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TOMASSOONさんの他のお店の口コミ
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店名 |
閉店
今川
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
住所 | |
交通手段 |
西武新宿線「野方」駅の南口を出て左に進み、2つめを左折してしばらく行った左手。じゃぐら本店と同じ並び。 野方駅から106m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
7席 (L字カウンター7席のみ。) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 | 全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
2014年4月24日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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【スープ:淡麗際立つスープ感!演出的にもナイスな大人の一杯という感覚】
<まさしく「淡麗」な魚介の汁!昆布や節系主体の崇高な味わい>
配膳されてまず目に付くのは「麺屋こうじ・・」の丼の文字。ちゃんと正面に向けて正座されたかのごときの配置。なかなか、OPEN間なしの緊張感を感じます。そして徐々に全体に目をやると、ニューウェイブ系でも中に和風極まる演出を感じ取る。まず、丼ふちに捩じ付けられたチューブわさび。なにやら通常の胡椒系や一味、ニンニクパンチで台無しにしてほしくない、という心配りと演出のこだわりを感じる部分です。ハイセンス勝負の挑戦状を叩き付けられた気分ですな(笑)。
まずスープの色合いが淡い。塩ラーメンとでも仕分けしたくなるほどのベージュ感覚。見た目から、大人の一杯と感じさせます。実際味わうと、醤油の風味感は淡く、カエシに至っても仄かな感覚。まさに「淡麗」を絵に描いたようなカエシのエッジングです。それだけに、ベースの出汁の本領が発揮されるという感じかもしれない。淡麗なれど、味わいの豊かさは透き通った感じがして、日頃は裏方で支えている昆布系の旨味も感じられるようでもあり、また節を丁寧に煮出した感覚がとてもマイルド。小魚にいたっては、苦みや甘味が斗出し過ぎないようなバランス感覚を感じます。
この一杯は、好みが分かれるかもしれませんが、ハマるひとはハマるかも。街角の一杯というより、料理屋のセンスかも。これならビールと共にゆったりとやりたい気分だが、OPEN間なしということで、まだアルコールはラインナップされておらず無念(笑)。
<動物系も仄かで塩気円く!柚子胡椒投入で格段の淡麗風合い!こういうの好き!>
動物系を全く感じないわけどもなく、鶏ガラ主体としたド物エキス感が非常にスマートに引いているという感覚。この割り切りが実に良い。よってガッツリ系はまず期待しない方がよいことと、言うなれば「連食」向きかもしれません。
しかし、柚子胡椒を配するセンスはすごくい!これはこのスープには最高に合う!まさに和の一杯という感覚が広がります。投入によりアッサリ風味が格段にレベルアップ。早春の仁和寺の桜から、早春の妙心寺の桜庭から、一瞬にして初夏龍安寺の枯山水に転じるような、そんな風景感が一変したかの如く。淡麗の中にさらに清涼感が爽やかに広がるといった感覚。そして滋味深い。こいつはいい!鼻孔を駆け抜ける香りに背筋が少し伸びる。レモン・すだち等の柑橘系で安易に処理しなかったところにセンスも感じる。
【麺:淡麗な中にあって、しっかりとした手揉みな重厚麺が実はバランス合ってよろしい】
<淡麗スープに、しっかり手揉み縮れ麺が意外と合う!密度感あるモチモチがいい感じ>
こういった淡麗スープには、細麺!と頭に浮かぶが、食券を手渡す際に太麺をオススメになるので、素直にそれに従う。ひょっとしたら今だけ対応なのか不明だが、ストックあるうちに食されよとのこと。素直にしたがって良かったと思っている。
意外に個性ある麺も淡麗スープに相性が良いのです。淡麗ゆえに、麺自体の風味がストレートに伝わって来るというか、麺のグルテン感が引き起こす熟成の風味とか、そんな麺自体のもつニュアンスがそこはかとなく感じながら食い進める。ちゃんとした歯応えがある多加水麺で、クニリとした奥歯のすり潰し感があり、また前歯でのスパスパという千切り感もリズミカルに食える。個人的には、程よい密度感ある多加水モチモチ麺という全体の印象を盛っています。
<文字通り、手揉みがスープの持ち上げの良さを証明!麺の風味が生きた感じが伝わる>
あの「とみ田」と同じ麺です、とスタフ殿のご説明あり。茹でる前の手揉みで一段とスープとの絡み、持ち上げ度が変わるとのコメント。実際に食ってみてもそれが伝わります。淡麗な味わいがしっかりと麺に染み入る感覚と持ち上げる感覚があって実に旨い。またこれにより啜りにおいてもスベリ感がアップしているようにも感じられ、手揉みウェーブが内頬をタッチして駆け抜ける感覚が楽しい。また、舌触りも軽くぬめる程度で丁度よい。こいつはいい!(一方の細麺なら、どんな感覚で食えるのか、逆に楽しみになったりする)
【具:糝薯鵜があるだけでもすごくテクニック感がたかまる麺顔】
<ふわふわな白身魚の糝薯鵜(しんじょう)が崇高感を高める>
崇高感を高めるのは、何と言ってもこの糝薯鵜のお姿。真っ白な練り物で、はんぺんよりも目がつまったような、ふわっふわ感がたまらない。軽くスープを吸い込ませて食うとこれまたレベルアップ感がある。味としても塩気を極力排除して、白身魚自身の味わいを楽しめるタイプなので、特に女性にオススメなトッピング(デフォルトで付くが追加できるのならしてみたい)。
また、メンマを排除して、山くらげを投入しているのがいい。これもこの麺顔から受ける感覚を特徴づける一因かもしれません。コリコリとした歯応えも演出的であるし、また味わいとしてもわさびが溶け込んだスープには、メンマよりも山くらげの方が相性としては軍配があがると思える。
<意外と外側スパイシーで鶏モモ(?)のピンクチャーシューがこれまた崇高感を高める>
意外と和で完全統一されていないのが、このチャーシューのペッパー感。わさびと喧嘩しそうでそうでもない。このペッパー感は、おそらく塩気を極力抑えるための選択かもしれませんし、また他メニュー展開を考えてのことでしょう。うっすらな桜色をした鶏チャーシューの部位は、胸肉か?ほどよくパフパフ感がありつつも、歯応えやさしいといった感覚。そして汁を肉繊維のスキマに染み込ませて食うと、スープとの相性も楽しめるといった感覚で食える。トッピングでもいいけど、酒にも合うといった仕上がり。このチャーシューなら、白飯よりも、酒だろうな〜・・・相性としては。
<味玉の黄身が最高に濃厚!そして多断層な熱の通りが絶妙>
実に色合いが鮮やかな黄身。なかなか見たことの無いほど、紅と感じるほどにも色濃く、味わいの濃縮ぶりを伺えそうな見栄えです。染み込んだ味わいには、塩気が抑えられてて、黄身本来の味わいを素直に感じる。コクと味わいが深い。またスープに溶け込みにくいところも気に入っている。タレの味わいはアッサリした感じだけど、染み込みは深いようで、白身の揺らいだ弾力がそれを証明しているかのよう・・・・・。この味玉も中々の仕上がり感で全体的なテクニックをこういう部分でも感じたりする。
総じまして、「濃厚激戦区・・・野方に新たな旋風」といった感覚を受けるお店。これは、再訪問必須!だが勤務地変更してからはツラくなるな〜・・・近いうちに行けるかと考え中であります。
この界隈は、京都奈良ブランドの濃厚豚骨魚介があるし、味噌の名店、そして豚骨醤油のブランド本拠地などあり、濃厚民族としては非常に魅力的なエリアだと思えますが、ここに敢えて出店とは挑戦的ね〜。などと考えていたら、あ!そうかここ「こうじグループ」だったっけ?と思い出した。そうか・・・・ようやく西東京エリアにも本格進出ですか!これは大歓迎だな〜。これから盛り上がり、活気づきそうな野方であります。応援してまっせ!なので詠います!
春盛り
若葉活づき
気も逸る
開く新店
芽吹くか人気
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!