アメリカンチェリーのカキ氷！ : イタリアンかき氷 シロッポ

フレッシュなアメリカンチェリーを大量にミキサーにかけてその場でソースを作ります。
氷を食べすすめると中から甘いコンポートに加工されたチェリーがざっくざく。
他店のカキ氷と比較するとかな～り甘さ控えめですがそれが大人でも食べたくなるカキ氷って感じでいいですね。

カキ氷マシーンを新調したみたいで「氷の感触」が以前と比べて随分フワフワになりました。
前の機械は初期不良で削る刃の角度を調節するのが困難だったらしいですが今はバッチリ。

暑さ本番ですね、この夏あと何回氷食べるかな？

進化するイタリアンかき氷！
(2015,06)
すごい！　どんどん進化してる！

やっぱり内田シェフはすごい　かき氷をやり始めて1ヶ月だが日々進化し続けている。
イタリア料理という土台骨を大切にしながらそこから逸脱すること無くイタリアンの範疇で根を張り枝を伸ばすその底力に感服する。

ティラミスは提供スタイルがよりデザートらしく変わったと同時にマスカルポーネクリームの完成度が上がった。希望すればマルサラ酒を使った大人のティラミスにも対応してくれる。

バルサミコ　初めて食べた時みたいな脳を直接刺激するような衝撃は和らいだかな。強過ぎた酸味を調節したようだがこれぞイタリアンかき氷の真骨頂といえる商品でしょうね。

来客者も他店とは一味違った「イタリアンらしいかき氷」を求める向きが高まっているらしい
これからもどんどん面白い方向へ行くのかな。


イタリアンかき氷の誕生！
(2015,05)
とうとうスタートしました「イタリアンかき氷」
ランチタイムオンリーの提供かと思ってましたがディナータイムでも食事後に限定メニューでかき氷を提供してくれます。

ティラミス900円…さすが！イタリアンシェフが作るティラミスかき氷でかなり凝った内容です。中にクリーム状のマスカルポーネムースが入っててサヴォイアルディの代わりのクランチもしっかり入ってます。アクセントのコーヒーシロップはフランスから取り寄せた香りが素晴らしい高級品。ティラミスが見事にかき氷にトランスフォームしてまっさ！
お値段は900円とちょっとお高い気がしますが内容がイタリアンデザートのレベルまで昇華してて「氷」の域を超えてます。

イチゴのパンナコッタ800円…氷を食べ進むと中からフレッシュなイチゴが飛び出します。中のイチゴは獲れたてイチゴで他店が使うような甘～い業務用冷凍イチゴとは違ってイチゴらしい酸味がありパンナコッタのミルクシロップとの融合が素晴らしいです。これが甘いだけのシロップ漬けイチゴじゃこんな風にはならなかったでしょうね。

ディナー時の食後に氷を提供してくれるのはわたしにとって朗報です。
昼間にお子ちゃまと一緒に並んで氷食べたくないからねー。

内田シェフが言ってたのは今後ディナー時のかき氷でリキュールを使った「大人のかき氷」もやってみたいんだって。
レモンチェッロやコーヒーリキュール使った大人なかき氷の誕生が待ち遠しい！


(2015,04)
笹塚十号坂商店街のペルラヴィータが５月１日より期間限定（夏期の間）で「イタリアンかき氷」の販売を開始します。
その間店名を「イタリアン×富士山天然氷　シロッポ」としてお昼時に限って（12:00~15:00)かき氷を提供する。

去年の春ころか？内田シェフから「かき氷をイタリアンの色でやってみたい」と聞いたのは
「へぇ～面白そうですね、そう言えば惜しまれながら閉店しちゃったけどニッコリーナって美味しいかき氷のお店が向かいでやってましたよね。あんな風に天然氷でできたら素敵ですよね」なんて会話したのを憶えている。

ひと口にイタリアンなかき氷と言ってもイタリアには有名なジェラートというデザートがあって「氷」を食べる習慣は無いよね？ソルベくらいならあるのかな？マチェドニアって氷を使ったデザートじゃなかったけ？いやー氷は使わないよ・なんて内田さんと議論しながらこの店のカウンターでワインを何杯飲んだだろうか？

このカウンターでかき氷が食えればいいなぁ～なぁ～んて夢物語を楽しんでいたのだけど

まさかそれが現実となるとは！　内田シェフは富士山天然氷の氷室「不二」と直談判し都内でも数店にしか卸されていないという貴重な天然氷を販売する権利を得たのだ。

そうなると話はとんとん拍子に進んで

「やるんだったら普通のかき氷では無く自分が長年携わってきたイタリア料理の特色を盛り込んだイタリアンなかき氷にしたい」そんな思いから内田シェフのイタリア風シロップの開発は始まった。

先日のプレオープンで披露されたのは以下の６種類のシロップを使ったかき氷
①パンナコッタ
②カフェラテ
③アランチャロッサ
④カプレーゼ
⑤フラゴラバルサミコ
⑥ピスタチオ

この中から特に印象に残ったシロップをご紹介します
アランチャロッサ　シシリアのブラッドオレンジをふんだんに使った氷であのブラッドオレンジ特有の溌剌とした柑橘味と程良い酸味が楽しめます。食べ進むと中からブラッドオレンジのママレードが出てくるのがご愛嬌。

カプレーゼ　完熟トマトのソースは甘すぎず独特な感じ。モッツアレラの代わりに自家製の練乳を使っているのだがこれはどうかな？なんとかチーズをソースにできないものだろうか？　バジルのアクセントも欲しいですね。　まだまだ進化しそうな気配を感じます。

フラゴラバルサミコ　こ、これは強烈でした！バルサミコ酢がソースに！なんともイタリアンらしいかき氷です。食べ進むと氷の真ん中あたりはイチゴシロップと甘く煮たダークチェリーが仕込まれています。強烈だったバルサミコがイチゴシロップと出会ってやっと穏やかになります。この日一番深く記憶に刻まれたかき氷はこれでした。

ピスタチオ　これは文句なしに美味しいです！イタリアからシシリア産のピスタチオを取り寄せて一度茹でて薄皮を剥いて中の緑色の濃い部分だけをプロセッサー回して作っているので「かなり濃厚なピスタチオ味」に仕上がっています。

富士山の天然氷は「硬水系」で食べ慣れた日光のフワフワ氷と比較するとフワフワなんだけどシャリシャリした食感です。
氷らしい氷という印象でしょうか。
氷の味自体はほのかな甘みとクリアな印象で素晴らしいものでした。

高価な天然氷とイタリアからの輸入食材など　使っている素材がかなり良質でコストがかかるものばかりなので採算合うのか？どうなのか心配だなー。

ありきたりの氷に飽きてきた「カキゴーラー」の皆さんに一度試していただきたい
そして「これはこうしたほうがいいんじゃないのー」
「こんなイタリアンな氷が食べてみたい」
などのご意見をどしどしシェフにぶつけてみて下さい。

まだまだ進化途上なイタリアンかき氷
これからが楽しみですー。