予約困難店 : SATOブリアン にごう

ここ1、2年でものすごい人気を得たSATOブリアン。前回は予約が比較的簡単に取れたが今回は数ヶ月トライしてやっと取れました。その分期待も高まります。(しかも11/29は良い肉の日)

まずはタンから。
カットは前より薄切りになり、部位もやや前寄り。
味は旨味の強いしっかりとしたものでしたが、だからこそこの妥協には残念。

続いてのバラ（部位名は失念）は脂が多い分、和風のアレンジで。
脂をうまく和らげ、さっぱりと食べることができます。
このサシ多め+おろしポン酢スタイルはいつの間にかメジャーになりました。

ハラミは肉質、カットともに申し分ないもの。
柔らかく、肉のうまみが凝縮されています。

続いてはヒレカツサンド。
これもサトーブリアンでは定番になっているようです。
肉を揚げることにはいまだ少し抵抗がありますが、これだけの肉質だとそんなこともお構いなし。
ヒレは繊維がほどけるような食感。パンにも拘っているそうでヒレカツサンドとしての完成度は流石です。ただ、だからこそもっとシンプルな味付けにしてほしいというのが本音。

ランプはシンプルな焼きスタイルで。
肉本来の味が楽しめる赤身の部位は表面のみを軽く焼く程度の火入れで食べるのがベスト。
コースのバランスの観点からも良いです。

続いてはヒレ。
ヒレですき焼きをするという贅沢な発想に脱帽。
卵の味も濃いが、それに負けないくらい味に深みがあるヒレで、素晴らしい組み合わせ。

いよいよラストにして最高のブリ飯。
店名にも象徴されるシャトーブリアンは見た目から素材の良さが分かります。
にんにくバター醤油のたれに何度も潜らされたシャトーブリアンをご飯の上にのせてタレをかける。
柔らかく、噛むほどに味の広がる、こんな肉を常に用意できるところが何といってもこの店をここまで押し上げたのではないか。

この味を求めてまた再訪すること間違いなし。

ずっと行きたかったお店にようやく来ることが出来ました。
予約を開始して２時間で電話をかけたのですが希望の時間は取れないほど。

今回はあらかじめコースを予約しておきました。様々な部位が少しずつ食べられるのでコースが良いと思います。

最初にお通しとしてキムチ、サラダ、シチューを頂きました。
お通しにシチューはかなり珍しいと思います。割としっかりしたシチューのため、美味しいのですがお通しとしてどうかと聞かれるとどうなんですかね。

焼き物のスタートはタンとハラミ。
どちらも焼くときは大きめのカットのままで食べる前にハサミで食べやすい大きさにカットしてもらいます。

焼き方はお店によっても個人によっても変わると思いますが、ここのスタッフはかなり手をかけるタイプの焼き方をします。
タンはこげないように注意しながら６面にしっかり火を通していきます。カットした後もカット面に火を入れて提供されます。
歯切れが良いのに柔らかく、最高の状態です。

ハラミはわりとしっかり火を入れて最後は火力強めで焼き上げます。

味はもちろんですが焼きのパフォーマンスが素晴らしく、多くのことを学びました。

続いてシンシン、サーロインなどを薄切りのカットで頂きます。

シンシンは赤身らしく、肉の味をしっかり感じられ、サーロインはサシが絶妙で王道の美味しさ。レアめが好みなのでそのように焼いてもらいました。

続いてヒレをすき焼き風に頂きます。
つけダレにつけながら６面に火を入れていきます。
焼きあがると、卵に直接お肉をダイブさせ、しっかりと絡めてまるですき焼きのように食べます。
普通のすき焼きはサシの入った薄切り肉で行うため、それとは全く違った食感と味。
卵の味も肉の味も濃く、それぞれの良さを引き出していて、本当に美味しい。

続いて出てきたのはカツサンド。

これほどまでに贅沢なカツサンドがあるただろうか。
実はパンそのものも美味しく、最高級の肉をキャッチするのにふさわしいパン。
たしかにカツサンドですが、肉が厚くてカツというより肉をそのまま挟んでいる感じ。全体的な味はカツサンドです。

そして最後は看板メニューと言えるシャトーブリアンのブリ飯。

これもヒレの時と同様でつけダレにつけて焼いていきます。こちらはにんにくバター醤油です。
ご飯の上に、きれいに焼かれたシャトーブリアンが乗り、タレをかけ、にんにくを添える。お好みでヒレを食べたときの卵をかけてブリ飯が完成です。美味しいとかそういうのではなくて地球が滅亡するとしたら最後にこれを食べたいと思いました。

〆にハーフ冷麺とシャーベットを頂きました。

肉の質はもちろん、焼きの技術、アレンジ、ボリュームも含めて大満足でした。

必ず再訪します。