ここのメンチカツは確かに美味しい！ : U.TOKYO

この日のテイクアウトランチは、隣駅の不動前まで遠征して、かねてBMしていた当店のテイクアウトランチを利用することにしました。
隣駅への遠征と言っても、駅間は1km無く、当店へも住まいから徒歩15分弱で到着します。

こちらは、不動前の裏路地に2018年7月にオープンしたクラフトメンチカツとリモンチェッロサワーをメインに据えた新しいタイプの居酒屋さんですが、フォローレビュアー様が2人レビューをアップされてなかなかの高評価を付けられているお店で、それを拝見してBMしていました。

当店を運営しているのは、合同会社だんだん。
今でこそ、代表の出身地である島根県と都内に複数店舗を構える会社ですが、そもそもは、2009年5月に現在の当店がある場所にオープンした豚しゃぶ居酒屋「だんだん、」が原点になっています。
ポテサラが人気のお店だったようですね。

同店をオープンしたのが現代表の尾添優一さんであるわけですが、尾添さんは島根県出身で、地元出雲市でゴミ収集業に従事されていました。
そんな尾添さんが「仕事中に誰かと口をきくことがなかったのでコミュニケーションがとれる仕事をやりたかった」と思い立って上京。実家が料亭だったこともあり飲食店を持つことを目標に掲げて主に飲食店での修行生活を開始します。
バーテンダーなどを務めた後、武蔵小山の駅前飲食店街「りゅえる」にお店を構えていた居酒屋「鍋のともだち」の店長を経て独立。前記「だんだん、」を開業するに至りました。

その後、合同会社だんだんを立ち上げて多店舗展開に乗り出しますが、その中で、クラフトメンチカツとリモンチェッロサワーを戦略商品として位置づけた新しいブランドを開発します。
その1号店は島根県松江市に2018年1月に出店した「U(ユー）」でした。
当店は、U-ブランドの２号店として、前述の通り2018年7月に「だんだん、」からの業態変更の形でオープンしました。

現在、合同会社だんだんが運営しているお店を調べてみたところ、これらU-ブランドの2店以外は、以下のお店が該当すると思われます。
・だんだん 目黒店（東京都品川区）
・だんだん、松江店（島根県松江市）
・アイガテ（島根県出雲市）
・はかたや！（島根県出雲市）

これからも判るように都内城南地区と島根県を二大拠点とする面白いタイプの会社ですね。

当店は、従来夜のみ営業のお店だったのですが、新型コロナウイルス対策としてテイクアウトランチを始めることになりました。
ただ、臨時営業なのか、今後継続して行うのか判然としないため、とりあえず通常レビューとしてアップするものです。

この日は、12時ちょっと前にお店に到着しました。
店頭にはテイクアウトコーナーが設置されお弁当が販売されています。
メニューは、看板商品のメンチカツは、2種のメンチカツと銘打たれた2個セットがら@500円。
メンチカツは、通常メニューで14種類ほどのレパートリーがあるらしく、その中から日替りで用意されているみたいです。
この日は、
・和牛のメンチカツ
・ホタテと韓国海苔のメンチカツ
・ブタたらこのメンチカツ
の3種類の組合せでした。

ライスは別売で、小盛り、中盛りが@100円、大盛りが@150円です。

メンチカツ以外では、黒豚炒飯、やきにくご飯といったご飯系、ポテサラ、クリームコロッケ、ホタテフライなどの一品料理があって、こちらも@500円均一です。

購入したのは、2種のメンチカツから和牛とブタたらこの組み合わせをチョイス。
これに中盛りライスを付けました。
〆て600円のランチ弁当になります。

持ち帰って、この日のランチとしていただきました。

メンチカツは、ほんのり温かさが残っていたので、皿に取り分けてそのままいただきます。
当店のメンチカツは、クラフトメンチカツと呼んでいるように、素材を選んで手作りにこだわっているのが信条です。
揚げ油には胃もたれしにくいパーム油を使用しており、パン粉は内パン粉がパンの耳のみで外パン粉は白パン粉を使用。
確かにカラッと揚がっていますが、メンチカツにしては重たさがなくどんどん食べられそうです。

和牛のメンチカツには岩塩(ピンクソルト)を添えてくれたので、それを付けていただきますが、牛肉がたっぷり入った贅沢なメンチカツで、牛肉の風味も豊かでなかなか美味しかったです。

ブタたらこは、鹿児島県産純粋六白黒豚とたらこのコラボ。
ソースでいただきます。
たらこの味があまり強く主張していないのは意外でしたが、肉感たっぷりでこちらもなかなかの味でした。
和牛との味のバランスも良かったですね。

やはり、店内飲食で揚げたてを食べた方が美味しいであろうことは否定しませんが、テイクアウトでも十分個性が分かるメンチカツ。
もう一つの看板メニューであるリモンチェッロサワーは未確認ですが、当店のビジネスモデル、なかなか秀逸なものを感じますね。
クラフトメンチカツは、多少コストをかけても商標登録されたらいいんじゃないかなと思いました。

合同会社だんだんとしても今は厳しい局面だとは思いますが、是非それを乗り切って元気に復活してもらいたいですね。