和食やフレンチのニュアンスも感じさせる旬の食材を使ったインド料理（#インド料理マルジョウ） : インド料理 マルジョウ

インド料理マルジョウ＠池ノ上

京王井の頭線 池ノ上駅から徒歩3分の閑静な住宅地にあるインド料理店「マルジョウ」。下北沢駅からも徒歩10分ほどの徒歩圏内。

お店のジャンルとしてはインド料理になるが、いわゆるナンとカレーのあるインドカレー店ではなく、スパイス料理メインのビストロという感じのお店。

旬の食材を使ったビリヤニ（インド風炊き込みご飯）やスパイスを巧みに使った前菜やグリル料理が名物。

●付き出し　ガスパチョ風の冷たいスープ
トマトの酸味が夏にぴったりのガスパチョ風スープ。本場のガスパチョはパンも一緒にミキサーにかけるのでもったりした口当たりだが、こちらは野菜だけなのでサラッとして食前にぴったり。

●ハートランド　小瓶　450円
一杯目はビールで喉の渇きを癒す。ビールはサッポロラガーの中瓶（500ml）が650円、ハートランドの小瓶（330ml）が450円。容量対価格はどちらも大差ないのでお好みで。

●ウィスキー　アバフェルディ12年　ソーダ割　700円
フルーティな香りとナッツのような甘さ、ほのかなスパイシーさとスモーキーさなど、複雑でバランスの良い味わいでスパイス料理とも相性抜群。

●野菜3種盛り合わせ 900円
キュウリのピクルス、パクチーサラダ、茄子の冷製煮浸しの3種盛り。お店で使う野菜の一部は、店主の実家の畑で丹精込めて育てた旬の野菜も使っているそうだ。

●稚鮎のバルチャオ（冷） 1300円
バルチャオとはインド南西部のゴア州で食べられている、トマトやスパイス、カレーリーフ、モルトビネガーのソースに絡めたでドライタイプのカレーのことで、現地ではエビや魚、ポークを煮込むのが定番だそう。夏の食材の稚鮎を使い、稚鮎の内臓のほんのりとした苦味と青味が酸味のあるソースと一体となって絶妙な味わい。

●ラムチョップ ムグライグリル 1800円
ムグライとはムガル帝国風のという意味で、北インドの宮廷料理のこと。特徴はとしては、カシューナッツのペーストや、生クリーム、ヨーグルト、卵などを使ったカレーで、甘みと酸味のあるリッチでまろやかなテイスト。骨付きのラムチョップの下にナッツやヨーグルトを使ったソースが敷かれ、爽やかな風味のミントソースも別添えで提供。ラムの脂の独特の香りとナッツの風味、ミントの香りが絶妙にマッチ。

●穴子のビリヤニ 1800円
この日のビリヤニは「穴子のビリヤニ」（1800円）と「チキンととうもろこしのビリヤニ」（1700円）の2種類。どちらも旬の食材なので悩んで末に穴子をチョイス。壺の中でバスマティライスとカレー、食材を層になるようにしてオーブンで焼き上げている。ふっくらした煮穴子の独特の香りとスパイスの風味が格別。

●ワイン　850円～
ワインは店内のワインセラーに多数取り揃えていて、赤、白ともそれぞれ料理に合わせたおすすめのナチュラルワインをグラスで提供している。この日は穴子のビリヤニに合わせて白ワインをオーダー。フランス南部のラングドック産のものだそう。柑橘系のきりっとした酸味があるが、ミネラル感もたっぷりあって味のふくらみもある。

●マルジョウ村上園 和紅茶（アイス） 350円
店主の実家の茶園で栽培している和紅茶（べにふうき）。急須で丁寧に淹れて氷をたっぷり入れたグラスに注いで急冷している。フルーティな香りがインド料理のスパイスと相性抜群。

インド料理マルジョウ＠池ノ上

京王井の頭線 池ノ上駅から徒歩3分の路地裏にあるインド料理店「マルジョウ」。下北沢駅からも徒歩10分ほどの徒歩圏内だが、商業エリアからは外れた閑静な住宅地ある。

店主は静岡出身で実家は静岡市清水区吉原の「マルジョウむらかみ園」という明治時代から続く有名な茶園だそう。インド料理を始め様々なジャンルの飲食店で修業し、2017年にお店をオープン。

ビル2階にあるオシャレな雰囲気で、インド料理店というよりはダイニングバーやビストロのような印象。店内は奥に細長い造りで、キッチンが見えるカウンター席と奥にテーブル席。

名物料理は旬の食材を使ったビリヤニ（インド風炊き込みご飯）。ビリヤニというとチキンやマトンが定番だが、こちらでは季節ごとの食材を巧みに組み合わせ、和の要素を感じさせるビリヤニとなっている。

また、実家の茶園で栽培している紅茶（べにふうき）も人気で、フルーティな香りがインド料理のスパイスと相性抜群。紅茶だけでなく、実家の畑で丹精込めて育てた新鮮で旬な野菜も食材としてふんだんに使っているそうだ。

店主ワンオペで切り盛りしていて、時間をかけてゆっくり料理を味わう空間。前菜料理など取り分けられるものは2人で単品で頼んだ場合にハーフサイズでお皿に取り分けた状態で提供してくれたりとサービスも素晴らしい。


●付き出し　新玉ねぎの冷たいスープ
玉ねぎの冷製ポタージュ。玉ねぎの甘みとほんのりとスパイスの風味、ブラックペッパーが味を引き締めている。フレンチビストロで出てきそうな一品。

●サッポロラガー　中瓶　650円
ビールはサッポロラガーの中瓶（500ml）が650円、ハートランドの小瓶（330ml）が450円。容量対価格はどちらも大差ないのでお好みで。この日は暑い中歩き回って喉が渇いていたので中瓶をチョイス。

●ウィスキー　アバフェルディ12年　ソーダ割　700円
「デュワーズ」や「カティサーク」などでお馴染みのジョン・デュワー＆サンズ社のスコッチのシングルモルトウィスキー。フルーティな香りとナッツのような甘さ、ほのかなスパイシーさとスモーキーさなど、複雑でバランスの良い味わいでスパイス料理とも相性抜群。

●マサラパパド　350円
1枚のを半分ずつに取り分けてもらった。パリッとした歯触りのパパド（インドの豆せんべい）に細かく刻んだプチトマトや玉ねぎ、大葉をトッピングしてマサラパウダーをふりかけてある。軽いスナックのような感覚でビールのおつまみにぴったり。

●レモンチキン冷製ポテトサラダ　1000円
しっとりした低温調理の鶏むね肉にレモンの風味のクリームソースが材料抜群。マスタードの風味が香る黄色いポテトサラダも絶品。

●イサキのソテー　タマリンドマサラ　1650円
皮目がパリッと香ばしく焼かれたイサキの切り身のソテーの下にタマリンドマサラソースが敷かれている。タマリンド特有の優しい酸味と上品な甘みとマサラのスパイス感が絶妙。付け合わせはルッコラ。フルーツの甘酸っぱさの活かし方などネイティブなインド料理というよりフレンチのようなニュアンスも感じさせる。

●新茶葉と桜エビのビリヤニ　1800円
ビリヤニは金属製の壺に入って提供。壺の中でバスマティライスとカレー、食材を層になるようにしてオーブンで焼き上げている。お茶と桜エビという、いかにも静岡らしい食材の組み合わせ。スパイス感は上品で桜エビの香ばしさとお茶のすっきりした香りとほのかな苦味など、食材の持つ個性を存分に活かしている。2人でシェアして食べたけど、本当は1人で全部食べたいぐらい美味しかった。