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居酒屋探訪記:目指せ百迷店 #17 成城学園前
木曜日の夜です。
今夜は一人静かに呑める場所を求めます。
暫し黙考。
ピンポン~!
ひらめきました。
成城学園前で途中下車します。
およそ二年ぶりになるでしょうか?
兄と妹さんで営むこちらのお店。カウンターのみ十数席の小粋な小料理屋さんです。
成城という土地柄でしょうか、ボルサリーノを被った爺様が一人でふらりと現れたり、他のお客様も無邪気に騒ぐわけでもなく、静か目に歓談されながら、品よく箸を運ばれております。
落ち着きます。身体が緩みます。
うん。間違いなし。
ひとり酒食の海に漂いたいときの隠れ家に決定。
二時間ほどでお会計。
『二年ぶりにお伺いしましたが、繁盛されているようで何よりです』と小デブ。
『はい。有難うございます。憶えておりましたよ』と親方の兄さん。隣で妹さんも微笑みます。
『あはっ、浮気していてすいません』と小デブ。
『とんでもござんせん。また、お越しください』と兄さん。
気持ち良いなぁ。アハッ。
勿論、再訪、決定。
そしてご馳走様でした。
いただいたものは以下の通りです。
<つまみ>
●お通し:
・青柳とワケギのヌタ
・白和え
●本ミル貝:刺身
●ほうぼう:刺身
●細魚:酢の物
●眞子鰈:唐揚げ
●太刀魚:塩焼
●イカウニ
・ヤリイカ
・馬糞ウニ:北海道
<お酒>
・サッポロ黒ラベル:中瓶
・黒牛:純米、300ml、海南
・越乃景虎:龍、300ml、長岡
・幻:純米大吟醸、100ml、竹原
真摯さゆえに愛される佳店
火曜日の夜です。
成城学園前です。
今夜は大阪からの取り寄せ餃子を焼くつもりが、なんだか急に面倒くさくなってしまいました。どなたにも、そんな時って、有りますよね。
仕事が思い通りに捗らなかったり、意中の人に袖にされたり、だから生きているんだぁ、なんて、小さな悩みに悶々としてしまいます。
そんなモヤモヤを吹き飛ばすには、やはり外呑みしかないでしょう。家呑みにすると限度を失ってしまいそうなので。
そうと決断すれば、成城学園前で途中下車。
数ヶ月前にお伺いし、兄と妹がさんで切り盛りされている、何故だか肌合いがミートしたこちらにお伺いします。
カウンター、一本のお店。
手前にヘビースモーカーのご常連がまったりされているものの、他にはお上品な老夫婦が一組。
さすが成城。
清濁(御免なさい)併せ呑んだアップタウン。
その後もご常連と思しき方達が、おっとり刀で駆けつけます。
先代からのご贔屓なんですね。
代替わりしても愛され続けるのは、真摯に取り組まれている証左。
静かに一人呑みする機会に恵まれました。
たまに途中下車して顔を出すことに決めました。
応援したくなるお店かな。
そして、ご馳走さまでした。
いただいたものは以下の通りです。
●お通し:
甘海老の酢ジュレかけ長芋と分葱添え。
その都度、兄さんが造られます。御通しとは思えない丁寧な仕上げに感服
●刺し盛り:
メニューには有りませんが、言えば仕立てて下さいます。石鯛、青柳とその紐と柱付き、鳥貝。鮨屋の鮮度には劣りますが、十分ストライクです
●マコガレイの唐揚げ:
小デブの大好物。背骨を残し、全てボリボリ頂きます
●白海老のかき揚げ:
並みの天ぷら屋を軽く凌ぎます
●ナメコ温麺:
温かいお素麺です。締めにいただきました
●生ビール
●お酒:まんさくの花、純米、300ml、秋田
成城学園の小料理屋さん
木曜日の夜です。
街は師走のイルミネーションに彩られるも、小デブの心は深く暗く沈んでおります。
家内が帰天して四回目の年の暮れ。待つ人の居ない、音もしない家に戻っても哀しい想いがつのるだけと、途中下車して成城学園を彷徨うことに決めました。
寂しがりやの孤独好き、ですからね、街行く人の笑顔に癒されつつ、一人静かに呑めるお店を探します。
そうだ。成城には川上精肉店がある。
呑む前にコロッケでお腹を膨らませよう。
昔のdancyuだったかな、そのコロッケ特集でお店の名声を知り、『チョウシ屋より美味い』と、一人で六個食べた記憶が蘇ります。亡き家内の、呆れたようで冷たい、でも歳上の包容力のある視線を思い起こします。
オレンジ色の甘い記憶。
商店街を歩きながら、目の前が涙で曇っていく小デブ。
鼻水をマスクで隠しながら、お店の前に到着。アルミ製のバットにコロッケが三個鎮座しておりました。
しか〜し、成城のおば様の先客が二人。
一人目はコロッケに手をつけずにお会計。
ヨォッシャア!
二人目もすき焼き肉を注文。
神は我を見捨てず!
『あっ、そちらのコロッケも全部いただこうかしら・・・』
はへっ! まっ、まさかの追加注文。
茫然自失で佇む小デブに『はい。次の方どうぞ』と問いかけが・・・
『あ、あっ(僕の)コロッケ・・・』
『終わりましたね(見りゃ分かるでしょ)』とツレナイお母様。
あー、神よ。ミサをサボっているだらしなさへの罰なんですね。
もういい。今夜は堕天使になってやる!
拗ねた小デブがお店を出ると、すぐ隣に小料理屋を発見。外の小さな黒板のメニューを読むと、なんだか良さそうな気配。
暖簾をくぐります。
カウンターのみの小さなお店。近所のご常連様と思しき爺様がお一人、静かにお酒を口にされています。
聞けば創業五十年超え。先代のお父様が無くなり、兄と妹のお二人で切り盛りされているとのこと。
シットリとした昭和枯れススキの佇まい。日本酒も豊富。後は料理の味付け・・・、というところで、いただいたものは以下の通り。
勿論、再訪、有り有りです。
そして、ご馳走さまでした。
<お料理>
●お通し:
白魚。薬味はもみじおろしとワケギと木の芽。木の芽の香りが好きな小デブは、ホオッ〜と溜息をつきます。
●赤貝:
紐付きの刺身。大根のツマも繊細な手切り。やるじゃん。仕事が丁寧。厳しい修行が伺えます
●青柳:
紐付きの刺身。鮮度は鮨屋に劣るものの及第点
●きんぴら:
牛蒡と人参のみ。出来合いだけど冷めていても美味しい仕上がり。胡麻油の強い香りと鷹の爪の刺激、江戸前風の濃い醤油仕立て。これは好き
●鰈の唐揚げ:
なめた鰈。本当は縁側のパリパリを食べたかったけれど、肉厚なのでこれもまた良し
●三つ葉のお浸し:
口直し。
●牛肉とジャガイモ煮:
いわゆる肉じゃがだけど、関東のそれは豚肉なので、このネーミングかな?
●白エビのかき揚げ:
サクサク。これは割烹を凌駕。慌ててお酒を追加します
●アサリの酒蒸し:
締めはお汁物が欲しかったので。ちょっとだけ醤油を垂らした江戸前風
<お酒>
●黒牛:純米、300ml、和歌山県海南市
●一ノ蔵:辛口純米、宮城県大崎市
●まぼろし:大吟醸、広島県竹原市
●麒麟山:純米、新潟県東蒲原郡
合計五合弱
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店名 |
閉店
季節料理 藤
|
---|---|
ジャンル | 海鮮、日本料理、居酒屋 |
住所 | |
交通手段 |
成城学園前駅から106m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
¥4,000~¥4,999 |
予算(口コミ集計) |
¥6,000~¥7,999
~¥999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) 電子マネー不可 |
席数 |
17席 |
---|---|
個室 |
無 |
駐車場 |
無 |
ドリンク | 日本酒あり、焼酎あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
オープン日 |
1967年 |
備考 | |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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水曜日の夜です。
成城学園前です。
成城大学脇の町中華でお腹を満たした小デブは、駅までノテノテノテ、と這うように歩きます。
その途中で、おっ、何度かお伺いしたことのある、粋な小料理屋さんの看板を発見。というか、別に偶然見つけたわけではなく、実は自然と足が向いていたのかも。
此方の“季節料理 藤“さんは、口の肥えた成城の粋人に愛され続けて創業53年目。先代の掲げた暖簾を、当代と妹さんの二人のご兄弟が守ります。
実は先日も、吉田類さんの酒場放浪記で紹介されておりましたが、番組でしばしば取り上げられる大衆居酒屋というよりはむしろ、御屋敷街の、品の良い、だけど決して敷居の高く無い、秘蔵の名店、と言った風情。
聞けば吉田類さんも番組スタッフさん達もプライベートで何度か訪れており、このコロナ明けの最初のロケで色々と撮影制約(距離を取るとか、手渡し禁物など)のあるなか、此方なら受けていただけるかも、と奥の奥の引き出しを探り、止む無く開陳された隠れ家のようです。
成城学園前に降りた以上、よもや素通りはできません。
暖簾をくぐります。
最初のお客。
カウンターの真ん中に陣取り、『こんにちは。先日の類さんの番組、拝見しましたよぉ〜』と、そのひとことで先代、当代、妹さんとの距離を瞬時に縮めます。
お造りと焼き魚に舌鼓を打ちながら、撮影秘話で盛り上がる小デブ。
書きたいけど、ここでは書けません。
『ええっ〜!』と思わず唸るような、呆然とするような事実。決して類さんやスタッフさんやお店に非は無いので、誤解なきように。
まっことSNS会には色んな方がいらっしゃるようですが、小デブは幸い、ブログやTwitterには興味がないので無垢なまま。
いやぁ、番組に取り上げられる、というのもある種の気構えと覚悟が必要ですね。
そしてご馳走さまでした。
此方はこれからも通い続けるかと思います。
似たようなレビューが続くかもしれませんが、それはそれでご容赦を。
いただいたものは以下の通りです。
<つまみ>
●お通し:白和え、ホヤのヌタ
●赤貝:大分産
●クエ
●茶豆
●太刀魚塩焼き:1.2キロのドラゴンサイズ、横須賀産
<お酒>
●AKABU:純米冷おろし、盛岡、250ml
●黒牛:純米、和歌山、300ml