しい。
塩も良いかも知れないけど、私は正統派のソースでガブリです。
口の中いっぱいになるサイズで、もう海老海老海老海老です海老なんですｗ
海老好きなら下手な洋食屋行くより三好弥でこの海老フライ食べたほうがいいと思う。

この調子だと2本目も空いてしまいかねないので（女将さんがそろそろいい加減だから次に取っておくよと言ってくれました）お言葉に従って今晩はそろそろお暇します。
さて、今日は夜風に当たって歩いて帰ろう。
夏でも美味しいものは美味しいですｗ

今日も良い暑気払いができました。
ご馳走様でした！！

刺身と揚げ物で呑みたい人向けの食堂兼居酒屋、田端の三好弥です。
三好弥ってかつては関東一円に130店舗ほどの一大勢力を誇り、三好弥会なる会員組織もあったそうですが、現在では20店舗ほどになってしまったそうです。

↓PCサイトはリンクが辿って記事が読めます。
　SPはタイトルをコピペして記事を検索すればOKです。
FRIDAY：かつては130店舗の大チェーン　街の洋食屋「三好弥」の秘密
東京新聞：東京に20店超 「三好弥」のルーツは「三河の好弥さん」だった
Dancyu：「三好弥」には昭和が残っていた～“実用洋食”一門の系譜をたどる～
へぇ〜三河出身の好弥さんが始めた店なんですね（って教えてもらって知ってたｗ）。
どの店の奥さんも三河出身者が圧倒的多数というのもなかなか面白い話です。

ということで、三好弥について一通りお勉強すると店への興味も湧くというもの。
いつか三好弥巡りをしたいものだと思いつつ、江戸川橋の三好弥の前を素通りする自分がいますｗ

さて、前回思いもかけず焼酎のボトルを残しておいてくれて感激した三好弥にまたすぐ来店。
客たらしの店（失礼）には足繁く通うようになるものです。
今晩も、ねぇ三好弥に行きたい？って聞いてくれたらうん！って返事するよ！と初めて彼氏ができた女子高生みたいなことを言うｗワイフの誘いでやって来ました。

では前回残したばかりのボトルを出してもらって、お通しでまず一杯。
今日も歩いて来たので丁度好いウォーミングアップですｗ
前回いただいて美味しかった鰹の叩きが今日はもっと脂が乗っているとのことなので、お刺身の盛り合わせをお願いして、季節の枝豆、えいひれ、ヤングコーンをいただきます。

あ、鮎の焼き浸しもある！これはいただかないとね。
居酒屋メニューって、どれも野菜たっぷりで栄養バランスに優れている上に美味しいんですから、塩分だけ気をつければ健康的だと思うんだけどなぁ・・・酒呑んじゃったら全部帳消しか？ｗ

この店の良いところは、御近所さんでも老若男女だれでもいただけるメニューが揃っていること。
入口近くでは女性三人連れが楽しそうに呑んでますし、中程では学生が夕飯食べていて、我々の隣は仕事帰りのサラリーマン数名、そこに呑兵衛夫婦がいたってなんの違和感もないｗ
各人各様に楽しみ方があるって素敵な店です。

以下、本日いただいたものです。
●お刺身盛り合わせ　鳥貝 鮪 鰹の叩き 白身は鮃です　確かに鰹は脂乗ってます
●えいひれ　どこでも食べられるようなメニューなのにあると頼んじゃうｗ
●枝豆　今日は秋田の極早生品種、神風香です　甘味がしっかりあって大粒です
●ヤングコーン　皮ごと包んで蒸し焼きに　ヒゲがとても美味しいのに喫驚
●海鞘酢　おおこれ美味い！癖も何にもなく上品な味と香りです　ワイフも一口ｗ
●鮎の焼き浸し　夏ですねぇ　ほろ苦いワタも含めて頭から全部いただけます
●軟骨唐揚げ　コリコリした食感が楽しめる絶品のアテ
●鳥の唐揚げ　軟骨だけで済むはずもなくｗ大好物の鳥唐いっちゃいます！
●海鞘刺し　いただいた海鞘が美味しくてお代わり　罠にハマったｗ
●お厚切りひれかつ　いつもロースカツなのでワイフの好物して誤魔化しました
●焼きおにぎり　デカい＆醤油沁み沁み焼きおには立派な酒のアテ　旨すぎる！

今日も美味しく＆楽しくいただきました。
ご馳走様でした！！

冬になると巨大な牡蠣フライと鍋が大変美味しい食堂兼居酒屋、三好弥です。
自宅からは歩いて30分ほどの道のり、本郷通りから田端駅方面に動坂を下ればすぐです。
シーズンになると良くお邪魔するのですけど、冬以外は滅多に行かないのでｗ偶には行ってみようと思い立ち、ワイフを誘ってやって来ました。

店内に入ると、あ、牡蠣フライ食べにわざわざ遠くから来る人だ！と奥さんが私の顔を見て一言ｗ
前回も同じ件があったように記憶していますから、お約束ですね。
今日は牡蠣フライないですよ！わかってますｗ海老フライあったっけお父さん？あるよ特大だよ！じゃあ後でそれお願いします。

そう云えば・・・ボトル残ってるよ・・・ほらこれ。
お！半年前に伺ってそれっきりになっていた芋焼酎のボトルが丸々残っていたんでした。
確か一本空けちゃって、もう一本入れてまたすぐ来るから置いておいて下さいなんて適当なこと言ったのにちゃんと取って置いてくれるなんて・・・良い人過ぎる！
ありがとうございます！

では、特大海老フライはマストとして、本日のお勧めから海ぶどうと長芋の和え物に小田原産の白子おろし、お刺身は盛り合わせにしてもらって、ワイフの大好物の鰹の叩きを入れてもらいました。
あとはワイフのリクエストのトマトサラダに茄子の揚げ出汁、では私は海老フライの前に鶏の唐揚げ行っときますｗ
お互いに好きなもの食べないとねｗ

海ぶどうと長芋の和え物はもうそのままｗ
これにお醤油を一回しして軽く和えていただきます。
プチプチっとした海ぶどうは沖縄か沖縄料理の店でしかいただきませんけど置く店もあるんですね。
長芋のシャリシャリ食感もあって、素材の組み合わせのセンスが光ります。

どーんとポーションのある白子おろし（かなりのボリュームだよ）を摘んで芋焼酎をいただいていたら、はいお待ちどおさま！というご主人の声と共にお刺身登場。
今日は鮪、鳥貝、鰹の叩き、煽り烏賊かと思ったら槍烏賊でしたｗ
鰹の叩き（藁焼きです）はワイフの大好物なので、ご機嫌で食べてますｗ
キハダ鮪は程よく熟れていて脂が美味いです。
鳥貝はフレッシュで甘いですし、槍烏賊もねっとり美味しい。
居酒屋は刺身の鮮度と美味さが生命線ですけど、こちらはクオリティ申し分なしです。

玉葱とレタスを合わせたトマトサラダは和風ドレッシングが美味しい。
酒に合わせることを前提にした味付けなのがいいですね。
茄子の揚げ出汁も揚げた茄子にじわじわと出汁が沁み込んでいて、置けば置くほど美味しくなります。
これはじっくり食べようｗ

鰈の煮付けは今日のスペシャリテです。
身の厚い鰈を大きく切りつけてコトコトと炊いて仕上げた上品な一皿。
出汁控えめで鰈の身の旨味がしっかり味わえます。
これも居酒屋クオリティの上を行ってますよ。

では、徐ろに鶏の唐揚げいってみましょうｗ
下味沁み沁みの美味しい唐揚げです。
王道の唐揚げですな。
数は少ないんですけどサイズ感は結構あって、食べ応え十分です。
できれば2人前くらい盛り付けてもらえると嬉しいなｗ

鰰の塩焼きはほくほくでしっとり。
身の上品な甘味が塩焼きで強調されますね。
脂の乗りも申し分なく、春を迎えつつある魚の旨さを実感しました。

仕上げは特大海老フライのお出ましです。
もともとビッグサイズの上、身に切り込みを入れて揚げても縮まないようにしてから衣をつけているので、もう巨大としか言えないｗ
引きで写真を撮るとサイズ感が分かりませんけど、長さは30cm弱ですから大迫力です。
タルタルなんて使わず、レモンとソースでがっつりかぶりつきましたが、海老の香りと旨味が口から脳に充満して、とても幸せな気分になれます。
海老フライでハイになるっていうのも変ですけどｗかなりテンション上がります。

揚げ物を堪能して居酒屋のみ終了。
お腹いっぱいですｗ
ボトルを取って置いて下さるなんて感激です。
改めてお礼を申し上げて、近々の再訪をお約束して店を出ます。
なんだか幸せな気分です（人間ちっちゃいんでｗ）。

ご馳走様でした。

ようやく少しずつ秋の気配。
緊急事態宣言も解除されて、食欲の秋が楽しめそうな環境になってきました。
専門家は第6波が来年1〜2月にも到来するのではと、感染が下火になったこの時期に対策を整えよと警鐘を鳴らしていますがまさにその通り。
我が家でも油断することなくできることをしっかりやっていこうと話しています。
お陰様でワクチンの2回接種も終え、抗体検査キットを使って抗体が体内にあることも確認できましたから、21時までの範囲内で外食することも増えそうな気がしますけど。

ということで、今日は久しぶりに三好弥の揚げもんが頭に浮かんできました。
思い立ったが吉日、これは即電話してみよう。
こんにちはご無沙汰してます牡蠣フライはまだですよね、と電話すると、ああ牡蠣フライ目当ての人だ久しぶりですね！と言われましたｗ
口は悪いけど人は良いんです。
牡蠣フライはまだだし、始まった直後はあんまり大きくないからもう少し寒くなるまで待ってねとのことでしたが、ロースかつが食べたいので夜は営業しているのか聞いたらやってますと。
では席をお願いして早速向かいます。

今日は天気も良いし風が気持ち良いので歩いていくことにしました。
自宅からは30分ほどかかりますが、平坦な道程で最後は下りですから楽なもんです。
本郷通りから日医大の脇を抜け、夏目漱石旧居跡の前を通って動坂上から動坂下まで下ります。
動坂下の不忍通りを横切って田端駅方面に進むと右手に三好弥があります。

あ、手前に新しい店ができてますね。
清風明月とだけ書かれています。
まだオープンしている感じではありませんが小洒落た和食屋か居酒屋か、そんな感じ。
お近くでご存知の方は情報をお寄せください。m(_ _)m

ということで店に入ると先客がお一人ずつ二人。
顔見知りのようで楽しそうに語らいつつ食事されています。
奥さんとも和気藹々です。
下町の食堂ってみんな顔見知りでいいよね。

奥さんが、バスで来る牡蠣フライの人でしょ！？最近こないからどうしてるのかって噂してたのよ、と明るく話しかけてくれます。
顔を覚えていてくれて嬉しいです。
はい牡蠣フライ目当ての卑しい飲兵衛ですｗ

ということで早速中程のテーブルに着席。
テーブルにはアクリル板が設置してあって入口には手指消毒用のアルコールが設置されています。
まあどこも同じだよね。

芋焼酎のボトルをお願いして、メニューを物色。
この店は刺身もあるし一品料理も煮物、焼き物、揚げ物とバリエーション豊富ですから飽きることがありません。
しかもどれを食べてもハズレがないんですから大したものです。

メニューを物色していたらお通しが出て来ました。
勘八のカマ焼きだそうです。そうかそろそろ勘八が脂の乗る季節ですね。
それはお刺身でいただかないと。
ではお刺身の盛り合わせにワイフのリクエストでサラダ、新物で美味しそうな銀杏にお新香、湯葉なんかですいすいっと飲ませてもらおうかな。

刺身の盛り合わせは中トロ、太刀魚、小鰭、つぶ貝に勘八です。
お〜お、このつぶ貝抜群に旨いよ。
甘味があってしっかり弾力があって鮮度も抜群です。
こちらは全国各地から直接仕入れている品物も多いんだとかでこういう素晴らしいつぶ貝がいただけるんですね。

中トロもしっかり脂が乗っており、太刀魚も身の味わいが良く、小鰭も勘八も申し分のない旨さ。
カマをいただいた勘八も出始めとは思えない脂ののりでのっけから魚介で一杯というコロナ明けの醍醐味を味わってしまいましたｗ
こういう日常が取り戻せるのはとても良いことですよね。
感染対策はしっかりしないといけませんけど。

お次は三好弥サラダです。
ざく切りにしたトマトの上に水で晒したスライスオニオンがどっさり乗ってレタスもたっぷり。
オレガノが振りかけられていてちょっと洒落てますｗ
和風のポン酢ドレッシングなのにオレガノと合うんだね。
さすが居酒屋食堂、旨い組み合わせをよくご存知です。

お新香と一緒に銀杏が出て来ました。
これでまた呑めちゃうねぇ〜。
自宅以外で自宅みたいにｗ心置きなくお酒を飲むのは久しぶりですから、何だかお手も気分がいいです。
ほんのり苦味がある銀杏の味を楽しみながら東京沢庵をポリポリ。
芋焼酎がどんどんなくなっていきます。

刺身湯葉は薄い層状のものではありませんでしたが、豆乳の甘味が感じられて山葵醤油がよく合います。
あれ、もうボトルが空いちゃったｗ
これを残して次回の人質にしてもらおうと思ったのに、仕方がないのでもう一本追加しました。
これで次回は牡蠣フライ食べながら一杯飲れること確定でしょう。

ラストオーダーは20時で閉店が21時とのことなので、では当初の目的のロースかつ、それにサーモンのフライも追加して揚げもん三昧を楽しむことにしましょう。
お新香の奈良漬けで一杯（って何杯だっけ）飲っていると、ロースかつが登場。
おお、期待通りのポーションですね。
そこそこの大きさと厚さです。

では揚げたてを早速いただきます。
脂と肉は1：9くらいでしょうか、ソースなしでそのままいただくと脂の甘さと肉の旨味がしっかり感じられます。
おお良い肉だよこれ。
衣も厚からず薄からずでちょうど良い感じ、その辺のとんかつ屋より全然上等＆美味しいですよ。

今度は辛子たっぷりのソースちょっとでさらにパクリ。
甘辛のソースと辛子の風味が分厚いロース肉の旨さを引き立てます。
キャベツもワシワシ食べてご飯じゃなく芋焼酎をいただくのもなかなか乙なもんですな。
牡蠣フライがまだでもこれだけ美味しい揚げもんが食べられるんですから文句のつけようもないです。
文句つけるつもりもないけどｗ

畳み掛けるようにサーモンフライも湯気を立ててやってきました。
お皿に2つですがこちらもなかなか大きいので十分なボリュームですね。
こちらはタルタルとレモンです。
う〜ん、サックサクだ。

サーモンには適度な脂があってしっとりした食感ですが、衣がサクッとカラッと揚がっていてとてもバランスが良いです。
タルタルも軽くてレモンの酸味でサクサクいけちゃいますね。
これも焼酎をくいくい飲ませてくれます。
あれ・・・ボトルが半分くらいしか残ってないｗ
これはまずい、2本飲んじゃったら人質にとってくれないよ。

ということで酒を飲むのはここで中断して、締めに何か食べよう（まだ食べるのかとお母さんに笑われましたが）。
ここはやっぱり焼きおにぎり茶漬けでしょうね。
最初に伺った時に焼きおにぎりをいただいたんですが、それが美味しくて・・・
今日はそれをお茶漬けにしてもらいます。

あられと刻み海苔が浮いた出汁茶に焼きおにぎりがぷっくりと沈んでます。
薬味は山葵と小葱と胡麻に三つ葉かぁ・・・ちょっと自宅ではこれだけすぐに揃わないよね。
軽くおにぎりを崩しつつ出汁茶と一緒にいただきます。

おにぎりの焼けた表面に出汁茶が程よく沁みて大変美味しいです。
こういう味って気持ちがほっとするっていうか、まさに締めにぴったりの一品です。
山葵がまた良い仕事してます。
鼻に抜ける香りと辛味が味を引き締めてくれます。
あまりに美味しくて、サラサラとあっという間に食べてしまいましたよ。

2本目のボトルをキープしてｗまた牡蠣フライ食べに来ますね〜あんたたちもよく食べて飲むね〜またきてね〜ということで、幸せな下町の居酒屋食道を後にします。
この三好弥という屋号の店は都内＆周辺各地にあると詳しいレビューアーさんに教えてもらいましたが、入谷とか日暮里とか江戸川橋とかにもあるので、都内の三好弥巡りを是非してみたいと思っています。
でもここの牡蠣フライト海老フライとサーモンフライとロースかつにやられちゃっているのでｗ各店制覇の旅はいつになるかわかりませんけど。

ああ美味しかった。
大満足でした。
ご馳走様でした。

普段から揚げもんで呑んでみたいもんだよなあと思っている（私のような）諸兄は是非行ってみることをお勧めします。

偶然TVで観て伺った動坂下の三好弥です。
カキフライが余りに美味しくて忘れられず、前回伺ってから2週間も経っていませんがダメ元でワイフを誘ってみたら快諾されました。
これはこれは・・・気が変わらないうちに即電話だ！（笑）。
ワイフはカキフライが大好物、私は揚げもんだったら何でも大好きです。

また店主の男性が電話に出てくれて、うちのカキフライ気に入ったの！それはどうも、でも今日の牡蠣はちょっと小ぶりかな、まあ普通の牡蠣よりは大きいんだけどねと言う話を聞きつつ席の確保完了。
では前回同様、都バスに乗って伺いましょう。
飲食店に行くのに都バスを使うって、何だか長閑な感じがします。

これまでバスってあまり使ったことがなかったんですが、コロナで地下鉄の閉塞感が強調されるというか、特に丸ノ内線はコロナ前と変わらず混雑しているので乗る気になれません。
バスは窓も開いていますし本数が多くて混雑もしていませんからいいですよね。
それに実に様々なエリアにダイレクトアクセスが可能でかなり便利ですよ。
徒歩と自転車とバスを使い分ければ都内どこにでも短時間で行けます。

ということで、動坂下に到着。
店に入ると、奥さんに今日もバスで来たの？と聞かれました（笑）。
この店にバスで来るのがそんなに珍しいのかな。
まあご近所さんが圧倒的多数の店でしょうから、わざわざ来てる感があるのかもね。
では今日もカキフライを楽しみに、他の酒肴もいろいろいただきたいと思います。

メニューを見ると本日のおすすめに、「極上！氷見の寒鰤！」と書いてありますね。
先週氷見で食べてなかったら喜んでいただくところですが、この幸せは他の客に譲って、もう一つのおすすめと大きく書いてある下関活〆虎河豚コースを選択。
皮ポン、てっさ、てっちりに締めの雑炊かぁ、最高だ。
2人ですが飲み屋なので一人前からお願いできるのもありがたいです。
こういう融通の効かせ方って大切だよね。

前回と同じく焼酎をボトルで頼んで飲みながら、虎河豚以外のメニューを決めましょう。
先日は4合瓶空けて帰ったら驚かれてしまったので、今日は残してキープしようかな（笑）。
今日のお通しは牡蠣の燻製とツナのマヨネーズ和え。
旬の美味しいものを庶民的にアレンジして出してくれるこのセンスが好きです。
しかも抜群に美味しいし。

おっと注文するの忘れてた。
お母さん、では新物の空豆とカキフライとたこ刺しでお願いします。
虎河豚コースは皮ポン、てっさ、てっちり＆締めの雑炊ですがボリューム感がイメージできてないので控えめにしました。

最初に出てきたのは皮ポン。ポン酢は店の自家製で香りが素晴らしい。
甘味はほんのりで酸味がきっちり立つ大人のポン酢です。
ネチっとした虎河豚の皮にもみじおろしと小葱がぴったりですね。
これはもう初めから4合瓶を残して帰る自信がない・・・そうか、もう一本入れればいいんだよね（馬鹿）。

お次は春を先取りの空豆です。香りがいいね、春の香りだ。
そう、この店の食べ物は全部香りが良いんです。
美味しいものはくさやの干物を除いて須く良い匂いがしますが、この店は美味しい匂いで充満しています。
焼酎に合うちょっと塩気が強めの空豆は、香りだけじゃなく甘味もあって大変美味しいですね。
機嫌が良くなる味です。別に悪くなかったけどさ。

お、てっさ登場。
厚めに切りつけてあって、皿の模様を見せようって気は皆無な感じですけど（お皿は無地だし）、これがとても噛み応えがあって美味です。
花が咲いたような薄造りの皿に箸を回して一気にてっさ食いするのも良いですが、一枚一枚歯応えと旨味を味わって食べるほうが美味しく感じます。
この弾力、香り、淡白な旨味、どこを取っても一級品ですね。

大喜びでてっさを食べているとお待ちかねのカキフライがやってきました。
てっさの後にカキフライかぁ、なんて贅沢な冬の味覚三昧でしょう。
全然小さくないし（笑）。相変わらずな巨大カキフライです。
ソースとレモンたっぷりでパクリと食べるともう本当に海のミルクですね。
ふぐの淡白な旨さとは対照的に、濃厚で甘くてほろ苦くてジューシーであと10個は絶対食べたい旨さです。
即お代わり決定（笑）2人で4つではお互いに納得できません。
2つが4つでも満足はできませんから、次回はカキフライだけ10人前食べに来ようかと思っています。

さて、締めのてっちり＆雑炊に行く前に、もう少し飲みたいと思ってタウリン豊富なたこ刺しでもう一杯。
チビチビ飲むように心がけていたんですが焼酎のボトルがなくなってしまったので、もう一本お願いしてこれをキープすることにします。
美味しいものが次から次に出てくる店では、酒もどんどんなくなるわけですね。

ということでてっちり登場。
ぱっと見は、たらちりですけど（笑）それはふぐがドサっと入っているからですね。
ボンベが半分見えている小さいカセットコンロで小鍋がクツクツと炊かれ、甘い良い香りがしてきました。
鍋が炊き上がるのを眺めながら呑む酒って何でこんなに美味しいんだろう。
食べながら呑んだほうが楽しいに決まってるけど、鍋を眺めながら呑む酒は最高です（笑）。

もちろん鍋も文句なしです。
プルンと弾力たっぷりのふぐの身を野菜と一緒にいただきながら、このままのペースで呑んでると2本目も空くなと（笑）。
じわじわと旨味が増していく淡白なふぐと、そのふぐの旨味を吸い込んで煮上がった豆腐、白菜、春菊をつまんで、焼酎を楽しみました。
ああ、美味しい。

あとは雑炊で締めるだけ。
するとワイフがもう少し呑みたいと（笑）。
おお、飲み過ぎだと叱られるのかと思ったらまだ呑む気満々ですか。
年末なんだからいいよねぇ。

ということで、何か軽いものをつまみにもう少し呑むことにしました。
お母さんが呆れてますが、笑ってます。
ワイフは前回いただいたクレソンと牛蒡チップスのサラダが食べたかったんだそうです。
それならそうと初めに頼めば良いのにね。
では私は本当はカキフライが食べたいけど恥ずかしいので海老フライにして（笑）、あとはエイヒレの炙りを注文。
締めの雑炊は一旦下げてもらって厨房で作ってもらうことにしました。

クレソンのサラダはあっさりドレッシングに、牛蒡チップスというか揚げた牛蒡が混ぜ込んであって、爽やかな苦味が味わえます。
この店は大間の鮪とか氷見の寒鰤とか天然の虎河豚を食べさせるのに、こういうあっさり系も上手です。
まさに料理上手な居酒屋でとても嬉しい。
やはりというか予想どおり2本目も空いてしまったので、3本目を頼んでそれをキープすることにします。

海老フライもメニューに超特大！とわざわざ書いてありますから前回から気になっていました。
やってきた海老フライは長さ30cm超、長いだけでなくかなりの太さです。
これは立派だ。衣はしっかりついていますが厚くないですから海老がデカいのがよくわかります。
レモンソースでいただきましたが、こういうバリエーション豊富な料理が楽しめる店では焼酎が大活躍しますね。
3本目は空けないように気をつけないと。

味のしっかりしたエイヒレを摘みながら待つこと暫し、締めのふぐ雑炊がやってきました。
まる鍋みたいにゴーゴー燃えてますよ。
自宅ではこんな高温の雑炊はいただけませんから楽しみです。

うーん、鍋は雑炊を食べるためにあるっていうけど、雑炊を食べている時は心からそう思いますね。
てっちりの旨味を全部米が吸い込んで絶品としか言いようのない味です。
旨い、美味しいという言葉以外出てこないよ。
少し自家製ポン酢を垂らしても乙な味になります。
ワイフと一緒に最後の一匙まで残さずいただきました。

ああ、もう大満足。
バスに乗ってきた甲斐があります（笑）。
3本目のボトルはキープして帰りは腹ごなしに歩くことにしました。
身も心もポカポカですから全然寒くありません。

こんなに美味しいものを次から次へと出してくれる気取らない居酒屋なんて最高だ。
これは来年も思い出すたびに足が向くことでしょう。
これからもよろしくお願いしますね。

ご馳走様でした！！

年末の日曜日の朝です。
昨晩も遅くまで原稿書きまくっていたので、ちょっとゆっくりめに起きて珈琲を淹れ、久しぶりにTVをつけてぼんやりしました。

最近、TVって何も得るものがないので滅多に観なくなりました。
映画やスポーツはamazon primeやnetflix、wowow on demandなどでいつでも観られますし、ニュースや天気は専門チャンネルやalexaに都度聞けば都度答えてくれますからTV番組を観る必要が徐々になくなり、今ではTVは入力3固定です。
なので、NHKって時代に逆行しているように思えて仕方ありません。
ニュースや天気予報、交通情報、災害情報、教育番組などは情報インフラとして必要ですから無償で、大河ドラマや娯楽系番組、教養番組は観たい人が限られているので有料で放映すればそれで済むのに全く合理的じゃないよなぁ。

で、TVをつけたら偶然カキフライが画面いっぱいに映ってびっくり（笑）。
お、旨そうだ。しかもかなりの大きさだと顔がまんまるのお姉ちゃんが嬉しそうにレポートしています。
店はどこかと情報を見ていたらなんと田端！ご近所じゃないですか。
ということで他にも数軒の揚げ物屋を紹介するコーナーが終わったので、早速電話です。
こんなにわかりやすいユーザーもいない（笑）。

食べログで検索して電話すると、電話に出た男性がTV観たの？ウチは今日ランチやってないんだよ＆夜は飲み屋だからカキフライ目当てで飲まない人はお断りだよと、TVの反響を楽しむかのように応対してくれました（笑）。
休日の午前中からカキフライ食べる趣味は持っていないこと、浴びるほど呑むからカキフライ食べさせて欲しいとお願いすると、夜は常連ばかりだから席が空かないこともあるので気が向いたら先に電話してよと言われました。
では早速カキフライが大好物のワイフに食べログのレビューや写真を見せてプレゼンしたら、軽く溜息を吐かれましたが食べたいなら行ってもいいとのことなので即再電話（笑）。

再び同じ男性が電話に出てくれ、いやあ結構電話もらっちゃってさテレビって結構すごいんだねとお喜びのご様子でしたのでワイフと一緒に夜呑みに＆食べに行きますとお願いしました。
無事予約完了です。これで今晩は田端で巨大カキフライがいただけます！めでたしめでたし。
TV番組も偶には役に立つことがあるんですねぇ、まだ食べてないけど。

ということで年賀状作ったり買い物に行ったりして家事を済ませつつ順調に日も暮れ、お待ちかねのカキフライの時間となりました。
店は以前お見舞いに行ったことがある駒込病院の近くで、自宅からは都バスで僅か15分でした。
こりゃ便利だ。この店とは赤い糸で結ばれていたに違いない（笑）。

ということで動坂下に来てみると、この辺って動坂食堂とか新三陽とか神名備とか稲毛屋の近くじゃないですか。
しかもポポーにも徒歩10分くらいの場所ですよ。
素晴らしい。旨いもん屋だらけの街なのか？
これまでポポーから先に広げていなかったことを後悔しました。
悔い改め、もとい食い改めます（笑）。

お店は本郷通りから田端駅に向かって下る動坂の途中にありました。
店内は奥が厨房でカウンター席はなく、入口から奥に向かって2人掛けのテーブルが8つほど並んでおり、適宜4人掛けとか6人掛けに使い分けているようです。
一番手前ではお一人様が鍋を楽しんでおり、奥は6人ほどで盛り上がっています。
地元の人の憩いの場っていう感じでとてもいいですね。

我々が名前を告げると、奥の厨房でにやにやしている男性からそちらにどうぞ！と空いているテーブル席に通されました。
お、TVで観て来てくれた客だ！って感じで迎えてくれましたよ。
こんなに良さそうな店は地元だけじゃなくて本郷の住人にもやや遠目のご近所として是非利用させてくださいな。

ということで、先づは瓶ビールをお願いして（カキフライはあることを確認してありますから）メニューを眺めます。
お、本日の一押しメニューが最初にありますね。
江戸前活真蛸の釜揚げとか北海道肉厚子持ち鰈の煮付けとか、新物の茹で空豆も超特大海老フライも美味しそうだなぁ。
もちろん大船渡産大粒カキフライも本日の一押しに入ってます。
これは楽しみです。

とメニューを見ているだけで無邪気に喜んでいる馬鹿なおっさんの手元にお通しが来ました。
今日は若芽とシラスの酢の物です。
お通しに酢の物ってあんまり聞かないけど、この酢の物がまた旨い。
酢の加減が大変お上手です。酸っぱいけど甘さは控えめでシラスと若芽の風味がよく出ていますね。
ビールだとイマイチなので、すぐに焼酎をボトルでお願いして水割りで味わいます。
こういうお通しが出てくる店は間違いなく旨い店です。今日は勘が働いて良かった（笑）。

では摘みをお願いすることに。
たっぷりクレソンとゴボウチップスのサラダ、北海道真つぶの刺身、漬物盛り合わせにワイフの大好物のなまこ刺、それに既に注文が通っているはずの大船渡産大粒カキフライも確認してみます。
カキフライはちゃんと通っていて頃合いを見てお持ちしますとのこと、奥さん優しいです。
う〜ん、初めての店ってワクワクするなぁ。

店と客って必ず相性のようなものがあると思うんですが、我々夫婦とこの店はしっくりきてます。
庶民的な敷居の低さもあり、揚げ物刺身鍋物焼魚なんでも素材にこだわる料理人らしい一面もあり、美味しいもの食わせてやろうという気概も感じます。
一杯飲んでお通しいただいただけで気に入ってしまいましたよ。

お通しの次はポンポンとテンポ良く真つぶの刺身、クレソンとゴボウチップスのサラダ、漬物の盛り合わせが出てきました。
厨房は電話応対してくれた店主とお若い男性の2名体制、ホールは奥様お一人ですから3人で回してますが、手際良くスイスイと動いてます。さすがです。動きに無駄がないのが素敵です。
真つぶは大きくてコリコリ。このねっとりした部分と肝の苦甘さが堪りません。
随分鮮度の良いものを仕入れられるんですね。
貝だけは鮮度が命ですからありがたいです。

クレソンサラダには細切りにして揚げた牛蒡がパラパラと振りかけられており、これも爽やかな苦さが楽しめます。
料理に対するセンスの良さを感じますね。
庶民的なんだけどきちんと考えて美味しくしてあります。
こういう摘みで飲めるのって嬉しいものです。
良かった、今朝TV観てラッキーでした。

漬物は瓜ときゅうりの醤油漬けに紫蘇や野沢菜が添えられています。
これもまた酒に合うねぇ。焼酎がクイクイ呑めちゃいますよ。
いつものピッチがさらに速くなっている気がします。
ちょっとした摘みが旨い店ってなかなかあるようでないんですよね。

何をいただいても美味しいので、カキフライにつられてついてきたワイフも喜んでます。
TVの情報なんてアテにならないと言っていましたが、まさにアテを楽しんでいるわけで（笑）アテになってます。
美味しいねえと喜んでいたら、お待ちかねのカキフライ登場。
おお！確かにこれはデカイ！一般的なサイズの2.5倍はありますよ！
牡蠣フライが大好きなワイフと揚げもんなら何でもかんでも全部好きな私は大喜びです。

早速ソースで一口。
単に大きいだけでなく味も濃厚です。牡蠣の旨味が凝縮されたヤヴァい旨さです。
醤油とレモンでもいただきましたがさっぱりした味わいになって牡蠣の濃厚な旨味が引き立ちます。
当たりだ当たりだ大当たりだ。
思わず奥の厨房まで行って店主に旨いですねぇ！と言って戻ってきました（笑）。
大粒ですが4つなのであっという間にお腹に収まり、即お代わりです。
お母さんハイハイと二つ返事で注文通してくれました。

カキフライだけでは申し訳ないので、鳥の唐揚げと菜の花の炒め物（こんな時期にあるんですね）、目に入ったので何が何でも食べようと思った鱈子の煮付けをお願いしました。
焼酎のボトルはすでに空になりかけています。
残りはお湯をもらってお湯割にします。

なまこ刺が出てきました。カキフライですっかり興奮して忘れてた。
これはワイフの大好物なので一旦日本酒をいただいて、少しずつ摘みます。
ねっとりとした食感に自家製のポン酢がぴったり。
もみじおろしと小葱が効いていますよ。
カキフライの後のなまこは振れ幅が大きいですけど美味しいので何の問題もありません。
むしろ振れ幅が大きいということはこの店のバリエーションの豊富さを示すものですね。

先に鳥の唐揚げが出てきました。
塩唐揚げですね。サックサクです。
表面はパリッとしていて中はしっとり、理想的な唐揚げだよね。
ワイフはカキフライに備えて1つだけにしましたので、私の取れ高が増えました。
ああ、年末にこんな美味しい揚げもん食べられるなんて幸せだ。

さて2度目のカキフライもデカいです。
さっきよりデカいかと思うくらいデカい。
周囲のテーブルの注目の的です（笑）。
常連さんが、ここのカキフライあんなに大きかったか？と奥さんに聞いています。
この時期の大船渡産の牡蠣が特別に大きいんだそうで、取り寄せている生産者も教えてくれました。
2月くらいまでもっと大きくなるんだそうですから年明けに注文しよう。
2度目もあっという間になくなりました。3度目は・・・恥ずかしいからやめておこう。

至福のカキフライの後は菜の花の炒め物。
バター炒めです。ほろ苦くてちょっと甘塩っぱい理想的な酒の摘みですね。
日本酒を挟んだのに焼酎がなくなりそうなので今度はハイボールでいただきました。
爽やかな新春の味を年末に楽しんじゃいました。

そして鱈子の煮付けです。
これも何て美味しいんでしょう。お袋の味というかちょっと甘めで味濃いめなのが酒に合います。
きっとご飯に乗せても美味しいんだろうなぁ。でもこれは酒のアテとしていただきます。
ついに焼酎のボトルがなくなってしまいましたから、今日はこの辺でやめておきます。
始めてきてボトルに名前書いて帰るのもちょっと恥ずかしいし。

ということで締めに焼きおにぎりです。
ほんのりきつね色に焼けて少し焦げ目がついた見るからに美味しそうな焼きおにぎりが出てきました。
網目がついているのがまた食欲をそそります。
焼きおにぎり用に鱈子の煮付けを一口残しておいて本当に良かった（笑）。
食い意地が張っているので、こういうことを思いつくタイプです。
夢中で貪り喰ってしまい、焼きおにぎり2つ頼めば良かったと後悔しました。
もちろんワイフはくれません（笑）。

ああ、至福の揚げ物タイム＆年末飲みでした。
食い物の旨い店でお酒を飲むっているのは仕事の疲れもストレスも全部リセットしてくれるもんですね。
帰りは家まで歩いて帰ろう。

この店にはこれからちょくちょく来ちゃうと思います。
地元の常連さんの邪魔をしないようにしてこっそり食べに来ます。
ご馳走様でした！！！