癒され空間で終日ランチ！ステーキまで頂ける！ : くつろ樹

　以前から気になってたお店の一つっす。何度前を通るも 休業中。
　唯一レビューされてるマイレビュアー様にボヤキ コメ送ったら(はた迷惑な)｢くつろ樹さん、営業されてますよ」とのこと。次の日曜たまたま通りかかると確かに営業中。ならばと、行って来ました2014年11月。

　武蔵境駅北口 すきっぷ通りを北上して十字路に出て、ハイナン焼きショーロンポー さんが左に見えたらそこが独歩通り。さらにまっすぐ数分歩いた消防署の 道路はさんで斜め向かい。
　お店の前がひときわデコなんすけど、これさえ見つけりゃ、大丈夫。でもお店は さらに地下一階。

　お店に入って驚くのが とにかくお店が綺麗に清掃、整頓されている。雑誌や、新聞がカウンターの上に置かれているのはご愛嬌。
　穏やかな感じの オーナーご夫妻が迎えてくれっス。
　サービスが細やかなのが 嬉しいっス。

　まずは、日替わりの豚バラ厚切り味噌漬焼 ￥780/込を注文、ライス、スープにコーヒーつき。
　鉄板の上に乗せられてジュジュウいいながらやって来る。3.4ミリ厚の方形に切られた豚バラ10切れ以上がキャベツ玉ねぎ等炒め野菜のうえに乗ってるっすね。

　豚バラをまず一切れ、ライスの上にワ〜ン・バン！
　赤みそ主体の辛めの味付け。味噌、みりん、砂糖、と言ったところを絡めて炒めてある、つけ込んだ感じじゃ無い。この日は脂身が多かった。嫌いじゃないんで構わないが、日の仕入れに依って赤身の多さは違うのかも。

　炒め野菜は 塩 胡椒のみの薄味、と言うよりチョッチうす過ぎかも。と言う事は・・・バラと一緒に口に運ぶとこれが正解。これで丁度いい感じだけど、それなら一緒に絡めて炒めてもいいんじゃね？　ただの 味噌味の野菜炒めでは 味が単調になりがちだから、別になってるのも味が変わっていいかもだけど。ただ、味そのものは、悪くないっスよ。

　日を改めて オーダーした 手作りハンバーグセット ￥980/込
　大きめの皿に、炒め野菜が乗りその上にハンバーグ。ハンバーグには、けっこうな量のブラウンソース。火は 充分中まで通ってる。
やや固め、ハシで切れる限界かも。

　ただ、肉質自体はいい。赤身を粗挽きして、脂身を除いてあるっスね。噛み応え合って、肉の旨味がはっきり分かる。塩 胡椒が薄味なのもさらにいいス。流石 元肉屋さんだけあって、肉の質がいい。こうなるとつい ワンバンしたくなっちゃうなあ。
　でもこのハンバーグ、ハンバーグとしてよりハンバーガーのパティの方が合ってる様な気がするっス。

　それに、炒め野菜の量が結構ある。豚だと野菜炒めでもいいんじゃ無いかと言ったけど ハンバーグの野菜炒め定食なんて聞いた事無いから、ブラウンソースが多めなのも野菜に絡めて食べる為かな。

　生野菜サラダのキャベツ(コールスロー)は、かなり細けえっス。80年代くらいに流行した切り方っスけど 時間と技術が必要で現在は機械切り以外であまり見かけねえんスけど。こういった技術は高いっスね。ただ、ドレッシンッグも80年代テイストか？やや酸味が勝ち過ぎ。甘味も旨味もやや薄いかも。

　スープは コンソメ。玉ねぎ主体で甘味が充分出ているもの、味はこれもやや薄め。具がかなり多いのは嬉しいスが、どうにもぬるいっス。

　コーヒーはホットとアイス両方頼んでみた。サービスのタイミングは絶妙っス。食後と言ったらきっかり3分後に出て来るって感じ。
　アイスの方は ￥350が、デフォの価格。その安さなら納得っスね。ホットの方は、最近の主流・苦みがあってもコクがあると言ったものとは、チョッチ違うかも。やや薄い、量の方は十二分なのでアメリカンでも飲んでるみてえ。まあデフォで￥300っスから。
　
　ハンバーグの肉質考えたらステーキ食ってみたい様な気がするんスけど。でも喫茶店で￥1800〜￥2500は、冒険価格だなあ。二人で￥5000 アルコールも無いし(あったらもっと高くなるけど)・・・。

　総じて、｢ご飯カフェ｣の名の通り 料理がウリなのは間違いねえっス。肉の質自体も さすが！と思わせる部分もあるっス。
　残念なのは、技術は軽食屋さんのもの。レストランの技ではないっスね。

　しかし、サービスはというより細やかな気遣い、気配りが嬉しい。
　居心地良過ぎて かえってこっちまで気を使って 長居していいのか聞きたくなるっス。

　よく考えたら地下で窓が無いのな。今まだ気がつかなかったっス。
　それを意識させない時間と空間がココにあるんスよ。
　終日 ランチ価格でセット食べられるのも嬉しいねえ。