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大森からこちらに移転。きちんとした仕事ぶりは健在
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「焼き味噌」
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定番のスタイル
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ビール・お通し
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「新玉ねぎと桜海老のかき揚げ」
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サクッとした揚げ上がり
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「大信州」（椎茸煮が付いた）
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「鴨ロースヴィネガー煮」
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しっとりした仕上がり
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「日高見」
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「鳥汁ざる」
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鶏肉がたっぷり
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蕎麦を手繰る
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蕎麦を啜る
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蕎麦湯は自然体
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蓼喰人
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店舗情報（詳細）
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店舗基本情報
| 店名 |
蕎麦 しのはら
|
|---|---|
| ジャンル | そば |
|
予約・ お問い合わせ |
03-6426-4138 |
| 予約可否 |
予約可 |
| 住所 |
このお店は「大田区大森北4-13-19」から移転しています。 |
| 交通手段 |
旗の台駅から徒歩数分 旗の台駅から203m |
| 営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
| 予算（口コミ集計） |
￥1,000～￥1,999
|
| 支払い方法 |
カード不可 電子マネー可 |
席・設備
| 席数 |
11席 （テーブル２卓、カウンター５席） |
|---|---|
| 個室 |
無 |
| 貸切 |
可 |
| 禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
| 駐車場 |
無 |
特徴・関連情報
| 利用シーン |
|
|---|---|
| 初投稿者 | |
| 最近の編集者 |
|
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日曜日の昼に向かったのは旗の台。
目指したのは、一昨年に大森からこの地に移転して来たこちらの蕎麦屋。
大森の店は趣ある佇まいが印象的だったが、蕎麦についても一茶庵の伝統を引き継ぐ安定した仕事ぶりの記憶が残っている。
場所は駅の南口から三間通りという商店街を5分ほど進んだ所。
11時半の開店から間の無い頃に入店したが、既に一組の先客が居る。
店内は厨房前のカウンターに5席と2卓のテーブルに8席という、こじんまりとした構え。
調理一切を賄うご主人と花番の女の子の2人体制。
私はカウンター奥の方の席に通された。
まずはビール（ヱビス）で始める。
お通しには「塩豆」が小皿で出された。
肴には定番の他に＇季節のおつまみ＇があるが、前の晩に粗方出てしまったそうで品揃えが少ないのは仕方ない。
その中から3種を選択。
「焼き味噌」：一茶庵系ならではの杓文字に塗ってごげ目を付けるスタイルで、西京味噌をベースに葱や鰹節、炒った蕎麦の実が入るスタンダードなタイプで、香りも味も上々。
量は多くないが、350円は相当。
「新玉ねぎと桜海老のかき揚げ」：直径5㎝厚さ2㎝ほどが2個で、さっくりとした上手な揚げ上がり。
旬もの通しの組み合わせで海老の旨味や香りが心地よく、軽く付いた塩味が新玉葱の食感と甘さを引き立てる秀逸な出来。
「鴨ロース ヴィネガー煮」：低温調理されたと思われる鴨ロースのスライスが3切れ、オニオンスライスの上に並べられ、甘酸っぱいタレが掛かっている。
しっとりした食感でジューシーな旨味が感じられ、身に幅も厚みもあるため結構な食べ応え。
酒は先に「大信州」を貰うが、きりっとした辛口だが後に深みのある味わいが広がる。
これには「椎茸煮」が小皿で付いた。
次いで「日高見」を追加するが、すっきりとした清廉さがどの料理にも合った。
休日のせいもあろうが、12時を過ぎるとほぼ満席となり、早めに蕎麦を頼んでおく。
ちょっとひねって「鳥汁せいろ」を選択。
他の客の注文の合間に、タイミングよく一式が角盆で登場。
大き目の小鉢に張られたつゆには、鶏むね肉のスライスと短冊の葱が煮込まれ、三つ葉が散らされ柚子皮が一片乗っている。
元々美味いつゆに鶏肉の旨味が加わり深みのある味に仕上がっているが、鶏肉自体の味も抜けていない。
蕎麦はシャキッとした食感と軽快な喉越しの、一茶庵伝統の仕事。
私にとっても馴染み深い、最も安心できる仕事である。
ドボンと浸すことなく啜れば香りも感じられ、多めの盛りもスルスルと完食。
蕎麦は当然ながら釜湯のままの自然体。
すっきりと伸びるため鳥汁の旨味を素直に楽しめる。
最初は濃いが徐々に薄めて味の変化を楽しみ、全てを飲み干せば充足感が五体に染み渡って行く。
期待通りのレベルの高い蕎麦屋酒が楽しめた。
こちらに移っても、きちんとした仕事ぶりが守られていることを確認。
勘定は6,000円弱で、盛り沢山の内容からすれば実にリーズナブル。
開店からまだ日が浅いが既に常連客が付いているようで、近隣の方々に親しまれている様子が窺える。
我が家からだと少し足を運びにくい立地だが、こちら方面に出掛けた際はまた寄りたいと思う。