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魅夜脂多さんの他のお店の口コミ
店名 |
横浜家系 侍 池尻店(さむらい)
|
---|---|
ジャンル | ラーメン |
お問い合わせ |
03-3487-8638 |
予約可否 |
予約不可 |
住所 | |
交通手段 |
京王井の頭線「駒場東大前駅」より徒歩7分ほど 駒場東大前駅から591m |
営業時間 |
|
予算 |
¥1,000~¥1,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 QRコード決済不可 |
席数 |
11席 (カウンターのみ) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 近隣にコインパーキングあり |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
お子様連れ |
子供可 |
公式アカウント | |
初投稿者 |
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家系ラーメンとはつくづく大変な商売だと思う。調理は客の好みで複雑化。見かけによらず味のバランスが結構繊細だったりするので、ちょっとしたガラの扱い次第で味が落ちたのなんだのと悪口を言われ…。そして何といっても仕込みの圧倒的なトンコツの量。つまり原価がかさむ。だから、並んでくれる程客が来てくれないとやって行かれない。
味を落とすのが早い店が多いのも事実だ。まずはチャーシューはじめ、具が寂しく、ついで麺がおかしくなって、しまいにゃスープが物静かに…。こうして幾つもの店が消えていったけど、頑張ってる店もある。
こちら侍さんは、よそのデータによると現在6年目。もっと前からあるような気がしていたが、私によくある勘違いだろうと。オープン当初に伺ったはずだけど、味なんか覚えていないし、当時は店舗数が少なかったこともあって今ほど家系経験値が自分になかったから、ちゃんと味わえたかどうだか。そう思って訪問しました。
店内BGMはFMヨコハマ(たぶん)。剣横山の歌声が流れてきたりしてなかなか横浜気分、一種の横浜テーマパークなのです。カランと札の出る券売機。家系だけじゃなくJ系でもよく見かけるアレです。ラーメン¥750ねえ…強気〜。セルフのお冷を汲んで席を取り、トイレに。後で触れますが、この中に家系ラーメンの味の秘密が隠されていた!
久々だからチューニングはオール普通。ほんのしばしののち、ラーメンが配されました。では一口。うーむライ…と思いきや、少しのトンコツ香がかすめ、旨味の重奏感が軽やかに訪れた!今や特段の濃度ってわけじゃないかもしれないが、物事には丁度いいって度合いがある。その点、これはなかなかイイんじゃないすか?トンコツ香が残る所もその表れかと。私は、どうもこの匂いとスープのコクとに、比例とまではいかなくてもかなり密接な因果関係があるように思うのです。正確な表現じゃないかもしれないけど、匂いを抜くと、コクも落ちるというか…。
思えば、この店の緑地に赤文字の看板…何やらデジャヴを覚えると思ったら、こりゃああの店(←リンク・アプリだとわからない)の意匠と一緒じゃないか。こんな悪趣味の配色、絶対偶然の一致なんかじゃないです。
なのに、味は後発のこちらの方が強い気がする。東京都民⇔横浜市民との嗜好の違いや、こちらの住宅地×街道沿い⇔あちらの繁華街といった事情に合わせて味を作っているからそうなるんだろうけど、なんか嬉しい驚きだったなあ。そのたかさご家の項でも述べた事だけれども、以前夜中通りがかりにたまたま食べた時のワイルドさ加減が、この店の一杯の中にはまだ生きているような気がする。あの夏の夜の夢が解き明かされたと言っては大げさか。
実は先に述べたトイレの中のヒミツとは、壁に貼ってある求人ポスターの内容。ここで修行して福島で独立した方の話が載っているのですが、その中に、4種のガラの配合が味を決める…ということが書かれていたのです。トンコツなんて、そんな区分けできるものだとすら知らなかったので、実に勉強になります。別に、開業とかしようとしてるのではありませんが。ただ、スープの味をみて、「お、○○の部位が強い感じだネ」とか言えたら凄いと思ったまで。できっこないけど。
家系ラーメンとは豪快なようでいて意外に繊細、その理由はガラからしてこんなに種類があって、それぞれを適切に扱う事、またその段階からバランスが求められている、という所にあるのでは。これを知れば、味ブレの大きい家系ラーメンといえども、いちいち微に入り細に入り咎め立てしようとは思わなくなるはずだ。
とまあ、かように当店は頑張ってるのです。冒頭で、値段のことをチクリと言ったけれども、普通は価格を維持するために具、麺、スープの材料、そのどれかを落とす、逃避に走るものだ。一方、値段を上げれば、明日からお客さんが来てくれなくなるのが怖い。だが、味を落とすよりは値上げも致し方ない事だと私は思う。当店はあえて恐怖を呼ぶ状況を選んだか。タイトルにはそんな意味合いが込められています。侍だけに、武士道とは……なんてね。え、大袈裟すぎだって?でもまあ、応援したくなるのですよ。本体の値段が高い代わりに、付属品が安いのも涙ぐましいではないか。これを思うと、吉村家さんの¥590がいかに立派かがわかるというもの。この差がスケールメリットの違いなのだ。