サービスまで最高のトルコ料理店 : イズミル

開店直後の17時半に予約無し一人で再訪しました。
他の客の予約が多く入っているので、一時間だけの利用ならOKとの条件付きでした。

メニューは昨今の値上げラッシュの影響からか、全体的にかなり価格が高くなっていました。
コース料理ならお得に頂けますが、アラカルトだと財布と相談しないといけません…

今回注文した物は
・エキメッキ（275円）
・シェフにおまかせプレート（2640円）
の2つ。

シェフにおまかせプレートとは、メゼ（前菜）盛り合わせ・おすすめ肉料理（この日はドネルケバブ）がセットになった物。
1時間しか滞在できないお詫びにとドネルケバブを増量してくれました！
こういうサービスの良さもこの店の良いところですね〜

メゼは
・フムス（ひよこ豆）
・ウスパナックタラマ（ほうれん草のヨーグルト和え）
・ハウチュタラマ（にんじんのヨーグルト和え）
の三種類。
サラリとした舌触り、マイルドなスパイスながらもしっかりと旨味を引き出す技術は健在。
この技術の高さはこの店ならではですね。

ドネルケバブはパサつかずにしっとりとした焼き加減で、肉のコク深さがよく出ていました。

【まとめ】
前回を上回る素晴らしさでした！
この店は日本国内で一二を争うトルコ料理店だと言っても過言ではないでしょう。
それほどまでレベルが上がっています。

再訪しました。
前回はあまりお腹が空いていなかったため少ししか食べられなかったので、今回は十分にお腹を空かせた状態で行きました。

＜フムス＆エキメッキ＞
トルコ料理で最初頼む物といったらやっぱり前菜の「メゼ」です。
とりあえずメゼの中では定番のフムス（ひよこ豆のディップ）と、エキメッキ（トルコのパン）を注文。
エキメッキにフムスをつけて頂きました。
エキメッキは意外とお腹にたまるので。一人一枚に留めておいた方が良いと店員にオススメされました。
フムスは最近では市販の物もありますが、やはり専門店の物は次元が違います。
ひよこ豆の滑らかさとスパイスの風味が上手く噛み合っており、ふかふかとしたエキメッキとの相性が抜群に良かったです。

＜スィガラボレイ＞
フムスが余っていた際、これをフムスにつけても美味しいという店員の話を聞いて気になったので注文しました。
小麦粉の皮（ユフカ）の中に、白チーズ（ベヤズペイニール）を入れて揚げた春巻きのような料理です。
確かにフムスとの相性が良かったですが、そのままで食べた方がもっと美味しかったです。
白チーズはサッパリとした味わいで癖がないので食べやすいのが良いところ。
日本にはチーズ入り春巻きというよく似た料理がある為、トルコ料理を食べた事がない方でも美味しく頂けると思いますよ。

＜ドネルケバブ＞
トルコ料理と言ったらやはりこれですね。
トマト、玉ねぎサラダ、ピラウ(トルコのピラフ)が付け合わせになっていました。
肉の旨味が残る程度に余分な脂だけを落としている絶妙な焼き具合で、しっとりとした上品なコクが出ていました。
屋台で売られているケバブとは全く違って脂っぽくないので胃もたれしません。

＜ドンドゥルマ＆エルマチャイ＞
ドンドゥルマは言わずと知れたトルコアイスです。
トルコのアップルティーである「エルマチャイ」と一緒に注文しました。
ドンドゥルマは仕入れ品ではなく自家製との事でした。
外側はシャーベットのようにシャクシャクしており、内側はねっとりとした不思議な食感。
本場のドンドゥルマは一味違いますね～
優しい味わいのエルマチャイとよく合います。

【まとめ】
メイン料理は期待を大きく上回るほどの素晴らしさでした！
これはトルコ料理好きの方はもちろん、トルコ料理を食べた事が無い方でもきっと満足できる店だと思いますよ。

＜ざっくり三行概要＞
・阿佐ヶ谷にあるトルコ料理店。メニューのバリエーションが豊富。
・ナスのペースト「パトゥルジャンエズメ」はトロッとした食感がエキメキ（トルコのパン）との相性が良い
・「サチカウルマ」はスパイスの香ばしさとトマトの甘みを強く感じられて美味しかった

【2016年9月 東京＆埼玉遠征 Vol.20】

阿佐ヶ谷駅から徒歩1～2分の駅チカにあるトルコ料理店です。
トルコ人の家族経営で切り盛りされている店で、オーナーシェフのエリフさんはトルコ料理ファンの間では有名な方らしいです。
エリフさんは日本語堪能でトークが面白いので場が和んで良い感じになるのですが、他のスタッフ（エリフさんの息子さんなど）は日本語がたどたどしいので意思疎通が取りづらくて苦労しました。
実は事前に電話予約をしようとしたのですが、スタッフへ日本語がうまく通じずに結局予約が取れずじまいになっていたのです…

メニューはメゼ（前菜）、ケバブ、タワ（炒め物）、ピデ（トルコのピザ）など豊富なバリエーション。
デザートメニューはドンドゥルマ（トルコアイスの事）と日替わりスイーツの二種類で、この日の日替わりスイーツはストゥラッチ（米と卵のプリン）でした。
日によっては私の好物であるバクラヴァ（トルコのパイ）を提供している日もあるそうなのですが、この日は提供していませんでした…
運が悪かったですね…

以下に頼んだ物のレビューを記します。

＜アイラン＞
ヨーグルトと塩を混ぜたソフトドリンクです。
他店で飲んだアイランよりも塩気は控えめに抑えられており、マイルドな味わいに調整されていました。
これくらいの方が飲みやすくて良いですね。味の主張が濃すぎないので料理の美味しさを引き立ててくれます。
どの料理にも合うドリンクですが、特に肉料理とは相性が良いのでオススメです。

＜エキメキ＞
言わずと知れたトルコのパンで、メゼのペースト類にディップして頂きます。
トルコ料理店に来たらまず最初にこれを頼まなければ始まりません！
この店のエキメキは外側にまぶされている胡麻の香りが他店の物より香ばしく漂っていました。
外側パリパリ＆内側ふわふわとした食感で美味しかったです。
都内の有名ブーランジェリーで販売していてもおかしくないほどのレベルの高さでした！

＜パトゥルジャンエズメ＞
エキメキにつける物としてメゼの中から選んだ物がこちら。
焼きナスをペースト状にした物です。
スムージーのように滑らかでトロっとした食感と、ナスの果肉が残った食感の両方が感じられる良いとこ取りの食感がしました。
まるでナスの煮浸しにスパイスをたっぷり入れたような味がしました。

＜サチカウルマ＞
角切りのラム肉をスパイスを効かせたトマトソースで炒めた料理です。
大きい中華鍋のような物の上に盛り付けた状態で提供されます。
注文してから20〜30分かかるとの説明を店員から受けたので、何でそんなに時間がかかるんだろうと不思議に思っていましたが、調理する光景を見て納得しました。
下ごしらえとして大きめのオープンに入れてじっくりと弱火で加熱し、その後に中華鍋のような鉄板に中身を移し替えて、凄い強火で一気に炒める料理なんですね。
その下ごしらえのオープン加熱の時に相当な時間を要するようです。
トマトソースはスパイスがたっぷり入っているはずなのですが辛さは控えめでした。
スパイスの香ばしい風味だけが出ており、トルコ料理を食べた事がない方でも美味しく頂けそうな日本人好みの優しい味となっていました。
何よりもトマトの甘みが強く出ていて美味しいんですよねぇ～
ピラウ（トルコのピラフ）と一緒に食べても美味しいとの事でオススメされたのですが、さすがにそれだけ食べるだけの食欲が無かったので遠慮しました。

【まとめ】
料理が美味しいだけではなく、アットホームな雰囲気のする居心地の良い店でした。
さながらロカンタ（トルコの大衆食堂の事）のようなムードがして素晴らしかったです。
今回はあまりお腹が空いていなかったのでメゼとメイン料理一品しか頼みませんでしたが、他にも色々と魅力的なメニューがあって迷うくらいでした。
空腹状態で訪れて色々なメニューを試してみるのも良さそうですね。