進化が止まらないsho curry : Sho Curry

平日はサラリーマン、週末に間借りカレーを営むShoさんのお店。
各地でコラボ営業をしているのですが間借りカレー激戦区の高円寺でも営業しています。

この日はショルシェマーチにダルとゴビのカレーをメインにした構成。
バングラデシュ、あるいは東インドっぽさがある料理ですが、Shoさんは仕事でバングラデシュに滞在した経験もあり、だからこその現地感ある構成。
その中に独自の工夫もあって個性ある美味しさです。
特にショルシェマーチは出色の出来栄え。
いつも美味しいのですがいつも以上に気に入りました。

アチャール4種も安定の美味しさ。
豚、鶏レモン、ゴーヤ、カブと新玉ねぎ。
お酒のおつまみに最高です。

東京の間借りカレー界の中では逸早く活動をスタートさせたShoさん。
他の間借りカレー店は人気が出て実店舗化したところも少なくない中、人気はあり続けるのですがあえて趣味として週末のみの営業にこだわっているのが間借りカレーの自由さを体現していてとても好きです。

平日はサラリーマン。月に数回場所を変えて間借り営業しているSho Curry。
最近は高田馬場の居酒屋やえで営業することがレギュラー化していますが、今回のSho Curryは銀座で間借り営業をしているグリーンカレーめぇとのコラボ。
間借りカレーコラボとでも言いましょうか。

Sho君とめぇさん。
なんだか素敵な化学反応が起きそうな気配に惹かれてやってきました。

Sho君はいつものスタイルのカレープレート。
めぇさんはスパイスを使ったおつまみ色々。
これはどちらも食べねばなりますまい。

めぇさんのおつまみからはまず仔羊のスパイスおでんをいただきました。
見た目通りあっさりとした味わいですが、鰹出汁と仔羊の出汁のダブルスープとなってこれが奥深い美味しさ。
仔羊の火入れ具合が完璧なんですよ。
流石だなぁ。

そして台湾風スジコンと、レバーと砂肝の何かというメニューは盛り合わせにもできるということでそちらも注文。

スジコンは魯肉的味わい。
半熟卵を絡めながら食べると幸福度が増します。
レバーと砂肝の何か。
何かというのが実にめぇさんらしいｗ
「名前つけるの苦手なのよーｗ」と。
名前は雑ですが料理は非常に手が込んでいます。
砂肝はコンフィにしてから使っており、プリっとしつつも歯切れ良く、それらがスパイスとニンニクの芽が一緒になって、ほぼカレー的な何かとなっていました。
これはおつまみとしても良いし、ご飯に合わせてしまえばそのままカレーといっても差し支えない何かです。何かｗ

Sho君のカレーも負けてません。
今回はパラクビーフとラージマ。
ラージマは以前もいただきましたが、毎回確実にレベル上げてくるんですよ。
そしてパラクビーフ。
骨付き肉の豪快なルックスでありつつ、味は綺麗にまとまっていて美味しい。
凄いなぁ。
これは本格的なインド料理店でもなかなか無いレベルですよ。
そして何気に付け合わせのスイートコーンライタがツボでした。
このカレーに合わせると美味しいのなんのって。

天才的な発想と実現力のめぇさん。
自ら食べ、作り、学び、努力を惜しまないからこそ美味しさが毎回確実にレベルアップしているSho君。

なんとも素敵なコラボでございました。

高田馬場さかえ通りにある小さな居酒屋「やえ」を月一回間借りして営業中のsho curry。
平日はサラリーマンをしているカレーマニアのshoさんのお店です。
カレー好きが高じるとカレーを作るようになる人がいますが、shoさんはまさしくそちら側の方。

実は僕もカレーを作ってみたりすることがあるんですが、どんなに頑張ってもまぁまぁ美味しいくらいのものにしかならず、手間暇かけて作っても絶対にかなわない美味しさの名店を沢山知ってしまっているが故、作るより食べに行った方が早いし安いということで、食べる方に専念しているクチであります。

だからこそ美味しいカレーを作れる人を尊敬しているわけですが、shoさんは食べるマニアでありながら作るマニアでもあり、美味しいものが作れてしまう人。
以前別の場所で間借りカレーをやっていた時にも食べに行ったことがあるのですが、その時よりも確実に美味しくなっていて、マニアだからこその探求心と向上心を感じました。

今回のプレートで特に気に入ったのは骨付きの牛肉を使ったビーフアルーと、ドラゴンフルーツのライタ。
しっかりとマサラ感のあるビーフ、優しい食感のドラゴンフルーツ、このあたりは他のお店でもなかなか無い取り合わせであり、味であり、美味しさなのでした。

素晴らしいなぁ。

月に一回の営業という事でなかなかタイミングを合わせることができないのですが、またいずれ行ってみたいと思います。
ちなみに間貸し主のやえさん自体も雰囲気良さそうなお店でした。