深い。単純には語れない深みのあるスープと香りと食感が抜群の麺が印象的。 : 中華そば 多賀野

（味の感想は★からです）
私はコーヒーを飲んだ。

カフェインといえば誰しもがコーヒーを思い浮かべるだろう。
私も専らコーヒー大好き人間であり、そのはまったきっかけもカフェインによるスッキリ感というか、一時的に眠気をふっとばす感じが好きだったからだ。


実際にコーヒー一杯には約40mgのカフェインが入っている。
もちろん一般的な飲み物の中ではかなり多い方で、緑茶や紅茶ではもう少しカフェインの含有量は少なくなる。


だが、最近コーヒーよりも果てしなくカフェインが入っている飲み物を発見してしまった。
それが玉露である。
簡単にいうと緑茶の高級版のようなもので、甘味を伴った気品高い香りが人気の茶っ葉であり、まさかのカフェイン含有量が一杯でおよそ160mgもあるらしい。

筋トレの前に飲むと筋トレ後のテストステロン（男性ホルモン）の量が増える。
私みたいに異性にモテたいという、邪な気持ちで筋トレを始めた人間にとっては朗報だ。

すぐさま近くのスーパーに玉露を買いにいき、今では毎日飲んでいる。


私はコーヒーを飲んでいた。
今では単純に嗜好品としてコーヒーを飲んでいる私だが、今日みたいに時間を潰すためのコーヒーは久しぶりだ。


場所は荏原中延。
ラーメン界では生粋の名店【中華そば 多賀野】さんがある。

現在の多賀野さんはAirウェイトを導入しており、朝の9時から整理券が配られるシステム。
AirウェイトのLINEに登録すればリアルタイムで呼び出してくれるシステムで非常にありがたい。

私は10時ごろに到着し、16組の30分待ち。
12時を目処に時間を潰さないといけない。

荏原中延は商店街が多く、非常に趣のある町で良いのだが、いかんせん10時から時間を潰せるような所が無い。

私はとりあえずお店の前にあるドトールコーヒーで一服しながら本を読む。

朝のコーヒーブレイクの時間は、いささかの自己陶酔タイムでもある。
時間の流れがゆったりとして、ひとときの間喧騒から解き放たれる感覚。


日常生活でたまった頭の中のゴミを掃除してくれている気分だ。
皆さんもどうにも首が回らなくなったら、何も考えずにコーヒーを飲みに行くといい。


人生はそんなにも焦らなくても良いのかもしれない。
ほんとに。


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今回のお店は【中華そば 多賀野】さん。

先述したようにAirウェイトの導入により、入店難易度が下がったように思える。

12時ごろにLINEから呼び出しの通知が届き、お店に向かう。
お店の外観や内観は昔ながらの中華屋さんの雰囲気。

それでいて、清潔感はしっかりとあり、居心地が良い。

整理券をもらうタイミングで食券を購入。
私は特製中華そばを頂くことに。


席に座り、しばし待つ。
感覚の問題だろうが、外に人が並んでいないというだけで、閉鎖感が無くなって、食事し易い環境になっている気がする。


居心地の良さを感じているとラーメンが到着。
こんなに吸い込まれそうになるラーメンは久しぶりだ。

深いスープの海にダイブするように、私は勢いよくレンゲでスープをすくった。


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★・特製中華そばA 1050円

シンプルな構成の中華そばに、しならないように立体感のある盛り付けをされた海苔が美しい。

早速スープを一口、、、


ふっかーい。なんだこれ。深い。旨い。


一口目の感想はまさかの深い。
それほどまでにスープの奥行きが半端では無い。

あくまでシンプルな中華そばの味わいがデフォルトであるのだが、それ以上に様々な旨味がガンガン迫ってきて、脳の処理が追いつかない。

スープを飲むたびに旨味の暴力に襲われる。
甘味と塩味のバランスも抜群でめちゃくちゃ旨い。


対する麺。
これは全粒粉のような模様の香り高い麺。
茹で加減が素晴らしくパツパツしとた食感が麺だけでも旨さを確信させる。

スープと麺の完成度が素晴らしく、箸とレンゲが止まらない。
チャーシューや、メンマなどのトッピングはどれも平均的な旨さだが、どれも丁寧な仕事ぶりが感じられる。

よくあるパターンが麺やスープは完璧なのに、トッピングが邪魔して、風味が損なわれたりしている事。

多賀野さんがそんな愚行を犯すわけは無く、トータルで素晴らしい一杯となっている。


大満足で完食後、その場で買える冷凍のつけ麺をお持ち帰りすることに。
多賀野さんではたぶん全種類？のメニューが冷凍麺としてお持ち帰りできる。

なので気になっていたけど、なくなく諦めたという商品をおうちで頂くこともできる。


私は悩んだ末に諦めた豚鴨つけそばを冷凍でお持ち帰り。
ちなみにこれもめちゃくちゃにうまかったし、量も多いし、簡単だし、冷凍お待ち帰り商品としての評価も高い。


1度で2度も3度も楽しい、まさに良店であった。

それではごちそう様でした。