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〆はコッテリ焼きビーフン! 西荻窪で昭和の台湾珍味に舌鼓
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店名 |
珍味亭(ちんみてい)
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋、台湾料理 |
お問い合わせ |
03-3333-2840 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
西荻窪駅から28m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥2,000~¥2,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
個室 |
無 |
---|---|
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
サービス | テイクアウト |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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今回紹介するのは西荻窪にある台湾料理店、珍味亭。創業は昭和38年で、こちらのサイトによると、創業者は戦前に台湾から日本へ来られたそうな。
昭和30年に新宿思い出横丁で店を出し、38年に西荻窪へ移転。また、ご主人の話によると当時、国鉄(現JR)の中央線は高架ではなく平面で、都心から荻窪まで青梅街道を都電=路面電車が走っていたという。
そんな台湾料理店にバイク仲間のMr.mudさんをお誘いして訪問した。mudさんとは10年近く前に冬の北海道を二人旅した濃密な間柄である。現在、西荻窪に住んでいて珍味亭にも何度か来たことあるそうだ。
平日の夜だが、店内は混みあっていた。間口は狭く、奥行きもそれほどない。厨房前のカウンターが8席ほどあるが全て埋まっていた。ただ運よく一つだけある2人掛けのテーブルが空いていた。無事に着席。
メニューは豚のいろんな部位の煮込み料理(滷菜/ルーツァイ)がメインだ。1人前400円の品々を自由に2品選んで、半々を合い盛りにして貰える。価格は450円。いろいろ食べたいならこれが良い。
とりあえずキリン・ラガービール(大・600円)で乾杯。つぶした生ニンニクと醤油が入った小皿も渡された。「お好きなものをどーぞ」との言葉に甘えてあれこれ注文する。
まずは看板料理、豚足(650円)。台湾でなら「滷豬腳」か。種類を食べたいので半分(350円)にしておいた。トロトロまではいかない、ムチムチな食感の煮込み加減。八角の風味を除けば、沖縄のティビチと相通じるものがある。骨片をしゃぶりつくして平らげた。
魯卵(ローラン/400円)。味付け煮玉子3個分を半分に切ったもの。台湾表記なら「滷蛋」か。「茶葉蛋」と違ってお茶の葉は使ってない。豚足と同じく、醤油と八角で煮てある。ただの玉子なのに何でこんなに美味いのかね。
あとは半々(450円)で、いろんな部位を注文した。
手前が豚頭(豬頸肉/カシラ)で、奥が豚尾(豬尾/尾っぽ)。カシラはモツ焼き屋でお馴染みの部位だ。歯応えと旨味のある赤身肉。豚尾は皮は柔らか、中心部のナンコツがコリコリ。
左が豚耳(豬耳朵)、右が子袋(豬生腸)。豚の耳は沖縄で言う「ミミガー」だ。コリコリした噛み応えが良い。子袋もモツ焼き屋や焼肉屋で良く見かける。これもコリコリ。コリコリばっかりだな。
左が胃袋(豬胃/ガツ)、右がバラ肉(豬五花)。豚の胃はモツ焼き屋でガツと呼ばれる。串焼きにしたのは醤油味が好きだが、こうやって柔らかく煮こまれたのも美味しい。バラ肉はチャーシューそのもの。文句なし。
酒もいろいろ飲んだ。ビールのあとは、なるべく知らない酒を注文した。芽台酒(マオタイ酒/700円)は高粱を使った蒸留酒。お値段通り高級な品だが、香りは有機溶剤っぽい。
三鞭酒(サンベン酒/500円)は何やら薬草的な風味が強い。あとで調べたらタツノオトシゴ・オットセイ・オオカミのペニスのエキスが入っている強壮酒らしい。それで3つの「鞭」なのね。五加皮酒(ウカピ酒/350円)も漢方が入っている酒で、これが一番飲みやすかったかな。
〆に炒米粉(ヤキビーフン/650円)と湯米粉(タンビーフン/650円)。焼きビーフンは細いビーフンと豚肉、ニラ、モヤシを炒めたもの。ニンニクをたっぷり使い、豚肉をあれこれ煮込んだ煮汁(滷汁)で味付けされている。色ほどのしょっぱさはないが、油と醤油でかなりこってりしている。
新橋・ビーフン東や西新宿・山珍居など、これまで食べた老舗台湾料理店の焼きビーフンは、とてもあっさりした味付けだった。一方、こちら珍味亭は好対照な濃厚さ。〆のつもりだったのに、もう一杯飲みたくなる味わいである。面白い。
湯米粉(タンビーフン/650円)の方も美味かった。こちらもタレは豚の煮汁(滷汁)だ。スープは豚骨から取っているのかな。ニンニクが効いていて、滋味豊かなスープだ。期待以上に美味しい。浮いているのは春菊だろうが、沖縄料理に使われるヨモギの葉(フーチバー)にも見えてきた。
お腹一杯食べて、お会計は7100円。2人で等分して店を出た。料理も酒も、精がつくものばかり。恐らく当時は「いっちょ台湾料理でも喰って色町にいくか!」みたいな位置づけだったのだろう。エネルギッシュな高度成長期の息吹が今も感じられる良い店だ。
ご主人親子からいろいろと興味深いお話も伺えて楽しかったし、台湾の味が恋しくなったら、またふらっと寄りたい。ただ自分でも分かるほどニンニク臭くなるので、あとに予定が控えている場合はご注意を。