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店名 |
玄蕎麦 野中(げんそば のなか)
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受賞・選出歴 |
そば 百名店 2022 選出店
食べログ そば 百名店 2022 選出店
そば 百名店 2021 選出店
食べログ そば 百名店 2021 選出店
そば 百名店 2019 選出店
食べログ そば 百名店 2019 選出店
そば 百名店 2018 選出店
食べログ そば 百名店 2018 選出店
そば 百名店 2017 選出店
食べログ そば 百名店 2017 選出店 |
ジャンル | そば |
予約・ お問い合わせ |
03-3577-6767 |
予約可否 |
予約可 ※土日祝日は予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
西武池袋線「中村橋駅」南側出口から徒歩14〜5分 中村橋駅から832m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
30席 (テーブル30席) |
---|---|
個室 |
有 (8人可) |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
有 8台分あり。満車の場合は近くにコインパーキングが数か所あり |
空間・設備 | 落ち着いた空間 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり、日本酒にこだわる、焼酎にこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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3月10日(土)11時開店すぐの訪問。
以前長野県のお蕎麦屋さんの店先で2時間待ったことがトラウマになってて、美味しいと評判のお蕎麦屋さんには開店前に訪問することにしています。今朝も15分前に到着しました。
開店五分前になるとガラス向こうにある機械の石臼が回りはじめました。挽きたて、打ちたてへのこだわりを開店前から感じます。
『いらっしゃいませ。どうぞ中にお入り下さい。寒かったでしょ。』
暖簾を持って出てきた店員さんが話しかけてくれます。
『こんにちは。今朝はちょっと寒いですね』
そうこたえながら一番奥の2人席に座った。
この店には蟻巣の田舎蕎麦(限定10食)という看板メニューがあります。蟻巣(アリス)石は水晶と石英で構成される花崗岩、無数の小さな『巣』があるので、通気性がよく熱も持ちにくいそうです。蟻巣の田舎蕎麦は、その石臼で手挽きした蕎麦粉十割で打った、こだわりの蕎麦です。
❶蟻巣の田舎蕎麦
❷鴨せいろ
の2品を注文しました。
最初に蟻巣の田舎蕎麦を持ってきてもらいました。粗く手挽きされた蕎麦は、麺のところどころに黒や赤の星が見えます。数本手繰って、口に含むと穀物由来の優しい蕎麦の香りが鼻に抜けます。一本一本、力強く打たれた麺は、冷水でキリリとシメられていて、ひと噛みひと噛みに存在感を主張します。もう一度何もつけずにそのまま、さらにもう一度何もつけずにそのまま、麺を啜りました。。。
次に卓上にあった塩を振って食べます。不思議なことに『野中』さんのお蕎麦はそのまま食べても物足りなさを感じなくて、塩を振っても振らなくても、味わいにそれほど大差がないと感じました。。。
はじめての経験だ。。。
それから少しだけツユを注いで、大根おろしを薬味に、麺の先端だけをつけて食べた。力強く透明感のある蕎麦は、その時、複雑な風味の渦巻くツユに調和して、最後に豊かな香りを余韻ではなく味わいとして残した。僕はこのレベルの蕎麦でツユにつけることを勿体ないと思わなかったのは、今日がはじめてです。
世の中に香り高いお蕎麦を塩で食べる人なんて、そうそういません。ご主人はツユにつけて完成されることをイメージして、力強く、そして美しく蕎麦を打たれているんだと思います。
そして、、、そこには蕎麦の美味しさを沢山の人に知って欲しいという想いが込められています。
田舎蕎麦を食べ終わった頃を見計らって、鴨せいろを持ってきてもらいました。挽きたてのそば粉で打たれた蕎麦は、いつか亀有で食べた田舎蕎麦以上に蕎麦の香りを放ちます。同じく強く確信を持って丁寧に打たれた麺は、田舎蕎麦ほどワイルドな個性はありませんが、はっきりと存在感を主張します。少し厚く切られた鴨肉は低温調理されたようにしっとりとしていて、プリプリした脂身が口の中で踊ります。麺をツユにどっぷりとつけて、啜ると、それが冬のご馳走だと感じて、心から温まりました。丁寧に作られた鴨せいろにはご主人の食材に対する愛情を感じる時があって、食べる側にご馳走だと感じさせるのは、作り手の愛情や敬意をそこに感じるからかもしれません。
蕎麦を食べ終わった後、ツユに蕎麦湯をいれて飲むと、ほのかに浮かんだ鴨の脂が一層美味しく感じられて鴨鍋のツユを飲んでいるような幸せな気分になりました。僕は蕎麦を食べた後に、余韻を楽しむように蕎麦湯を飲むことが大好きです。時々、蕎麦湯をお代わりする事もあります。。。(^_^;)
それは僕にとって、とてもほっこりとする時間で、そして蕎麦を食べた余韻として、とても幸せな気分を感じます。色々なお蕎麦屋さんに行ってますが、僕は全国的に見ても別格的にこの店は美味しいと思いました。