トラットリア セレーノ
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場違いなほどの本物の料理と驚異のコストパフォーマンス
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6種類のトマト
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厚岸産サンマのスモーク
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ピエトラと共にトリッパの煮込み
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アサリ、ツブ貝、ムール貝のリングイネ
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仔羊のグリル
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トロフィエのジェノベーゼソース
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イタリアから空輸した生ポルチーニ
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honeyP
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
トラットリア セレーノ（Trattoria Sereno）
|
|---|---|
| ジャンル | イタリアン、ワインバー |
|
予約・ お問い合わせ |
03-5834-7755 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 | |
| 交通手段 |
東武東上線大山駅より徒歩5分 大山駅から159m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥8,000～￥9,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 |
| サービス料・ チャージ |
ディナー コペルト \300 |
席・設備
| 席数 |
16席 （カウンター４席、テーブル１２席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
可 （20人以下可） |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
| 空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり |
メニュー
| ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
|---|---|
| 料理 | 野菜料理にこだわる |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
|---|---|
| サービス | ソムリエがいる |
| お子様連れ |
ディナータイムはお子様同伴不可。 土曜日のランチのみお子様、ベビーカーでの入店可。 |
| ホームページ | |
| オープン日 |
2007年2月28日 |
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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トラットリア・セレーノは、おおよそ本格レストランには似つかわしくない板橋区の大山（東武東上線）駅の商店街にある。ちょっと昔の高級喫茶をそのまま改造した店は一見豪華だが、高級レストランの居心地とは言えないだろう。それでも、イタリアン料理が好きな人間がその料理を一口でも食べれば、ここが傑出したレベルの料理を出す店だとわかるハズだ。
閉店してしまった「サドレル」、カタルーニャの三ツ星「サンパウ」、さらには「カンテサンス」「キオラ」「イゾラ」などそうそうたる高級レストランを経営する「グラナダ」で仕事をしていた古賀シェフの料理は、トラットリアというより高級リストランテのそれである。しかしながら、小手先の技には走らず、あくまでシンプルな仕上げで、とことん素材の味を生かしきるのが信条のようだ。だから素材へのこだわりも相当なものがある。
北海道や、（シェフの故郷）長崎から取り寄せた魚介類。産地を指定した肉類。ジビエの季節には、長野県から直接入れた鹿などがメニューに上ることも。最近は野菜に開眼したらしく、特殊な西洋野菜を栽培している専門農園から仕入れためずらしい野菜で、いつも驚かせてくれる。先日うかがった際には、なんと色とりどり6種類ものトマトがあった。これらの素材を駆使して、シェフは常に新しいアイディアを試しているようで、季節が変わるごとにメニューはめまぐるしく入れ替わる。彼は、よほどの料理オタクに違いない。
また、ワインの揃えも頼もしい。サービスを担当されるシェフの奥様は、ソムリエンヌの資格を持つプロフェッショナル。出しゃばらずに、さりげなく的確なアドバイスをしてくれる。特にイタリアワインに関しての在庫は幅広く、小さな州のものまでほとんど全域をモノカヴァーしている。
しかし、この店の最大の驚きは、なんと言ってもあり得ないほどの全体のコストパフォーマンスが高さだ！
素材の味が十分わかるようにと、料理のポーションは常にイタリア並み。特にメインの肉料理は、一皿で二人が十分満足できる分量だ。ワインも2千円台からあり、中心は3000円から4000円くらい。
オープン当初からなんどか通わせていただいているが、たとえば先日（9月はじめ）のチョイスは、2人で、前菜に「ワタのソースを添えた厚岸産サンマのスモーク」（新鮮でないと、ここまでマイルドなアフミカートは難しい！）、「ピエトラを添えたトリッパの煮込み」。パスタに「アサリ、ツブ貝、ムール貝の漁師風リングイネ」、「インカのめざめを添えた手打ちトロフィエのジェノベーゼソース」（すばらしいモチモチ感）。メインに「仔羊のオーブン焼き」（なんという絶妙な火加減！全く臭み無し）。ワインはサルディニアのあっさりめの白を一本。デザートも手抜きなしに、チョコレートのケーキと、梨を添えたブラマンジェを堪能。食後酒のレモンチェーロとソーテルヌはサービスしてもらいましたが、これ全部でなんと1万3千円以下。
赤坂、銀座、六本木、麻布あたりだったら間違いなく倍以上はかかることうけあいだろう。（とくにグラナダ系列だったら、そりゃもう！）
土曜と祝日には2200円でほぼフルコースのランチをやっているので、そちらも十分お得だが、イタリア料理好きならぜひ夜に一度訪れて欲しい。池袋から3駅目の不便な私鉄沿線まで赴く価値は十分ある。
店は決して混んではいないのだが、シェフが一人で料理しているため、お客さんが増えると一杯一杯になる傾向が。電話予約は欠かせない。
追記：
9月末に再訪したところ、生ポルチーニが入荷していたので写真のみ追加。入荷したときは、前菜とパスタとして提供しているらしい。しかし前菜が1600円、パスタも1800円のという他では聞いたことがないような良心的な価格のメニューであった。