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店名 |
閉店
あたりや
|
---|---|
ジャンル | とんかつ、食堂、中華料理 |
住所 | |
交通手段 |
大岡山駅から144m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
席数 |
28席 (カウンター6席、テーブル12席 (4人×3卓)、その他奥に座敷スペースあり) |
---|---|
個室 |
有 (6人可、8人可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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この日は、家内が実家に行く用事があったため、家での晩ごはんは無し。
折しも、新型コロナウイルスの感染拡大防止に伴う週末外出自粛が発動されたところなので、その世の中の流れを踏まえ、この土日は念には念を入れて外食も自粛しましたが、買物に出たついでに近場の飲食店を覗いてみたら普通に客が入っていました。
個人的な見解ではありますが、皆が外食を完全に絶ってしまっては、ただでさえ苦境に陥っている飲食店を更に追い込むことにもなりますので、節度をわきまえることは大事でも、適度な外食店利用は許容されるものと考えます(注:3月下旬時点での見解です。)。
このため、感染リスクが相対的に高い夜の飲み利用(滞在時間が長くなりがちなことに加えて、気が緩んで衛生的にも杜撰になる恐れあり。)は控えても、ランチについては、極端に混雑しているお店は避けるとか頻度を落とすとかいくつかの工夫加えることで、完全に絶ってしまうことはしないことにしました。
と言うことで、この日は、会社からの帰路、大岡山に降り立ちました。
大岡山は東京工業大学のお膝元ですので、飲食店についても、東工大絡みの色んなエピソードがあるお店が散見されます。
そんな中、当店は、その東工大の卒業生で日本コンピューター産業の父と言われる富士通の技術者池田敏雄氏に絡んで、あのプロジェクトX〜挑戦者たち〜で取り上げられたお店なんです。
具体的には、平成14年4月9日放送の「国産コンピューター ゼロからの大逆転〜日本技術界 伝説のドラマ〜」で焦点を当てたのが、池田敏雄氏だったんですね。
池田氏が亡くなったのが昭和49年、クモ膜下出血で若干51歳の若さで急死するわけですが、それから30年近く経ってからの特集番組で、その中で当店が登場することになりました。
なんでも、開発の打合せに池田氏が贔屓にしていた当店を度々利用し、「プロジェクト・ルーム」的な存在として使われていたそうです。
当店の創業時期についてははっきり公表されたものがありませんが、私が現地の人からの聞き取り等により独自に調べた結果では昭和39年創業説があるようです。
ただ、その時、池田氏は既に40歳を超えていましたので、東工大出身とは言え、学生時代から縁があったわけではありませんね。
それでも、少々話が脇道にそれますが、学生ととんかつというのは、やはりかなり親和性がありますよね。
私の母校でも裏門の近くに通称「裏めしや」というとんかつが看板メニューの定食屋さんがありました。朧げな記憶では、確か「荒金」というのが正式店名だったように思いますが、足繁く通ったのは覚えています。
恐らく、当店も、池田さんのプロジェクトでは出身校の東工大に出入りしている技術者も多く、池田氏旧知の当店が打ち合せ場所として使われたものと思われます。
この日は、社外で所用があり、そこから直行しましたので、当店には18時前に到着しました。
大岡山駅から駅前の信号を渡って南口商店街に入り、2本目の角を左折してすぐの左手にお店はあります。
駅から1分少々と至近距離にあります。
周りはそれほど賑やかではなくて、やや寂しげな佇まいですね。
入店します。
店内は、入って右手に厨房に面したカウンター席が6席、左手にテーブル席が3卓10席で計16席のキャパです。
お店は70代後半くらいに見えるご夫婦で切り盛りされていました。
聞くところによると、30代の息子さんもおられるようですが、この日は姿が見られませんでした。
店主さんらしき男性が私の姿を見かけると、気持ちよく挨拶してくれ、好きな席に座って可と言われます。
先客はいなかったので、一番奥のテーブル席に座らせてもらいました。
卓上にはメニューが置かれています。
トップメニューはとんかつライスで@780円。なかなかお安いですね。
とんかつはアップグレードメニューとして、ロースかつライス(上)@1,200円、ロースかつライス(特上)@1,420円もラインナップしています。
とんかつ専門店として見るとなかなかリーズナブルな価格設定だとは思いますが、メニューにはかつ丼の他、中華定食、麺類などもあって、とんかつ専門店と言うよりは大衆食堂というメニュー構成ですね。
注文は、せっかくなので、ロースかつライス(特上)にしました。
待つこと10分少々で注文の品が出来上がってきました。
ロースかつはかなり濃い目のキツネ色に揚がっています。
デフォでソースがかかっており、千切りキャベツが添えられ、スープ、ライスが付きます。
ライスの上に福神漬けが乗っているのは大衆食堂らしいですね。
かつの厚さは最大で1.2〜1.5cm程度でしょうか。
キチンとしたロース肉を使用しているのは分かりますが、あまりサシは入っておらず、脂身は端の部分にかなり偏っている部位でした。
柔らかい肉質ですが、これまで食べ歩いてきた色んなタイプのロースかつと比較しても、それほど特徴のあるロースかつではないです。
普通に美味しいといったレベルだと思います。
千切りキャベツはソフトな感じで美味しかったですし、スープは鶏ガラ風で意外に美味しかったのですが、全体としてはお値段なりの定食かなといった感じでした。
それでも、人柄の良さそうなご夫婦の接客は気持ち良く、なかなか心地良いひと時を過ごすことが出来ました。
入店から退店まで25分ほどでしたが、この日は終始私一人でした。
当店は飲み会にも使えるお店らしいので、大学の春休み中の時期とはは言え、コロナによる自粛ムードは大いなる打撃になっているものと思われます。
懐かしい昭和の食堂の香りを味わいたい人にはうってつけのお店なので、是非永く頑張って貰いたいですし、コロナによる苦境が一刻も早く収束するように願って止みません。