肉感たっぷりのジャマイカン・ジャークチキン旨し！ : AM・A・LAB

新型コロナ禍の第6波が明確になり、首都圏各都県も2022年1月21日(金)からまん延防止等重点措置が適用されることになりました。
まん延防止等重点措置<緊急事態宣言と見る向きもあるようですが、事はそう簡単なものでは無く、症状の軽重は別にして「コロナに感染しない！」という観点から見れば、今回のオミクロン株の感染を主因としたまん延防止等重点措置は、緊急事態宣言並みの緊張感をもって臨まないといけないと思っています。
もちろん、経済活動への影響を考えなくてはならないという意見はもっともであり、分科会の尾身会長が言うように、これまでのコロナ対策で主流であった"人流抑制"より"人数制限"をより意識すべきということは、多少刺激的ではあったものの、今注意すべきことを的確に指摘していると私は思います。
つまりは、オミクロン株の特徴を踏まえたメリハリのついた対策が必要ということですね。

飲食について言えば不要不急の外食を避けることは無論ですが、出来るだけリスクの高い飲食を避けるということが基本になると思います。
いつまで続くのかということを考えるといささか憂うつになるのですが、やはり社会の一員であるという意識を失ってはいけないということで、日々ブラブラは論外でしょう。

そんなことで、私も当分の間は、予定されている会食(もちろんローリスクのものに限りますが。)を除いて、外食を自粛することにしました。
よって、暫くの間は、原則としてベーカリー巡りとテイクアウトが食べログレビューの柱になってきます。

この日はテレワークだったのですが、リスクの高い電車移動は避けて、住まい近くでのテイクアウトにすることにし、かねてBMしていた当店を利用することにしました。

当店は、2010年4月にオープンした意外に歴史のある中南米料理のお店なのですが、ずっと土日限定営業だったことや、お店が武蔵小山の中でも目立たない場所にあることもあり、レビューは7件、評価は3.12点といささか低調です。
それでも、フォローレビュアーさんを含む先行レビューには高評価のものもあり、長くBMしつつも未訪状態が続いていました。

最近になって、ふと当店のTwitterを眺めてみる機会があったのですが、新型コロナ禍以降、イートインは取り止めテイクアウト専門に営業していることも判明。
ちょうど良さげなテイクアウト店を探していたこともあって、この日の利用に至ったものです。
そんなことで、現在は通常営業がテイクアウトなので、レビューも「昼レビュー」としてアップします。

当店は、そもそも3階建て一軒家シェアハウスの1階を店舗にDIYで改装し「住み開き（自宅をお店などの共用空間として開放すること）」という形態で営業しています。
このため、初期投資やランニングコストがかなり抑えられているそうです。

当店の場所は、武蔵小山駅からパルム商店街に入り、本通りを進んですぐ右手にある富士そばの先の小さな路地を右に入り、最初の四角を左に曲がってすぐの右手になります。そこを直進すると焼鳥の「武蔵小山 神鶏」や「晩杯屋 武蔵小山本店」の裏口があり、さらに進むとムサコのシンボルでもある鳥勇の支店「鳥勇 一番通り店」もあります。

この日は特に予約せずに12時10分前くらいの訪店になりました。
お店に向かって右手に入口がありますが、現在は店内営業はしていないため、これは使われていません。
その左手にテイクアウト用の窓口があるので、そこの窓を開けて中の店員さんに声を掛けます。
メニューは窓口周辺に掲示されています。
看板料理のジャークチキンは、単品で＠540円ですが、ランチユースだとセットメニューのコンボということになりますね。
この日は家内と次女が家にいましたので、ジャークチキンコンボのMサイズ@870円、ジャークポークコンボの同@980円、チキン＆ポークコンボの同@980円を一つづつ購入しました。
〆て2,830円になります。
支払いを終えると、出来上がりまで13～14分ほどかかるとのことだったので、周辺をブラブラwしてその時間に戻ってきて受け取りました。
持ち帰って、自宅でいただきます。

コンボは、ジャークチキン（ジャークポーク）の下にライスが敷かれており、コールスローとピクルスが添えられます。

チキンもボークも比較的小さめにカットされているので、とても食べやすいです。
味付けは、どちらかと言うとシンプルな塩胡椒が強く主張しているように感じたのですが、聞くところによるとコショウやジャマイカ唐辛子、オールスパイス、タイムなど20種類以上のスパイスを使った自家製ダレで鶏肉や豚肉を2、3日漬け込み、グリルでこんがりと焼き上げているそうです。
確かに、外はカリッと香ばしくて中はしっとりジューシーで、くどくも無くあっさりし過ぎてもいない後を引く美味しさですね。

敷かれているライスはブレンド長粒種に豆が入り、ココナッツで風味づけしてある炊き込みご飯風。
これがジャークチキン、ジャークポークととても良く合います。

付け合せのコールスローとピクルスも爽やかで、肉と調和して全体の旨さを引き上げてくれます。

かなりのボリュームの肉が乗っているのですが、全く重たい感じは無くて、私だけで無く、女性陣も難なくサクッと平らげており、特に次女は気に入ったようです。

テイクアウト志向にならなければ恐らく利用していなかったお店と思われるので、コロナ禍で気分が沈滞する中でも多少なりとも気分を上向かせてくれる役割を果たしてくれました。
この日は比較的若めの男性が一人で切り盛りされていましたが、接客はとても丁寧。
なかなか厳しい時代ではありますが、"住み開き経営"の強みを活かして頑張ってもらいたいですね。