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店名 |
タンドール&スパイス酒場 チャチャフイ(chachahui)
|
---|---|
ジャンル | ネパール料理、カレー、居酒屋 |
予約・ お問い合わせ |
03-6426-2695 |
予約可否 |
予約可 |
住所 | |
交通手段 |
東急目黒線 武蔵小山駅より徒歩1分 武蔵小山駅から76m |
営業時間 |
|
予算 |
¥3,000~¥3,999 ¥1,000~¥1,999 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 電子マネー不可 |
席数 |
15席 (テーブル4卓15席) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
可 (20人以下可) |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
駐車場 |
無 |
空間・設備 | 落ち着いた空間、電源あり |
ドリンク | ワインあり、ワインにこだわる |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
公式アカウント | |
オープン日 |
2020年2月10日 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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私の地元武蔵小山駅の再開発が進み、タワマンが既に2棟完成していますが、それと歩調を合わせるようにショッピングモールである「パークシティ武蔵小山 ザモール」が2019年11月に完成し、その後、順次テナントの入居が始まりました。
その中でメイン的な位置づけになる飲食テナントも徐々に開業してきたわけですが、なかなか埋まらない区画もあったり、また、時を同じくして新型コロナ禍に見舞われたという不運もありました。
それでもなんとかかんとか、現在では9割近くの区画のテナントが決まっています。
ただ、既に退店したお店も見られ(例えば、五島うどんの「島うどん ねこでこ」、カフェの「猿田彦珈琲 武蔵小山店」など)、また営業しているお店も総じてあまり流行っているようには見えないこと、さらに隣接地に建設されたタワマンの2棟目の商業施設には空きも見られるなど再開発の効果はまだ十分に発現していないように思われます。
駅前という立地はあっても、やはりパルム商店街の印象は強く、ザモールはどこか取ってつけた感があり、動線的にもパルムとはちょっとズレるところもマイナスに作用しています。
近々猿田彦珈琲の退店跡にスタバがオープンと聞きますので、スタバの神通力に期待といったところですかね。
この日のランチで訪れた当店は、2020年2月10日のオープンですから、コロナの関係では最悪の時期のオープンに近いと言ってもいいと思います。
同年1月末に私は滑り込みセーフで台湾旅行に行ったのですが、そこで見かけたのは台湾人のほぼ99%がしていると思われたマスク姿。
旅行前の日本ではまだマスクは主流では無かったのですが、私は台湾での体験に触発されてマスクが習慣化しました。
予想通り、その後、日本でも大変なことになり、2020年4月には最初の緊急事態宣言が発動されるなど、これから暫くは飲食店にとっても冬の時代に突入するわけですので、当店も今話題のワードで言えば「持っていない」ということになるのだと思います。
当店は、元々2013年6月に武蔵小山で創業し、冒頭記載の再開発事業の関係で2015年末に立ち退きになり、2016年2月に西小山に移転オープンしたネパール料理専門店「バルピパル」の姉妹店になります。
バルピパルは、2017年9月には目黒の権之助坂(メグロードビル2階)にも支店を出店していますね(バルピパルキッチン)。
店名の「チャチャフイ」というのは現地の言葉ですが、エイや!みたいな感じで、何かを始める時に勢いをつけるために使われるそうで、当店オープンに際しての思い見たいなものが込められていますね。
当店の場所は、ザモールの中ではありますが、正面から入ると一番奥の方になり、テナントの場所としては最も恵まれない場所と言ってもいいと思われます。
加えて、お店はとても小さく、店内は4人テーブル2卓と3人テーブル2卓でぎっしり詰めて座って14席のキャパです。
当店の営業時間は、ランチタイムは11時半からで、この日は11時40分頃の訪店になりました。
店内は閑散としており、先客は誰もいませんでした。
お店はネパール人と思しき男性2人で繰り回されているようです。
私は奥の3人用テーブル席に着席しました。
卓上にはメニューが置かれていますが、やはり並のインネパカレー店とは異なります。
カレーメニューは、最も安い骨付きチキンのネパールカレー@780円やチャチャフイの豚カレー@850円あたりはまずまずリーズナブルなのですが、これはカレー単品のお値段で、ライスは別注でナンはありません。
そのライスは、アチャール&ライスで@200円、これにマトンチョエラが付いたセットだと@450円します。
つまり、カレーライスだと一番安いセットで980円ということになります。
メニューには羊肉のスネ肉カレー(丸ごと1本!)などという珍しいメニューもありますが、これはカレー単品で@1,780円です。
並のインネパカレー店とは異なり、そそられるネイティブ感の強いメニューもある代わりにお値段はかなり高めですね。
注文は、せっかくならと期間限定メニューの水牛とマッシュルームのカレー@1,080円をライス&アチャール&マトンチョエラのセット@450円でお願いし、さらにドリンクでラッシー@200円を付けましたので、合計1,730円とかなりお高いランチになってしまいました。
インネパカレー店の場合、一般的には料理の提供は素早いのですが、当店はこの点も並のインネパカレー店と異なり、ラッシーは1分ほどで提供されましたが、メイン料理は10分ほど待たされました。
そのメイン料理の水牛とマッシュルームのカレーですが、ひと言で言ってかなりスパイシーです。
コリアンダーとクミンくらいはなんとか分かりますが、それ以外にかなり多彩な香辛料が使われていると思われる複雑な風味です。
肉については、ひき肉のようなものとぶつ切りのような肉が入っていますが、全てが水牛の肉なのかどうかよく分かりません。
あまり牛肉らしい風味は感じませんし、マッシュルームの風味もスパイスに殺されてしまっています。
その犠牲はあっても、このスパイスの美味しさは本物ですね。
アチャールは、オクラとニンジンをメインにしたアチャールで、オクラのねばねば感が生きてますが、これもとても風味豊か。
量は不満でも味はいいです。
マトンチョエラは一口サイズのマトン肉をスパイスで和えた料理ですが、マトンがややパサパサなので、あまり旨味がありません。
その分、スパイスの風味は強く感じるので、こちらも具材よりもスパイスという感じですね。
当店のスパイスの多様性は確認出来ましたが、出来ればもう少し具材を贅沢に使ってもらいたかった印象があり、それによって値段に対する満足度も変わってくると思います。
少なくともこの日のランチはかなり割高な印象が強かったので、ザモールの流行り具合や場所の悪さも勘案すると、今のままだと先の展望はかなり厳しいと思われます。