懐かしさのあまり入って見たが・・・。 : 武蔵野そば処

武蔵野そば処

(むさしのそばどころ)

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2.8

¥2,000~¥2,9991人
  • 料理・味2.8
  • サービス3.0
  • 雰囲気2.7
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク3.0
2017/08訪問1回目

2.8

  • 料理・味2.8
  • サービス3.0
  • 雰囲気2.7
  • CP3.5
  • 酒・ドリンク3.0
¥2,000~¥2,9991人

懐かしさのあまり入って見たが・・・。

 「川二郎」を出たのは、6時を少し回ったころ。
 そちらのレビューでも述べたが、時代に取り残されたような狭い広場の一角には山桜の古木が聳え、さらにその根元に竹の生垣が生い茂っている。
 ふと見ると、それらに覆われてひっそりと佇む蕎麦屋が目に入る。
 'あーまだ在ったんだ'という気持ちで、思わず立ちすくんでしまった。

 この店を最後に訪れたのは、30年近く前だと思う。
 私が都内の蕎麦屋の食べ歩きを始めたのは学生の頃からだが、中野ではやはり駅を挟んで南北に在る「さらしな総本店」が多かった。

 一方でこちらも少しは名の知れた蕎麦屋で、何回か深夜に訪れては'朴訥'という言葉がふさわしい蕎麦を食べた経験がある。
 ここは夜だけの営業だったが、別に中野通りに面した所に洒落た構えの支店が在り、10数年前に昼に寄ったことがあるが、そちらは今は無いようだ。

 「川二郎」ではうな串と酒だけだったので、懐かしさも手伝って引き戸に手をかける。
 薄暗い空気感は変わっていないが、昔はもっと古民家風で雑然としており、中央に囲炉裏を囲む席があったと記憶している。
 蕎麦湯は真ん中の炉に掛けられた茶釜に入っており、そこから柄杓で注いだことを覚えている。

 今は4人掛けのテーブルと小上がり、さらに2階にも席があるようだ。
 初客だったのでテーブルの一角を選ぶ。
 現在は男性二人の体制で、奥の厨房にいる年配の方がご主人のようだ。

 すでに結構飲んでいたが、壁にびっしりと貼られた肴類の品書きが否応なしに目に入ってくる。
 酒はビールだけにしようと「生(サッポロ)」を一杯。
 お通しには「小松菜のお浸しと、練りワサビを添えた紅白蒲鉾」の小鉢が出てきた。

 肴は軽くの心つもりでいたが、値段も安くなかなか魅力的なラインナップ。
 'おすすめ'と思われる「生姜の天ぷら」と「小海老の天ぷら」を合わせて注文。

 暫しの後に運ばれた皿には、新生姜のかき揚げ3個と、小海老といってもそれほど小さくない尻尾付き4尾の天ぷらが盛り合されている。
 新生姜ならではの爽やかな香味と辛味、さらに食感が心地良く、海老も旨みが感じられる。 
 ともに揚げ具合はまずまずで、塩とおろし入りの天つゆで食べるとなかなか美味く、それぞれ400円と言う値段は割安に感じる。

 蕎麦は基本の盛りにあたる「武蔵野そば」にする。
 それほど待つことなく一式が角盆で登場。

 笊に盛られた蕎麦は、平打ち気味で切りが不揃いで、水切りは甘く盛り方も粗っぽい。
 先に2.3本を手繰ってみるが、太さが均一でないため茹で斑も感じる。
 粉は北海道産の石臼挽きを謳っているが、香りはあまり無い。
 昔からこのようなスタイルだったことは確かだが、改めて食べてみると、野趣が有るというより雑な面が目立つ。

 つゆはかえしの深味も出汁の旨味も乏しく、こちらも不満な出来。
 その一方で薬味の個性的な品揃えが、昔からのこちらの特色。
 今回も青葱と粉山葵の他に「炒り白胡麻・生姜のみじん切り・生の食用菊・紅葉おろし」といった品々が、仕切のついた皿でたっぷりと出された。
 正直これらをどのように使えばよいか戸惑うが、少量ずつ投入することで味が単調にならずに食べ進められた。

 蕎麦湯は手が加わっているが、白濁や粘度は少な目な点は良い。
 しかし、つゆ自体に旨みが足りないので、〆の満足度はいまいち。

 他の方のレビューを拝見すると、最近は昼も開けているようだ。
 肴の品揃えに加え蕎麦の種類も多く、うどんも出しており食事目的の客にも対応可能のようだが、あまり期待は出来ない。

 
 今回の天ぷらの出来から推し量り、料理や肴は悪くないと思う。
 しかし蕎麦の仕上がりには不満な点が多く、評価は平均してこのくらいになってしまう。

 こちらは桜の時期に寄って2階席に陣取れば、居ながらにして花見酒が楽しめるようだ。
 確かに一杯やるにはなかなか面白そうだが、再訪するかは疑問である。

  • 武蔵野そば処 - 「小海老の天ぷら・生姜の天ぷら」

    「小海老の天ぷら・生姜の天ぷら」

  • 武蔵野そば処 - 生ビール・お通し

    生ビール・お通し

  • 武蔵野そば処 - お通しは「小松菜お浸しと紅白蒲鉾」

    お通しは「小松菜お浸しと紅白蒲鉾」

  • 武蔵野そば処 - 海老天を塩で

    海老天を塩で

  • 武蔵野そば処 - 生姜天を天つゆで

    生姜天を天つゆで

  • 武蔵野そば処 - 「武蔵野そば」一式

    「武蔵野そば」一式

  • 武蔵野そば処 - 蕎麦は見た目からしてちょっと乱雑

    蕎麦は見た目からしてちょっと乱雑

  • 武蔵野そば処 - 蕎麦を手繰る

    蕎麦を手繰る

  • 武蔵野そば処 - 蕎麦湯を注ぐ

    蕎麦湯を注ぐ

  • 武蔵野そば処 -
  • 武蔵野そば処 -
  • 武蔵野そば処 -
  • 武蔵野そば処 -
  • 武蔵野そば処 -
  • 武蔵野そば処 -
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店舗基本情報

店名
掲載保留 武蔵野そば処(むさしのそばどころ)

このお店は休業期間が未確定、移転・閉店の事実確認が出来ないなど、店舗の運営状況の確認が出来ておらず、掲載保留しております。店舗の掲載情報に関して

ジャンル そば、居酒屋
住所

東京都中野区中野5-55-11

交通手段

JR中央線、東京メトロ東西線 中野駅 徒歩5分

中野駅から331m

営業時間
  • ■営業時間
    [月~金]
    11:30~14:00
    18:00~0:00
    [土]
    11:30~15:00
    18:00~0:00

    ■定休日
    日曜日

営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。

予算(口コミ集計)
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999

利用金額分布を見る

席・設備

席数

(1F:テーブル4席、小上がり4席 2F:座敷20席)

駐車場

中野ブロードウエイ地下有料駐車場近く

空間・設備

座敷あり、掘りごたつあり

メニュー

ドリンク

日本酒あり、焼酎あり

特徴・関連情報

利用シーン

知人・友人と

こんな時によく使われます。

オープン日

1954年9月11日

初投稿者

ゴーゴー大塚明ゴーゴー大塚明(17)

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