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店名 |
須田豆腐店
|
---|---|
ジャンル | その他、豆腐料理 |
予約・ お問い合わせ |
03-3700-5035 |
予約可否 | |
住所 | |
交通手段 |
二子玉川駅から380m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算 |
~¥999 |
予算(口コミ集計) |
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
禁煙・喫煙 |
全席禁煙 |
---|---|
駐車場 |
無 |
利用シーン |
|
---|---|
オープン日 |
1926年 |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
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さて、ひょんな事から、冷奴が喰いたくなった。そうは言いつつ、奴ってぇのは飯のお数にはならねぇし、酒の肴にも今ひとつ、でも豆腐は好きだねぇ。
特にこれだけシンプルで淡白な素材は好みが無限に拡がるのも事実だ。アタシは、どんな豆腐料理でも木綿を使う。何故と言われてもよくわからないねぇ。子供ん時からの癖としか言いようがない。それも、水っぽくなく、豆の味がして、固めのやつが好み。箸で楽に持てる様な固さでないといけない。
そして運良く、そんなに遠くない所にいい豆腐屋があるんだ。それがここ須田豆腐店。お父さんと息子で豆腐を作ってる。
さてと、表通りから裏に入って商店街を進んでお店へ。はす向かいは美味い定食屋のたぬきだ。
覗くとお父さんが一人で店番、店頭では孫が水槽の魚の世話をしてる。
こんちはぁ〜まだ木綿あります〜?
「はい?もめん?ありますよぉ、ちょと待ってね」
あ、厚揚げも一枚入れといてくださ〜い
「厚揚げね、はいはい」
お父さんがでっかい水槽から豆腐をすくってる間に、孫と会話だ。
ねえ、このちっせいのは何だい?めだかかい?
「んん、違います。グッピーの子供です」
そうだよな、めだかなんてぇのがこの辺りで獲れるはずないもんな
「めだかはこっちにいますよ!」
え?いるの?めだかなんざどこで穫ったのよ!
「お父さんのお友達が手に入れて、僕にくれたんです!」
へえ、そうかい、そいつは良かったなぁ。
「はいお待ちどうさまぁ、310円です」お父さんが紙に包んだ木綿と厚揚げを手渡してくれます。
しかし、なんだね、ここんちの子供はいきなり話しかけてもちゃんと会話するし真っ当な丁寧語を使うなんて、躾がいいのかこの子が賢いのか、いい感じだぁ。
てな塩梅で豆腐と厚揚げを手に入れまして、チャリで帰宅だぁ。そして夜まで待って、肴の準備。
まずガス台に網をのっけて赤くなるまで焼いてっと、厚揚げを頃合いに切ったのをのっけて、火を少し落とす。余り強火で焼かないのが好きなんだ。
その間に茗荷を刻みぃの、生姜を削りぃの。おっと、かつぶしはどこだったけな。そして豆腐も切って皿に盛りつけましょ。おっと、厚揚げをひっくり返さなきゃ。
チューハイとともにまずは奴から。今日の薬味は茗荷、生姜、かつぶし。醤油を垂らしてっと。ちゃんと箸で持てます。というか世間一般の豆腐より固いな。人によっては滑らかじゃないとの意見もあるが、古いタイプの豆腐だからこれでいい。子供の頃、近所で買った豆腐もそうだったよ。これが好きだねぇ。
この豆腐は噛む事が出来る。カツカツと噛んでその後舌と上顎で押し潰す。そこで、豆腐の食感とほのかな豆の味を楽しむ、ああ、美味いねぇ。
次いで熱々の厚揚げを頬張ると、表面のかりっとさくっとした部分と中のしっとりした部分の対比が大変いいぞ。ぱあっと拡がる白絞め油の香り、ああ、チューハイに合うねぇ。この表面のカリサクを作る為にじっくりと焼くんだね、強火だと、バリになっちゃうし、中がしっとりならないんだな。
数日後、また豆腐屋に行ったら又孫が魚の世話をしているよ。そして、木綿を一丁買って、帰ろうとしたらお父さんが中から出てきて話しかけてきました。
「雨、振ってきちゃったねぇ」そして、2〜3分世間話をした。昔通り朝の3時から豆腐を作ってるそうだ。
今では毎朝近所の人が出来立ての豆乳を飲む為に来んだってさ。それもおんなじ人が、同じ時間に、まだ温かいやつを。そういえば、ケースに豆乳並んでたな。
毎んち、豆腐作って、近所の人が必ず買いにきて、孫が魚の世話をする。昔っからの世田谷の住宅街の生活が脈々と残ってるよ。
昭和元年、そん時、ここはどんなだったんだろう。
さて、また今夜も冷奴だ、あはは!