生地が美味しいピッツァがいただけるこじんまりしたイタリアン : スノー グース

西武池袋線中村橋駅出口を出て右に曲がり、線路沿いの道を富士見台方面へ歩き（Emioを右側に見ながら行き過ぎ）二つ目の細い道を左折すると右側にイタリア国旗のある看板があります。
入口は少し奥に入っていて、白地に赤いドア、植木が置いてありちょっと可愛らしい外観。

実はかなり以前から気になっていたものの、中の様子が見えないこともあって入るのを躊躇っていました。

縦長でこじんまりした店内右側にカウンター席、その中が厨房、奥にテーブルが数卓あり、カウンター上にワインの瓶が並んでいます。
ピッツァ窯は入口近いところにありました。

週末１２時頃に伺いましたが、８割以上埋まっていて、カウンター席にあった空席にどうにか滑り込むことができました。
席間はやや狭いですが、カウンター下に荷物をかけるフックがありました。

ランチメニューは以下の通り。

★本日の一口前菜盛り合わせ、ナポリピッツァ　または　パスタ、ワンドリンク（下記から選択）　1,500円
★本日の一口前菜盛り合わせ、ナポリピッツァ、本日のメイン、ワンドリンク（下記から選択）　3,000円

■ナポリピッツァ
マリナーラ
マルゲリータ
ソレンティーナ
ルッコラ
ビスマルク　+300円
ゴルゴンゾーラ　+300円
マルゲリータブッファラ　+500円
本日のピッツァ

■パスタ
Rosso　本日のトマトソースベース
Bianco　本日のオイルベース
＊お子様用パスタご用意可

■本日のピッツァ
　のらぼう菜、チェリートマト、モッツァレラ、バジリコ
■本日のパスタ
　Rosso　自家製サルシッチャ、山菜、ケッパーのトマトソーススパゲッティーニ
　Bianco　イタリア　ヴェネトのホワイトアスパラのラグー、西貝レモン　ショートパスタ
　Giorno　島根　白身魚のラグー　手打ちタリアテッレ（+500円）
■本日のメイン
　天然ホウボウの小さなアクアパッツァ or 黒毛和牛の赤ワイン煮込み

■ワンドリンク
スパークリング、ワイン（白・赤）、アサヒプレミアム熟成生ビール　各+500円、ジンジャエール　+300円、ウーロン茶、コーヒー（ice/hot）、オレンジジュース、アップルジュース、紅茶（ice/hot）
＊美味しいグラスワイン、スパークリング、赤白ロゼワイン等ボトルのご用意あり
＊+300円でプチドルチェがつけられます


軽めの1,500円にすることはすぐ決まったのですが、ピッツァとパスタどちらにしようか迷ってスタッフに伺うと、「ピッツァは窯焼きなのでお勧めです」ときっぱり。
人気はやはりマルゲリータだそうですが、少し変わったところでのらぼう菜を使った本日のピッツァにして、ドリンクはアップルジュースを選択。
注文した後でメニューを見てわかったのですが、ピッツァは一日２０枚の限定でランチタイムには２～３名で１枚、４～５名で２枚までしか提供できないと書かれてありました。

１０分程で前菜が運ばれて来ました。

本日の一口前菜盛り合わせ（上から時計と逆回りに）：
ニンジン　バーニャカウダソース：　ニンジンはオリーブオイルでソテーしてあり甘く、バーニャカウダソースはアンチョビが効いていました。
キビナゴのエスカベッシュ：　キビナゴを玉葱とニンジンのスライスと合わせ甘酢につけたもの。
少し苦みのあるキビナゴに甘酢加減が良かったです。
安納芋のサラダ：　ジャガイモとニンジンのサラダをボール状にして、オリーブオイルと胡椒がかけられていました。
（‛安納芋‘と聞こえたけれど、私の聞き間違えだったのかも？　笑）

中央にルッコラのサラダがあって風味良かったです。

前菜を食べ終わって少ししてピッツァが到着。

本日のピッツァ：　ランチタイムなので小さめかと予想していたのですが、フルサイズに近い大きさで、のらぼう菜の緑、チェリートマトの赤、モッツァレラチーズの白のイタリアンカラーがピッツァ生地に映えます。
トッピングは中央部分にやや寄っています。

コルニチョーネ（縁部分）がふっくらしていて、持ち上げると中心部が垂れ下がりますがそれほど薄くありません。
サクッとした歯応えにもちもち感もあって、生地はなかなか美味しいです。

のらぼう菜はわずかな塩味をつけてあり、ペースト状になっている部分はねっとりと、茎は歯応えがあって味わいがあります。
後から調べてわかったのですが、のらぼう菜はアブラナ科の野菜のようです。
チェリートマトの酸味とモッツァレラチーズのクリーミィーさ、バジリコも香り良く、トッピングのバランスはまずまず。

生地は小麦の甘味と旨味があり、最初トッピングが中央部に固まってのっていたので少ないかと思ったのですが、生地に旨味があるのでちょうど良かったです。
野菜を素材にしてあるのと、オリーブオイル少なめなのでさっぱりといただくことができました。
最後の方、チリオイルをかけてもチリの風味とオリーブオイルの円やかさが加わって美味しかったです。

アップルジュース：　氷なしでお願いしたのですが、その分極端に減らされておらず好印象。
お味は普通でしたが、こういうサービスは大事ですね。


枚数限定のピッツァと謳っているだけあって、生地に甘味と旨味があって美味しいピッツァでした。
前菜も特別感はありませんが、丁寧に作ってある印象を受けました。
全く期待していなかった（失礼！）ことも手伝って、より美味しく感じられたかもしれません。
カウンター上にあった説明によれば、素材にもかなり拘っていらっしゃるようです。

場所柄1,500円からのランチは少々お高めに感じますが、ピッツァがそれなりにボリュームあり、味、内容を考慮すると悪くはないかなと思います。

お店は小さめですが、ランチでもピッツァの種類もそこそこあり、メニューの選択肢もそれなりにあるので飽きが来なくて良いですね。

厨房２名、ホール１名の体制でしたが、きびきびとした働きぶりで親しみのある接客でした。

近隣の家族連れや常連さんと思われる方もいらっしゃっていて、地元に馴染んだお店という印象だったので、これからも精進され頑張っていただきたいです。

又機会があったら立ち寄らせていただきたいと思います。