ライス : 中野苑

中野苑で焼肉。生ビールをいただきセンマイ刺しから始める。この独特のタレがなんか美味い。店のおばちゃんもしきりにタレがなくなったら言ってね、とプッシュしてくるので自慢のタレのようだ。

昭和の焼肉屋なので肉の種類はとても少ない。基本的に「上」がつかないメニューはあまりおすすめできない。上にしたところで１５００円なので変にケチって不満足になるより素直に上にした方がいい。この日は、上ロース、上カルビ、上ミノにした。

焼肉にはライスだろうという訳で、一応ライスも頼んだが、焼き肉とご飯の相性がこれでもかというくらいに良くて、ビールでお腹が膨れているのに米の欲求に負けてしまった。バクバクバクと米を食らった。

この日、親父さんが遅れてやってきて、おばちゃんが肉を切ってたけど、そういうこともできるのな。ちなみにおばちゃんは耳が遠いので注文はしっかりと大きい声で言わないといけない。

たまにしかいかないのに愛情のこもった「まいど」をくれるありがたいお店。

お店の外観はなかなか気軽に入れない感じの古びたお店なのだけど、昭和の煙モクモクな焼肉が味わえる良店。最近では玉袋筋太郎の玉ちゃんねるというyoutubeで取り上げられて、近所の人ではなさそうだなあっていう人をちらほら見かけるようになった。

残念なことに「定食」という肉とご飯とキムチにナムルのセットを中止してしまっている。これが１５００円という大変お得なセットだったので、このお店では定食をまず注文して肉を追加していくというのがよかった。1人焼肉のハードルも随分と下がっていたのだが。

高齢な夫婦でやられていて、奥さんがホールなのだが年のせいで耳がちょっと聞こえにくくなっているので、あらかじめそれを承知で大きめな声か手振りで助けてあげてほしいところ。

自分はセンマイ刺し大好きマンなのに、この店でセンマイ刺しがあるとは最近知って（メニューにあってもできないものがちょこちょこあったので）、今回注文するのは2回目なのだけど、前回より当たりのコンディションのセンマイで良かった。タレが独特のもので単純な辛味じゃなくて熟成されたコクがあって美味しい。

お肉は上タン、上カルビに上ミノ。生ビールをお供に美味しくいただいた。

先客に東北弁の方がおられて、その人が派手にホルモンを煙らせて店内モクモクしていたのだけど、昭和の店内に充満する煙と東北弁の組み合わせで、自分が青森かそこらにいるような錯覚を覚えてしまった。

　すこし臨時収入が入ったので、帰り道に一人焼肉。ロースターで煙もくもくの中野苑。上タン、上カルビ、上ロースを注文して生ビール。サービスのもやしから始める。ちなみにここは定食というメニューがあり、お一人ならそれで一杯やるのもいい。
　まずはタンから。すごく美味いわけでもないが、いい感じの肉厚さで美味しく味わえる。徒歩数秒のところに新井薬師が誇る肉屋のニシジマがあるので、タンみたいにシンプルに味わうのであれば、ニシジマで購入する方がリーズブルなのかも。
　ただし、肉の場合は油の問題もあって家で美味しく焼くのはなかなか難しい。特にニシジマで売ってるようなA５ランクのような脂のサシが入っているような肉を家で美味しく焼くのは至難の技。
　ここで中野苑が活躍する場面が登場する。ほどほどにいい肉をロースターで煙もくもくで焼く。食べる。ビールで油を流し込む。この一連の作業を円滑に行うにはお店で食べるしかない。煙にまみれながら肉を喰らい生ビールを飲み干す。なんとも単純な作業であるが、生きているという感じがする。
　ただし、ロース。焼肉においてロースという存在は果たして正義なのだろうか。高額な立ち位置にいるロースを値段なりに美味しいと思ったことがない。この2017年ロース問題には今年度中に答を出して生きたいと思った。

　どうみてもパッとしない古い外観の焼き肉屋さん。　外のショーケースはがらんと空白、なんともやる気を感じられなかったのだけど気になっていたお店に突入。　中に入ると、ほぼ満席、、、。　ロースターで肉を焼いているので煙いがそれも風情。　なんかいいところを見つけてしまったような気持ちになり嬉しくもある。
　まずはビール。　おつまみに豆もやし。たっぷりの豆もやしに、サービスのもやし。　もやしがかぶってしまった。オイキムチはちょっと熟成した感じ。　肉は上タン、上カルビに普通のカルビ。　カルビで千円、上カルビで１５００円とそこそこな値段。　上タンは１５００円だったかな。　タンはさすが上だけあって厚みがあっていい。　上カルビ、カルビ共に、値段なりの味。　コストをはるかに超える驚きではないが、普通に美味しい。　味付けがちょっとしょっぱいかなあ。