＜再訪＞ : 酒肴 みうら 下北沢三浦鮮魚店

以下参照お願い致します。

[和食]。
大人すぎると『割烹』で、食べた気しない。
(懐石ってずっと味がしないお節を食べてる感覚がするし…)
カジュアルすぎと『居酒屋』で、飲み専門になってしまう。
(TPO次第なので　全然好きなんだけど……)
じゃあ間をとったのが『小料理屋』で、お一人様が多い。
(一人で行く時はいいんだけど、3人以上になると入れないとかね…)


・・・・・・と。

↑の考えは　あくまでも私の主観なんですが。笑

要は何が言いたいかって、『和食』自体好きなんだけど、
お酒も料理も雰囲気も値段も人数も。
ぜーーーんぶいい所取りしたい！ってなると…
和食ってお店自体探すのが中々難しいと踏んでいる中で。


全て叶えて貰えるのが、こちらの【酒肴 みうら 下北沢三浦鮮魚店】さん。


下北沢から三軒茶屋に向かう茶沢通り沿いに面しているので、
迷う事はないのですが　丁度落ち着いた静かな場所に位置しているのもあって、
観光地とかにありそうな　鮮魚お惣菜屋さんなのかな？って最初思ってて。笑

というのも、手前少し見える位置に
ショーウィンドウがあり、そこにお惣菜や鮮魚が売っているもんだから
高級魚屋さん…系・・・？と思っていたのです。笑
でも　近くの神社へ行く際　裏側の小道を通ったのですが
どうやらこちらにも入口があるのが見えて、あ、きっとお店なんだと把握ｗ


高いかなあ～どうかなあ～と思いながらも
時々　お店の看板？が出ていて（テイクアウト系なのか惣菜なのか
メニューなのか謎ではありましたが笑）それが全然普通のお値段だったので
(600円～3000円)友達3人で少し遅い時間に伺いました。

ちなみに、こちらのお店　私が伺った時はカードが使えませんでした。
最初　入店する時に教えて頂いたし、我々は現金主義なので
全然いいのですが、、、ある程度カード利用の層が多い気がしたので
是非カード導入を考えて頂けたらなあ…そうしたらカード主義の母や
家族とも利用したいのに、と余談を入れてしまった所で戻りますｗ

手前のお惣菜や鮮魚が並ぶ所には、どなたもいらっしゃらなかったので
勝手にどんどん奥へと進んでいくと…素敵なお店のフロアが見えてきてホッ。笑

21時前位に行ったから、手前のエリアに誰もいなかったのかな？
常連さんじゃないと　ここに誰もいないとか、奥へどうぞ、みたいな張り紙ないと
ちょっと勝手に奥へ行っていいの？？？は　結構勇気がいりますよね。涙
（でも勝手に行った猛者な私…ｗ）

想像していたよりも店内は広く、カウンター席とテーブル席、
そして個室があるそうです。

職人さん2人で回されていて、ホール不在。
バッシングも終わってなかったから　この日が忙しかったのか？
いつもホールがいないのか？分かりませんが…
オープンキッチンで見えるのもあって　何だかちょっと申し訳ない気分。。。

とりあえず、最初にガーって頼めばいいかと　3人で悩んでいると
突き出しが。

もうこの突き出しが…美味しいお店は美味しいっていうの定理。
昔から変わらない常識だなあとｗ

この日はポテトサラダで、燻製の風味。
多分いぶりがっこが入っていて　こってりぬめっとした感じがたまらん。

日本酒が既にほしくなりながらも、
目に飛び込んできたのが『原子焼き』。

原子焼きって…あ、あれか！と。
丁度目に入る位置に、炉端が。
呂畑で魚や野菜を逆さまにして焼くことで、
余計な水分や脂を落とし、旨味が凝縮される焼き方…だそうです。笑

絶対頼みたいね、と魚も色々あるし
野菜の原子焼きもあるから　嬉しくなっちゃう。

肴は金華鯖、野菜は盛り合わせの原子焼きをチョイス。
お造りも絶対美味しいよね…迷うとなったので、こちらも盛り合わせを。笑
それに絶対美味しいであろう『釜炊きご飯鰻』も！
＊炊きあがりに20分程度時間がかかるそうです＊

釜炊きご飯があるだけでもキラキラしちゃうのに、
鰻ってあまり聞いた事がないからドキドキしてしまう。

それにそれに、だし巻き卵っ…！！！


久々に『絶対美味しいであろうから、何でも頼むのワクワクする』
状態にテンションが上がり、皆で日本酒を頼むｗ

お忙しいであろうに、わざわざ卓で注いで下さいます。
純米と純米吟醸のカテゴリー2なのも最高にわかってる～って思ったｗ
(私もこの2種が好きだからっ！キリッ）
そういえばお猪口というかコップ？にまるまる1杯ついで下さるので　
各々1合飲む感じ。笑　言えばとっくりとかあったのかしら。
＊のん兵衛組なのでいいんだけどｗ＊


見た目からして、キッラキラしてる出し巻き玉子が来て…
かみしめるとお出汁がじゅわっ…。
そこに日本酒を……。

くう～…美味しいっ！！！

3人で感動しているところに、もっと感動のお造りやら原子焼きからが登場。
お高く止まっている感じのお店だと、THE少量…綺麗でしょ？的
圧を感じる料理感はいっさいなく。
でも綺麗さは健在のまま　ボリューミーで素敵なんです。

お野菜も魚も共通しているのが、身が甘く　きゅっと旨味が
凝縮している所。
お造りは素敵なお皿に　ピカピカ光ったお刺身たちが。
『お造り盛り合わせ』って、別に感動した事なかったし
どれ食べようかななんて余りワクワクした事も正直なかったけれど、
この芸術的見た目からして素敵なお造りには、3人でジャンケン大会して
食べたい物をゲットしていった程ｗｗｗｗ

感動しまくった後に、どーんと鰻の釜炊きご飯が登場。

甘さは勿論の事、鰻のふっくらさやお米のふっくらさが
相乗効果になり、口の中でどんどん美味しさ膨らんでいく～～～。

職人さんが食べ方も教えて下さって　とても丁寧。
バッシング残ってるのに…すみません……と思いながら
そういえばラストオーダーって何時なんだろ…聞きにこないもの？と
懸念を思いつつ　22時とかに聞いたら　えっ…と困惑顔。。。汗
火を使う物以外、おつまみ系ならと了承いただき、水ナスの漬物とか
最後軽くオーダーできたのですが　正直ラストは聞いてほしい本音。
（そして何時なの？実際。笑）

だって美味しいと止まらなくなっちゃうもの。笑

すっごい大声で楽しめるという訳でもなく、
大人だけの落ち着きすぎた冷たい訳でもなく、

本当にいい所どりのお店だと思います。


和食、特に原子焼きが食べたくなったら
是非又再訪したいです。