ドナドナ～ : キノシタ

連れて行かれたのではありません^^;
真夏の暑い中、代々木駅から歩くのが嫌で、バスに揺られて迂回して来ました。

メニューにはパスタもありますし、安くて美味しい料理が食べれる美味いもん屋。
ワインを楽しむように塩がキマッてる料理もたまにあります。
夜のサービス料は5%と良心的です。
必要最低限の接客ですので、あまり過度な期待はしないでおきましょう。
シェフがちゃんと挨拶してくれるのは嬉しいです。

人参ムース
トマトのジュレが入ってます。
間違いない味付け。

牡蠣(+300円)
冬に食べたい方が好みでした。
都内の某店で同品種の牡蠣(コース価格はキノシタ以下)を食べたので、牡蠣自体のクオリティの差を感じました。値段を上げてもいいので、もう少し牡蠣のクオリティを上げると最強になりそう。

甘鯛のポワレ
スープドポワソンの味付けがキマッてたので、
ポワソンは甘鯛のポワレに。
ドンとお皿を置かれて去られてたのでビックリ。

仔羊のロースト(+800円)
私には胡椒とローズマリーが多め。
避けて食べると丁度よいし、クミンかな？

桃のコンポートを食べて癒されました。
ただ、他店で好みのピーチメルバを食べてしまい期待を超えず。

追加料金はありますが、良心的。
記念日というよりは、気の置ける仲間で食べるには最適です。

最近、帰りはタクシーだったので忘れてましたが、駅まで遠かった～笑

代々木駅から徒歩10分。元祖予約が取れないフランス料理店。リーズナブルにクラッシックなキノシタ流フレンチが食べられる有難い存在。

【雰囲気】
テーブルクロスがあるレストランと言っても、肩肘張らずに行けるのがメリット。
初めて行く方は雰囲気等を理解しておきましょう。
・カジュアルな洋服もＯＫ(デニムの人もいます)
・サービス料は5%。でもサービスは丁寧さが欠ける
→ワインクーラーなし、ワインの注ぎ方、お皿の下げ方、料理の説明不足等
・トイレは店外地下

【ワイン】
フランスのみ。グラスワインに加え、デキャンタもあります。ワインの値段が高騰してる中、値段は良心的。仕入れ当時の価格帯で据え置いてると思います。

シャンパーニュボトル10,000円～、ワインボトルは6000円～。もちろんボトルで。
シャンパーニュグラスはアンリオNVで1700円でした。一発目にアンリオキュベエメラを出す｢スガラボ｣と違うぜε-(´∀｀)ホッ
タップウォーターを出してくれるのも嬉しい。(自動的だとさらに嬉しい)

【料理】
夜のコースは3種類。
真ん中6600円のプリフィクスコースを注文。

〇牡蠣と菊芋のヴィシソワーズ
アミューズ。次の前菜で牡蠣を頼んだのに･･･
一言言って欲しかったな^^; 美味しかったので良いですが。
牡蠣はコンフィにし、スパイスが。
フレンチに慣れてない方も組合せの妙と旨味のパンチで、既に満足感がと笑 メインにもなれる1皿。

〇牡蠣の冷製ムース(＋400円)
六本木一丁目｢エディションコウジシモムラ｣や浅草｢オマージュ｣のスペシャリテを彷彿する1品。

シモムラの方がムースの滑らかさと塩味具合の一体感が良かった記憶があります。しかし、値段を考えると｢キノシタ｣は大きな牡蠣が2個も付いてご立派。

塩味がそこそこシッカリした牡蠣のムース×カキの中の海水のジュレ。計算された美味さ。
これぞ牡蠣料理の完成系で足し算の極み！
ワインが進み、これこそ口福。
オイスターバーで生牡蠣を沢山食べたくらいの満足感。

〇甘鯛のポワレ マッシュルームソース
火加減、ソースの方向性はバッチリですが、こちらも塩味が効いてます。
牡蠣に続いたから余計にそう思ったのかも。
スープドポワソンを頼んだ人も塩が･･･とワインをぐびぐび。ポロネギのヴィシソワーズが正解だったかも。

〇鹿のパイ包み(＋800円)
パイ包みのビジュアルはビストロでも頂けそう。
口の中の残り方から、ハンガリーのフォアグラですね。｢タンモア｣、｢シェイノ｣でもそうでしたが、やっぱりクセがあり私は苦手。
お値段もあるので仕方がないのですが(><)
追加料金をさらに払うから、ブルガリア産のフォアグラが良かった。

〇フォンダンショコラ
前回も頂いたので省略。

代々木、初台、参宮橋の中間にあるフレンチ。
1996年にオープンし、リーズナブルな価格＆ボリュームたっぷりのフランス料理が頂けるということで、予約困難店だったそう。
マイレビさんが何度も行っており、気になってましたが、1度振られちゃいました(TT)
ダメ元で1週間に予約したところ、運良く予約できました(∩´∀`∩)わーい

代々木駅から道なりに歩いて徒歩9分。最初、お店の看板が見つからず、通り過ぎてしまいました。
退店後確認すると、入口のドアに店名が書かれていましたが、コロナで扉が空いており見えませんでした^^;

【店内】
店内は看板テーブル5卓にカウンター席４席と、ちょうど良いサイズ感で、適度な間隔を保っています。
カウンター席の前にオープンキッチンがあり、木下シェフがスタッフを指示している姿が見られます。

【接客】
男性スタッフは、全員寿司屋か焼鳥屋みたいに、スキンヘッド姿。寿司屋にか焼鳥屋？と思いました笑
皆さん本当に礼儀正しく、サーブも丁寧。
リーズナブルな価格で、これほどのサービスを提供するなんて驚き。木下シェフの教育方針なんでしょう。
外苑前にあるミシュラン二つ星のお店のスタッフも、ここで修行すればいいのにと思うほど。


【料理】平日ランチ2,500円（税抜・サ無）
前菜、メイン、デザートはプリフィクススタイル
・前菜:豚肉のパテドカンパーニュ
・メイン:豚ロース パルメザン風味のカツレツ
・デザート:フォンダンショコラ バニラアイス添え
・コーヒーor紅茶

【メモ】
テーブルクロスが張られ、角席へ。
落ち着いて食事ができて、ランチ2500円。
価格崩壊にしか思えませんでした。

・パテドカンパーニュ
想像以上にボリュームたっぷり。肉肉しさもありつつ、臭みもありません。何だろう、想像できる味でしたので、次は違う前菜にしようっと。
ピクルス、キャロットラペもボリュームがあり、バゲットとパテカンだけでメインになるほど。

・豚ロース肉のカツレツ
衣にチーズが入り、チーズの香ばしさと塩分でそのままでも十分に美味しく頂けます。揚げ加減も丁度良く、少しスパイスのあるバルサミコ酢をつけて。
いやー、フレンチ版トンカツ初めて食べました。
キノシタシェフ何でもできるんじゃって笑

・フォンダンショコラ
割ると濃厚チョコレートがとろ～り。アイスクリームも最適な提供温度です。最後まで、クオリティ高い！

【まとめ】
2,500円で前菜・メイン・デザートを楽しませて頂きました！しかもこのコースはサービス料なし。
どれも手間暇かけて作られており、値段からは考えられないぐらい高いレベルでした。
駅近なら毎月絶対通っちゃいますね。
涼しくなったら再訪させて頂きます！