初秋のおまかせ : 夜鮨

井荻駅から徒歩２分、線路沿いの商店街にある寿司屋さん。
寿司も洋食も研鑽した異色の大将が営むカウンターのみのお店。
香味のあるシャリが映えるにぎりの他、お酒に合う酒肴も多彩。
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とある週末の夜にお誘いいただいて、久しぶりの訪問です。
おまかせコース（7,000円・税別）をいただきました　(￣ー￣*)

品書きには「前菜８品、握り８勘、お椀」と書かれていましたね。
この日のコースは洋風アレンジは殆どなく、寿司屋さんらしい品々。
乾杯のハイボールを除いては日本酒を合わせましたよ。

〇初秋のおまかせコース　

１、茶碗蒸し
あさり、おくら、ブロッコリー、あおさ。青々とした表情をしてます。
とろみのある餡が多めでさっぱりした味わいがスタートに心地よし。

２、子持ち昆布
ぶ厚くタマゴが張り付いた昆布を２片。
味付けは優しく、魚卵の食感と磯の風味が口内に広がります。

３、刺盛り
ほうぼう、ぐじ(炙り)、いわし海苔、かつお(たたき)、まはた。
１切ずつなんですけどそれぞれ味わいがしっかり。

４、かつお
再びカツオ、葱やミョウガなど薬味もたっぷり搭載してポン酢で。

５、かに
醸し人九平次とライムを合わせたもので寝かせたんだそうです。
鮮度よく殻離れのいい身はトロリと甘く、酒と柑橘の風味が奏功。

６、たこ煮、あんきも
やわらか煮は期待通りにタコの味わいが凝縮されてますねぇ。
大きめに切られたアンキモともども立派な酒泥棒。
(*￣ー￣)　２合め行きましょう♪

７、はも唐揚げ
揚げたてさっくりの衣の内には、ほっくりとした鱧肉。
かじった断面から立ち昇る湯気からも白身らしい香味が。
下処理も丁寧で安心してかじれましたねぇ。

８、いくら小丼
いくらの下に温玉、その下にシャリという構成です。
混ぜればもちろんとろとろで、たまご＆たまごの相乗効果。
あまりこういう食べ方しなかったですけど、侮れない旨さ。

９、松茸＆牛ばら。
松茸の香味をふわりと漂わせつつ、甘辛のタレ焼きなんですよ。
こってり味に薫りが映えるって印象ですかね。

10、焼き魚
塩麹に生山椒を合わせた真鯛を焼いてくれました。
しっかりした弾力を感じさせる白身に、山椒の香味がいいですね。


ここから握りへと突入。２種類の生姜が用意されましたよ。
ぶつ切りタイプはかなり尖った鮮烈さでしたねぇ。

11、ひらめ
自家製の煎り酒を合わせた艶やかな白身から。
スッと歯切れがよいものの、旨みもしっかりしてますね。

粒感の立つ米に赤酢を合わせたシャリ、酸味は軽やかでコクあり。
ほどよく空気を孕んだ握り加減も良くて、やはりうまい握りです。

12、石垣鯛
フランスブルターニュ産の塩と柑橘で。やや柑橘が強いかな。

13、ぼたん海老
しっかりと昆布で〆られた海老、力強い旨味と素材の甘さの均衡。

14、こはだ
塩は軽く、やや酸味が優勢な〆具合ですね。
青魚らしいクセをほどよく残してシャリとの一体感は良好。

15、玉(つまみ)
ジューシーかつ甘味のある球。葱がアクセントになってますね。

16、赤身
搭載されたのは海苔の佃煮ですかね、充実の赤身感にしっくり。
なんだか余韻も長くてお酒で流すとより快適。

17、ぐじ
刺身でもいただいたグジなんですが、流麗な切り身でしたね。
白身らしい美味しさがしっかりしていて美味。

18、赤だし(しじみ)
ここでお椀が登場。赤味噌を凌駕しそうなシジミの濃厚さ。

19、いか
搭載された海胆に気を惹かれ、何イカだか失念しました。
丁寧に包丁が入れられてすんなり咀嚼できますねぇ。
海胆とシャリ、イカの相乗感が気持ちいいです。

20、くるま海老
タマゴをまぶしたくるま海老。一段濃厚な味わいですよ。
イカウニに続いて濃密な味わいが口内を席捲します。

21、とろ
とどめの１貫は脂感と赤身の味わいが高いレベルで融合。
やっぱりシャリには鮪が合うなぁと思わせてくれます。

22、バスクチーズ＆ゆずれもんシャーベット
ダークラムの”ロンサカパ23ｙ”を合わせていただきました。
鮨の余韻が吹っ飛びそうな力強い組み合わせでしたけど
やっぱりこれはこれで美味しいんですよねぇ。


そんなこんなで充実のおまかせコースは終了。

(*￣ー￣)　酒代を合わせて10,000円強でした♪

大将も相変わらず陽気な感じで、終始楽しく過ごせましたね。

井荻駅から徒歩２分、線路沿いの商店街にある寿司屋さん。
寿司も洋食も研鑽した異色の大将が営む小さなカウンター。
香味のあるシャリが映えるにぎりの他、お酒に合う酒肴も色々。
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しばらくご無沙汰していた夜鮨さんで貸切会があると聞き
お誘いいただいて井荻へとやってきました。

カウンターに９人そろって満席となったのは良いとして。
(*￣ー￣)　大将含めて店側も４名♪
涼しい夜でしたが店内は妙に熱気を帯びてきましたね。

☆おまかせコース（貸切仕様） （・つまみ　〇にぎり）
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　お酒は別会計。
・はま吸い
・白えび唐揚げ
・とこぶし
・牡蠣
・ミニタルト（魚介＆ホワイトソース）
・若竹煮
・海老の老酒漬け
・かつお塩タタキ
・あんきも
・水たこ刺し
・ごぼうとフグの唐揚げ
〇赤身
〇〆さば
〇たいら貝
〇きんめ鯛
〇あじ
〇ひらめ
〇しまあじ
〇こはだ
〇えび
〇牛
・甘味

サービス品もまぎれてるようでしたが、こんな構成でした。

つまみの白眉はカツオ。高知出身の大将が藁焼きをした一品。
厚みのある切り身にほどよく塩がまぶしてあり、
シンプルなんですが素材味が濃厚でお酒にしっくりでしたね。

海老の老酒漬けには優美な添え物が載せられて。
酒をあおりつつチマチマといただいてみたり。

またあん肝も好みの味で、素直に冷酒で食べようとしたんですが
「これに合う赤ワインがある」なんて話も出てきたりして。
(*￣ー￣)　違和感がないのには驚き♪

それぞれ美味しいってのは元よりなんですけど
意表を突いてくれる創作モンなんかもあるから楽しいですね。


さて、にぎり。シャリの独自性が高まってる印象でした。

指でつまむとほのかに温かみの残るシャリで、
口元に寄せると酢の香味が結構ふっくらと漂います。
香味ほどに味は尖ることなく、存在感ありつつもまろやか。

終盤の車えびの他、軽く〆たサバなど青魚がしっくりな印象。
全体の量がちょいと多めだったので終盤は腹いっぱいでしたけど
出てくると食べたくなってしまう握り、良かったですね。


店は隠居気分で自由にやるなんて仰ってたような記憶がありますが
向上心ゆえか好奇心ゆえか、まだまだ進化が続いている様子。

このところは予約も多く盛況なようで、なんだか嬉しいですねぇ。

今回は周囲から巡ってきたお酒が多かったんで安上がりでしたけど
空いてる時を狙ってまたのんびりと訪れたいもんです　(￣ー￣*)

井荻駅から徒歩１分、南口の商店街沿いにある寿司屋さん。
年輩の大将が営む、旬の魚介が楽しめるカウンター。
居酒屋チックなノリもあるが、にぎりの質は侮れない。
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アプリで寿司屋検索してみたら、いつの間にやら登録が。
訪れてみるとちょいと新しめな建物の１階に看板が出てました。
昨年（2017）の12月に開店したのだそうです。

店内はＬ字のカウンターに10席ほどですかね。
氷を敷き詰めた木枠のケースにつややかなタネが並んでます。
おまかせもできるようですが、個別の価格表示もあり安心ですね。

ワインやキープの焼酎なんかもあるようで、
開店間もないながらも地元の方々に人気な様子です。
こちらの開店前にも近所で営業されてたのかなぁ
　　　　　　　　　　　　　　(￣ー￣*)　今度聞いてみよう♪

旬の魚介中心で煮物に揚げ物などもあり、
大将１人でまわしているので注文が集中すると少々時間が。
先客さんの合間をぬって、刺身をお願いしてみます。

・つまみ
ケースの中を眺め、とり貝を２つと小肌をつまみで注文。
とり貝は活モノで、殻を手際よく捌いてくれるのはさすがです。
磯感と素材の甘みが映える鮮度抜群な一品。
コハダは軽めの〆具合で、酢の酸味よりはほんのり塩が立ってます。

他にも焼き物や揚げ物、お酒の追加や酔客との会話も大将１人で賄うんで
当たり前ですが混んでるとテンポはかなり遅い印象です。
(*￣ー￣)　そこだけ惜しい♪

・おまかせにぎり　3,000円
前後半合わせて11貫のにぎり、色合いも鮮やかですね。

赤酢を合わせたまろやかな酸味があるシャリで米粒感も立ちます。
若干粘りはあるものの、造形も口内でのほどけ具合も良好で
タネとのバランスもよく素直にウマイと思います。
(*￣ー￣)　当たりですねぇ

このシャリに合わせることを勘案するとコハダの〆具合にも納得。
こと後半の赤貝、蒸しえび、あじ、うにと言った４貫は快適な一体感。


穴場を見つけてしまったかな。
屋号に相応しく、深夜２時まで営業しているそうで、
遅めの時間のほうが混み合うんだそうです。

早めの時間ににぎりをいただきに、再度訪れてみたいですねぇ。