ラーメン： 微乳化な感じでカエシが少し効いた醤二郎！ニンニクとトウガラシパワーでウマウマ！ : 成蹊前ラーメン

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＜２０２０．０４＞ ラーメン ニンニクトウガラシ炙り＋special生卵＋のどごし生

　とてもメリハリ付かなかった在宅ワークの一週間が終わり、ちょっと憂さ晴らしに近くを散歩。ついでにラーメンひっかけて帰ることとしましょう。ちょっと歩く距離が極端に減ってるので、天気もいいから往復で小一時間ほど歩こう！そして気分転換に・・・やっぱり二郎系をガッツリと！！そんな感じでマップを広げてみたところ、条件に合うのが「成蹊前ラーメン 吉祥寺」がビンゴ！。
 
 
　いやー実に久しぶりの訪問です。ここは言わずもがな、元ラーメン二郎 吉祥寺店。成蹊大の学生いたずらか・・・ラーメン二郎→ラーメン三郎→ラブメン生郎→ラーメン生郎・・・と看板書きが変遷して、今に落ち着くといった流れです。またこの変遷時期をあえてインスパイアしたのか、ラブメンという名もは少しばかり派生したような記憶。
　
 
 
 
＜酒＞ のどごし生：不思議なことに外で飲むとキレてて妙に旨いのだった！
 
　平日半ばにブログアップするかもしれませんが、れっきとして週末休日の訪問ですのであしからず。当然飲む気ありありだったんだが、二郎系って酒ないイメージ。ところが、発泡酒とレモンチューハイは180円で提供という嬉しさです。もちろん発泡酒をチョイス！
 
 
　出てきたのが「のどごし生」でありました。厳密にいうと【第二のビール】として登場したのが「発泡酒」。これをさらに酒税対策に麦の量を工夫して開発されたのが【第三のビール】であり「リキュール酒」。これは第三のやつだよね？。
 
 
　しかしどうしたことか！キレがあってとてもうまく感じたのだった！。外で飲むと妙にうまく感じられるのはなぜ？。喉元を刺激するシュワシュワ感もたまらんね！。苦味にはどこか金属的な後味もありましょうが・・・温かい昼間とあって爽快感と受け取りますよ！。ちなみにこのあと、帰り道で気を良くして同じのを買って帰ったが・・・やっぱ家だと雰囲気がでねぇ〜。
 
 
 
 
＜全体＞ ボリューム入門編でも・・・薬味迫力でワイルドさを感じさせる麺顔！
 
　おおお！なんと優しさ溢れるモヤシのお出迎え！。時と場合によっては壁となって立ちはだかり、絶望の淵へと追いやるヤサイの山ですが、これはとてもおとなしくてオーディナリー。そして色合いがも優しい。これは見るからにクタってる雰囲気で、胃にも優しそう！。それに相反して豚はワイルドな風貌。ごろごろっと塊が転がっているが、炙りによって焦げ目ができて余計に迫力を増してますよ。そして奥には遠慮なく刻みニンニクのコブ山ができており、トウガラシはすでに汁の中へ溶け出そうとしているではないか！早く食わねば！。
 
 
 
 
＜スープ＞ 微乳化な感じでカエシが少し効いた醤二郎！ニンニクとトウガラシパワーでウマウマ！
　
　ニンニクとトウガラシが滲む前に、写真メモより先にサラッと味わうが・・・デフォルトが実に旨いじゃないか！。割と醤油が少し効いた色合いでうっすら霞んだスープ感。ラードの膜がうっすらかぶるが・・・なんとなく醤二郎の片鱗もありつつ、しかし豚骨エキスの滑らかさから微乳化という雰囲気か？。もう一度確かめようとすると・・・間に合わずトウガラシがドバッと入り込んできたよ。
 
 
　嗚呼、このトウガラシがいいね！。他店舗でもテーブルセットに置いてあったりとするんだが、辛みがカエシの味わいにプラスされ、キリリとした味わいに感じるから不思議！。旨辛系のヒリヒリとはまた違う、生郎由来のトウガラシ表現がいいね。滅多にやらないコールだけど・・・やっぱトウガラシもクセになる。
 
 
　当然、豚骨のまったりともじっとりとも感じられる濃密さや重さが程々でいい。そこに刻みニンニクの刺激が溶け込むと嗚呼・・・ビシビシビシっと芯が通る味わいと仕上がります。つい数分前にミキサーかけたばかりのニンニクがドバッと入ってるので鮮度抜群！。部分的に噛み締めるとピッキーン！と痺れ渡り慌てて食らうモヤシがまた旨く感じられてナイス！。
 
 
 
 
＜麺＞ やや柔っぽい歯切れにオーションをしっかり感じさせる風味がナイス！汁を吸い込みがちで一気に食えるボリューム感！
 
　イメージ的には少し柔らかめ。太さは二郎系の標準サイズで茹でる前の茶褐色もまさに王道といった感じです。面白くて特徴的なのはそのボコついたフォルム。部分的に縮れと呼べる曲線を作りながら、ある別の部分ではゆったりとした流れ。全体的には細かく捩れているので、ボコボコした地肌がランダムで複雑・・・実はこれにクタり気味のモヤシがよく引っかかったり絡んだりするんだね。
 
 
　味わうと実に素直なオーションの風味。豚骨醤油の塩気に混じったオーションの風味を感じるだけで、嗚呼・・・ストレスが解けてゆくわぁーって感じます。これはきっと仏教で言う「解脱」ってやつだね。日頃の仕事の悩み・在宅ワークのストレス・Web会議の一方通行感等・・・それら「迷い・束縛・苦しみ」などから刹那でも開放してくれるのが、「オーションの香り」。悟りの小麦粉なのかもしれません。
 
 
 
 
＜special生卵＞ 麺絡めて爆ウマ！チリソースと微妙なパクチー刺激が新たな二郎系の扉を開ける
 
　へへへ・・・今回のメインはこれ「special生卵」。生卵はよくやる「すき焼き風」に食らうアイテムですが、ここに少しばかり日替わりで具材や薬味が加わると言うもの。今回はチャーシューの欠片の他に、チリソース・パクチー・フライドオニオン・スパイスが入り、このままでも食えそうな勢い。ここにオーション麺をガッツリ投入していく！。
 
 
　・・・気分は一気に「あるある探検隊」の西川。旨さのあまり意識が飛んでしまいました（ウソです）。パクチー大好きな上に、チリのホットな感覚に生卵の円やかさが合うのね！。そしてオーション麺が、生のパスタのようにも思え、ちょっと変わったエスニックカルボナーラのような雰囲気。いやぁ〜これは旨い！。ここに来たら、special生卵は必須！。最高でございます！。
 
 
 
 
＜ヤサイ＞ いい感じでクタり気味！もやしに甘味が増すようで麺や生卵に絡んで旨し！
 
　ほぼ全部モヤシ。そしてクタっとしており柔らかめの歯応え。そして一番お伝えしたいのが・・・ナチュラルに引き出された甘味。この甘味が、この店のイメージアイテムのトウガラシの辛さと縦横に絡み合ってくれる。なのでスルッと食えてしまうと言う役割は大きいです。
 
 
　ジロリアンの方々には量も優しすぎるかと思いますが、私のようなヘタレレベルは二郎系ビギナーには最適と申せましょう！。また麺もそうですが、生卵ともよく絡んで旨くさせてくれます。ここのモヤシはかなり好きになりそう・・・。
 
 
　
 
＜豚＞ おおお！脂が醤油に染まってまるで飴色！炙りが入り香ばしくも甘い味わい！神豚降臨か！？
 
　ここまででも十分に旨さに興奮しているが・・・豚の旨さにノックアウト。再び、あるある探検隊の西川くん状態です。
 
 
　ほぼバラ肉。そして脂身がしっかり残っており、皮に近い部分もあるのでは？と思うほどに・・・トロトロ感覚。どの方向から前歯を当てても・・・ふかっ！スーっ！っと千切れます。そして見てほしいのは脂の色合い！。深く醤油ダレが浸透しており、まさに飴色状態です。ここがまた旨い！悶絶するほど旨い！。
 
 
　それらをまた配膳直前にバーナーで炙る。脂身が多いから焦げもしっかりと付いて、芸術的な焦げ目が誕生です。醤油ダレを含んだ脂身と赤身。焦げて蕩けて甘味がアップ！。脂身はトロトロだったのがさらに拍車がかかってトーロトロ・・・。旨すぎて別腹でいくらでも入ってゆきます！。これは豚追加してでも食らうべきだったかと！。
 
 
 
 
　総じまして「ワイルド＆ハートフル！トウガラシ＆炙りで個性際立つ二郎系！未経験者にも激しくオススメ！」と言う感想。今回は「トウガラシの相性」「special生卵の魔力」「トロトロ豚の炙りマジック」らに翻弄され通しで、気持ちよく疲れました。また今の自分に一番合う二郎系だったのかもしれない。ちょっと訪問頻度を上げたいかなと思う次第です。こんなご時世みんながストレス抱えてる！食って発散ならこちらも激しくオススメ！。旨し！なので・・・・とっとと最後に詠って、いつものように締めたいと思います！。
 
 
 
　　　引きこもる
　　　憂さを晴らせよ
　　　二郎系
 
 
 
　　　炙りの豚に
　　　焦がれる心
 
 
 
　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！。

＜２０１６．０４＞　ラーメン・ヤサイニンニクショウガ

【とってもライトニングされた非乳化系！チューニングの可能性大！】


　少しいろんなことがあって待ち焦がれた今回の「ラーメン」ですが、コールは、「ヤサイニンニクショウガ」とさせていただきました。ショウガは、メニュー表には書いてないのですが、とある社長のレビューにて事前に予習してましたので。また、隣の酔客オヤジのコールを聞いていたら「オロシ」というのが気になりました。単に酔ってて呂律が回っておらんと最初は思っていたんですが、「おろしニンニク」を指しているようでして、通常の刻みニンニクとは別物です。でもおろしニンニクは、いかにも業務用のそれでして、だったら刻みの方が私は好みなので、悔しい思いはせずに済んだかもです。


　まずレンゲを指したところから、とてもライトな豚骨醤油感がうかがえる非乳化タイプ。ド乳化の反対で「ド非乳化」といった感じで、これならハードルが低くグビグビと飲み干してしまいそうです。カエシの感じもとても穏やかでありながら、塩気もマイルド。そちらかというと、豚に染み込んだタレの方が塩気が効いているのではと思えるスマートな印象。しかし、あっさり系かと言えば決してそうではなく、オイリーなニュアンスがアリアリでして、食べ応えを誘います。


　ただ、食い進めていくと後半に味が少し薄くなる傾向があり、隣の酔客オヤジは故障したかのようにコショウを振りかけております。なるほど、他の男性客は、トウガラシをチューンしている方が多く、それでリカバーしているのかも。私は、今回はニンニクに加えショウガもプラスしておりますから、ヤサイの汁気で薄まるところをうまく調整して食い進められたかと思います。ジリジリとしたシャープなニンニクと、じわじわじんじんと来るショウガの刺激が、ヤサイのうまさと融和です。


【粉感覚豊富でナイス！ワシワシっと食い進める剛麺！】


　今回は、極太麺と迷ったのですが、茹で時間が１０分以上とかかるため、デフォルトの麺で勝負しました。しかし、これは予想外にワイルド系で、いろいろと勉強になりました。太さは標準的な平麺で、デロっとしたイメージを彷彿とさせる強い捩れと緩い縮れ。何より褐色めいた地肌が、粉のイメージを高めます。


　結構長めのゆで時間と感じたので、柔らかさを想像しつつまずは一口。ここで少し驚きます。ハードとは言い切れませんが、そこそこな剛麺ですよ。ぶるん！とした密度感覚あるはね。前歯を突き刺すと、ヌツッとした密度感が高い低反発。硬いテンピュール感。すすり上げることは思いので、そのままワシワシワシワシっと啜りながら咀嚼をして、奥歯へと運びます。そこでプレスすると・・・・なんとも、粉粉粉っとした風合いが淡く鼻腔を駆け抜け、味わいとしても風味を高める感覚。されど崇高な雰囲気はなく大衆系の気楽さありです。


　醤油スープに染まる具合も低いため、粉のナチュラルな発色がいい感じですし、これなら・・・＋１０円して極太麺を試してみたいかも。とにかく、こちらは＋１０円で大盛り対応もしてくれるので、コスパ的にはナイスかも。さすが成蹊前、学生の味方って感じですね。


【ヤサイの甘さと「漬け」豚肉の塩気のハーモニー】


　ヤサイは、キャベツともやしを分けて茹でるみたい。キャベツは結構長く湯に浸かっていて、クタクタぶりがいい感じでとても甘い。一方、もやしは、そこそこシャキっとしている程度の感触でこれもまた悪くない。スープのライト感に甘さを溶かす良い仕事してくれてます。


　豚は、バラ肉かな・・・・かなり脂も部位が分厚くなっていて、それが飴色に輝く感じ。カットする寸前まで、漬け込みダレの中に投入されており、さしづめ「漬け豚」という感覚かも。カエシは、スープとはまた違ったニュアンスに一瞬思うかもですが、豚のエキスがよく醤油ダレにも滲んでいるようでして、香ばしいというより、やや強めの塩気が食欲誘うし、スープのバランスにもあっていると思えます。


　総じまして、「進化と転化の生郎スピリッツ」と言う感覚でしょうか。さて隣の先客オヤジは、昼なのに相当酔っております。退店する前の最後に、「うまかったー、だからキレイに掃除する」とつぶやきの大きさも増します。そりゃそうだ・・・・溢れたもやしがあちこち飛び散ってますから。ふきんで自分のカウンターを拭くのはいいんですが、しかし勢い余ってかなぜか隣で食っている最中の私のエリアまでせっせと拭き出す！そのアクションにこっちが思わず噴き出しそうになりますwwww。何たって、食ってる視野に丼の先でふきんがさささーーッと駆け抜けるわけですから。私が呆気にとられてると、オヤジは「これからも頑張ってね！」と店主に語って颯爽と退店してしまいました。


　さて、いろいろ面白いオヤジだったなと帰り道、そのオヤジが警察官と絡んでて何かやら話してます。もしかしたらと近づいたら、単なる談話のようでして、地元の気のいいおっちゃんのご様子。また会えるといいかもと思い、再訪問を決意です。ということで・・・・なので詠います！


　　　春の日に
　　　浮かれた気分
　　　昼ビール


　　　大型連休
　　　初日はウダウダ


　お粗末！と言うことで家族にも感謝しながら合掌！！今日も本当にごちそうさまでした！！！