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庶民のささやかな贅沢
タワーマンションの建設ラッシュによって、個人的には街場の中華として重宝していた新楽飯店が店を閉めた。替わりにどこかないだろうかとあれこれ思案してふと思いついて伺ったのがこちらの井門だった。
中華料理がまだ御馳走だった頃の残り香がある重厚な雰囲気がそこかしこに残るものの、都内に多くの不動産を持つ井門さんの余力のお陰で、質の高い中華が手頃な価格で食べられるのがありがたい。
個人的には季節野菜の塩炒めがとても気に入っている。きのこ類だけで袋茸・しめじ・椎茸が入り、アスパラ・青梗菜・絹さやの緑、もやし・蓮根の白、薩摩芋・黄韮・銀杏・ヤングコーンの黄色、人参の橙色と彩りも豊富で食欲をそそる。どの素材にも完璧な火入れがなされ、また油を乳化させてまとわせているので、あっさりした塩味の品がいい。また、素材毎の歯ざわりや風味を入れ替わり立ち替わり楽しめるので、食べていて心が浮き立つ。
叉焼もきちんと八角が薫り、おこげは豪勢な音と湯気が気持ちを高めてくれるし、丁寧な作りの点心も抜かりなく美味しい。何より店員の方の気働きが行き届いていて、ストレスなく食事ができるのがありがたい。いつ行っても個室で宴会が開かれているのも頷けるというものだ。
しかし、この愛すべき店も2019年1月をもって閉店になるという。それまでに数々の名菜を脳裏に刻むべく足しげく通うつもりだが、いかにも閉店は口惜しい。武蔵小山の街の魅力がどんどん低下していくことに一抹の不安を感じるのは私だけではないと思うが、どうだろうか。
こちらの口コミはブログからの投稿です。?
記事URL:http://aamnos.cocolog-nifty.com/all_about_mrnoone_special/2018/10/post-d817.html
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店名 |
閉店
中華井門
|
---|---|
ジャンル | 中華料理 |
住所 | |
交通手段 |
東急目黒線武蔵小山駅徒歩3分 武蔵小山駅から142m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥3,000~¥3,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード可 (JCB、AMEX、Diners) |
サービス料・ チャージ |
コース料理予約の際、10%のサービス料 |
席数 |
100席 |
---|---|
個室 |
有 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可
2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
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ホームページ | |
備考 |
フリードリンクプランは3000円以上のコース料理に+1800円、4名から1.5時間でLO。 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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閉店の日が決まってからは、頻度を上げて足を運んだ。名残を惜しんで客が連日わんさと押し寄せて、長い待ちとなることも多くなり、これだけの活況を呈しているのに勿体ない・・・という思いが幾度も去来した。
最終日、夕方に時間が取れたので出かけると通常の営業時間ではなかったので、ホールはがらんどうで不思議な静けさに包まれていた。そんな中、昔働いていた方が花束を持ってかけつけ、入口近くで昔馴染みの店員の皆さんと一緒に記念写真を撮っていたりしていて、やはり今日で御仕舞なのだなという実感が湧く。
いつものとおりグラスの紹興酒と焼売をとり、悩んだ挙句に海鮮焼きそばを食べた。変わらず後口の良い味わいで、食べ終えた皿を見ているうちに、胸に句読点が刻み付けられる音が聞こえた気がした。
閉店は残念だが、ある意味無事に40年過ごしたうえでの閉店は幸せなことなのかもしれない。勘定をして短く謝意を伝え、最後の階段を上り店を後にした。
外に出ると、正月からカラカラに乾いた東京砂漠に雨が降っていた。まさに涙雨と言っていいだろう。この天の計らいによって、この日のことは長く記憶に残ると思う。