さすが❗熟練の技で仕上げた中華料理はどれも美味しい✨✨オーダーストップするまで出てくる料理の「味」は本格派です(*´ｪ｀*) : 龍口酒家 本店

2019/9
中華料理『龍口酒家』✨✨
龍口酒家と言えば長きに亘り、ミシュランビブグルマンを獲得してきた実力店。本場中国の味を味わえるお店だ。またこちらのお店からは飯田橋「中国菜膳楽房」（現ミシュランビブグルマン）のシェフも輩出している。

お店は1998年5月オープン。都営新宿線幡ヶ谷駅直結の駅ビルにあります。幡ヶ谷ゴールデン街…地元だが入ったことがない(^_^;)ほんと、昔ながらの地下街なのよね、昭和レトロだわ～。店内は広々、古めかしいが清潔にされています。さて、老舗中華料理店のお味はいかに。

◼注文スタイル
アラカルトとおまかせコースがあります。おまかせは全くメニュー構成は分からず、オーダーストップするまで料理が出続け、量に応じて料金が変わります。食べ過ぎに要注意です（僕は食べ過ぎましたw）

◼おまかせコース　7250円（税別途）
○大山地鶏　霧島豚の焼き物、くらげ　野菜の酢漬け△
さて、どんな切り口で仕上げてくるか。
まずは前菜から。野菜の酢漬けは胡瓜、トマト、みょうが。これは良い漬け具合。くらげは太めでこりこり。焼き物は悪くないが、ちとしょっぱいな。でも、料理の腕は良さそうだ。

○金時草と干し海老の炒め物　○
あっ、懐かしい。石川野菜の金時草だ。珍しいですね。そしてパクリ。うん、美味しい♪シンプルな塩味仕上げだが、なかなかない味つけだ（やや塩辛いが、酒のつまみにはいいかな）

○スズキの黒酢炒め　○
ほほぅ、珍しい酢の効かせ方だ。“酢×葱”がよい味のアクセント。酸味が独特だが、良いと思います。

○白魚の玉子炒め　○
青森県の新物の白魚。優しい味つけ。葱、玉子は半熟、「トロッ、ふわっ」で良い感じ♪

○十角へちまと金華ハムの炒め　◎
十角へちまは台湾原産で千葉県で育てたもの。あっ、美味しい♪へちまがみずみずしくて美味しいな。金華ハムがちょうど良い塩梅。出汁が良く、僕は好きな味。

○牛ハラミと松茸の炒め　◎
うーん、臓物がいいな。ここでハラミを使うのは正解！雲南省の松茸は今年初だが、香り高く、とても良い松茸だ。これは、うんまい＼(^-^)／

○蝦夷鹿のカシューナッツ揚げ　△
脂身の少ない鹿肉にナッツを合わせることで、脂分を補い旨味を増やす。揚げる直前に衣をつけるのが石橋流。シンプルな仕上げ。脂が少ない鹿肉の仕上げとしては良いやり方。ただ、仕上げには限界があるよな。普通です。

○黄ニラと自家製ベーコン　○
強火の仕上げで、黄ニラはしゃきしゃき。シンプルだけど、こういうのが意外と美味しいのよね。

○焼売　○
熱々な焼売。ふっくら。辛子醤油がよく合う。

○角煮　バターナッツ　○
八角が効いたスープ仕立てて。甘めのスープだがしつこさはなし。角煮は柔らか、バターピーナッツ（カボチャ）もほっくり。

○衣笠茸とフカヒレ　○
生姜がアクセントの優しい味。衣笠茸を使ってくるのは珍しい。こういう食材使いが龍口酒家らしい。

○八宝湯　◎
石橋シェフ特製薬膳スープ。丸鶏、スッポン、朝鮮人参、搾菜、生姜、ニンニク、ナツメ、唐辛子、長ネギなど、厳選した食材を弱火で8時間煮込んでから漉す、澄んだスープ。塩味は搾菜からにじみ出たものだけ。独自の味、優しい味つけで美味しいです。

○里麺（リーメン）○
お腹いっぱいでしたが、「名物の里麺だけは食べなければ！」と注文すると…だいぶ量が多いな(^_^;)

クロレラを練り込んだ緑の麺は、ツルツル。ゴマ油の風味と、チャーシューの旨みが絡んだ麺に食欲がそそられる。シンプルな仕上げだが、このレベルの麺は少ない。美味しいです。

◼ドリンク
○サッポロ黒ラベル中瓶　572円
グラスはしっかり冷やして。

◼接客
可もなく、不可もなく。女の子が頑張って接客していました。

◼料金
コースと瓶ビールで8447円。量に応じて価格が変わります。適正価格。食材も良いものを使用していましたよ。

◼利用シーン
家族、同僚と。日本では珍しい、味つけなのでグルメさんにもオススメできる。但し、このお店は【夜のコース】利用だろう。

長年の料理人人生から繰り広げられる石橋シェフの料理はさすがです。料理1品、1品がかなり考え抜いて料理を仕上げている。腕は良いです。

最後にシェフが挨拶。
石橋シェフ「何品食べました？」
あきとん「13皿です」
石橋シェフ「ハハッ、普通だな」

うん、確かに負けた感じ(^_^;)
でも料理は十分楽しめましたよ✨✨
美味しく頂きました。ごちそうさまでしたm(__)m

□評価　2019年9月時点
食べログ評価3.78　口コミ件数249件

□シェフ
石橋幸氏、千葉県出身。料理人歴は50年に及ぶ。幡ヶ谷の前は蒲田にて13年営業していた。得意料理は皇帝の為の薬膳料理「皇膳料理」

□中華料理の探求
厨房の棚には、実験室のようにハーブの瓶が並んでいる。1年に一度、約2週間くらいは中国に行って、色々なハーブや薬膳のことを学んだり、新しい料理や食材の情報を仕入れてくる。