前回よりさらに磨きがかかり進化している印象！ 永福町系と東池袋系のハイブリッド？ : たまがわや

◆くだらなく長い前置き
今日はなんとなく米が食べたい気分で定食屋系を探す。
学芸大学の高架下にそれらしい定食屋があったのでそこでとおもいきや、生姜焼きやコロッケだとなんだかどこでも食べられそうな気持になってしまいまたしても夕食放浪難民に。
すでに脳裏にはちらちらノゲジさんが見え隠れしている。
そして足は上野毛へ。
ほどなく到着するもなんと本日臨時休業。。
「2・3・4日はお休みします」
からの5日（日）定休日なので4連休ですね。皆様お気をつけくださいませ。

さてこうなってはどうしたものかと思いつつ、ノゲジさんに行かないとしたらと候補にあげていたこちらのたまがわやさんに久しぶりに訪問。


◆本日のオーダー
中華そば　大　940円
麺量　茹で前　460g

◆味の感想
・麺
前回もりそばでいただいた際は
「大勝軒らしい角のない丸いストレート麺」
という印象でしたが今日は

（あれ？少しだけ角ばった？）

とほんのほんの気持ち太くもなったような麺のパワーが5％増しになった気がするが気のせいかしら。

・麺量
丼は洗面器のようなサイズで永福町系を彷彿させます。
最近はノゲジさんの大410gでおなか一杯にならないので茹で前460gと言われてもまったくひるむことなしですが。
焦ることなくテレビを見ながら啜り続けるもやはり腹八分目。
なんだったらもう一杯食べられそうなくらい。
どうした私の胃袋よ。

・スープ
これが本当に力強く、前回のもりそばからだいぶパワーアップした印象。
動物系の炊きだされたぬらぬら感と魚介系ダシのダブルパワーでしっかり力強い。
永福町系は魚介強くすっきり淡麗透明系。
東池袋系は動物強くほんのり甘味と酸味。

永福町系に東池袋系の動物の力強さを加えて甘さ・酸味を抜いた感じ。
スープうまいなぁ。

・トッピング
焼き豚はスライスカットなものの「中華そばらしい」ギュチッとした噛みごごちが心地よいスモーキーなモモ肉チャーシュー。
メンマは旨味が弱いだいぶかぼそいタイプでちょっと残念。
あとは刻み葱にナルトと海苔にゆで卵という構成。
ゆで卵がほんのり半熟でちょうどよい加減。

◆余談
【その１】
人見知りなご主人。
ちょっと千鳥の大悟に似てませんか？

【その２】
このお店に限らず食べログの営業時間、メニューの価格ってだいぶ古い情報だったりします。
こちらも営業時間が24:45までとなってますが正しくは21:30までです。
お気を付けくださいませ。

◆最後に
うん、やっぱりうまい！
行列の絶えない三軒茶屋の和正さんにも負けず劣らず魅力があると思います。
なぜいつも空いているのか不思議に思います。
行列ができて入りづらくなるのも複雑ですがもっとたくさんの方にこちらのお店の魅力を知ってもらえたらなと思います。

◆いつもの前置き
食べログのスコアは奥が深い。全体的な評価が高いのに自分にとっては

（考えられへん）byキム兄

もあればこちらのたまがわやさんのようにスコアは高くないものの自分にはドハマリというお店もある。

まぁ個人の味覚や好みだからね。

今回も美味しかったよお！


◆本日のオーダー
もりそば　中　麺量450g 890円
せたペイにて決済。
ただいませたペイポイント還元中。

せたペイで決済する場合は食券が出ないので、

1.大きな声でハッキリとオーダーを伝えよう
2.しっかり決済画面を見せて確認してもらおう

よろしくね。


◆味の感想
こちらのお店は東池袋大勝軒系であるということは前回の投稿の通り。

ただしスープは「あの独特な甘さ」は無くキリッとスッキリタイプ。

もりそばのつけ汁は中華そばよりもそれが鮮明。
新宿の満来さん好きにはそれに通じる若干の酸味も嬉しい。
（醤油は良い意味で満来さんほどは尖っておらず）

具材は
・薄切りカットではあるもののやや大判のパサ気味チャーシュー
・細く固めなメンマ数本
・焼海苔一枚
・ゆで卵半分
・歯応え、存在感のある刻み長ネギ
というフォーメーション。

奇をてらわないオーソドックスな布陣。
これにナルトがついたら生徒手帳の身だしなみの見本のようだ。

なんだかんだ東池袋大勝軒を食べたのなんてもう20年くらい前だから覚えてないんだけど、この正しい中華そば然としたつけ麺は本当に安定の旨さ。

次回は魚介つけ麺というのも試してみたい。

人気店は価格が強気になりそして行列もするので、近所でリーズナブルであまり待つ必要がないたまがわやさんはありがたく本当は教えたくない。

が、たまがわやさんの名誉と商売ご繁盛を願って隠れた名店であることを投稿しておきます。

最後のスープ割りはスープを温めるのに時間がかかってしまうようで若干ぬるかったのは残念！

待ってますのでアツアツで提供してほしかった!
（あともうちょっと割って欲しかった！）

麺量は以前に茹で前と伺いましたが覚悟の450gも案外ペロリ。
麺が細いからあまり膨らまないのかな？
次回は大にします。

ごちそうさまでした。

存在自体はずっと前から知っていたこちらの「たまがわや」さん。
でも一度も行ったことがありませんでした。

なぜかというとお店の周りに”よしず”が立てかけてあり見た目のイメージから
「営業してなさそう」
と勝手に思ってました。

さて先日の大宮路から渋谷の大勝軒まるいちさんに行くか行かないかと迷って以来、機会があれば「東池袋系の大勝軒系」に行きたいなぁともやもや。

「大勝軒　系列」

と調べていたらなんとこちらの「たまがわや」さんも東池袋系の大勝軒系統という情報を発見。

なんということでしょう、東池袋系大勝軒系に行こうと思うとどこもけっこう遠くて機会がないと思っていたらまさかこんな近くにあったなんて。

ということでこの界隈に住んでだいぶ経ちますが初訪問。

事前の確認では

１．店主の方が不愛想
２．塩分強めでしょっぱいぞ

という若干マイナス情報を収集。

しかし近所で大勝軒系を味わえるのであればと意を決してお邪魔しました。


◆先に結論から
１．店主の方が不愛想
⇒確かに愛想良し、元気良し、タイプの店主ではありませんが人見知り恥ずかしがり屋さんという感じで悪い印象ではありませんでしたよ。
　丁寧な仕事ぶりでしたし、私は身構えていた分、逆に好印象でした。

２．塩分強めでしょっぱいぞ
⇒東池袋系大勝軒というとなぜそうなるのかわかりませんがほんのり甘いスープのイメージだと思います。
たしかに「あの甘さ」はないので「ああ、こういう感じなんですね」とは思いましたが「しょっぱい」ではなく「甘くはない」のほうが表現的には正しいのかなと思います。
大勝軒系の「あの甘さ」が苦手だ、という方にもおすすめではないでしょうか。
「違うだろ」と言われるかもしれませんがなんとなく駒沢大学の「ふくもり」さんに似ているかなと私は思いました。
（今は駒沢大学ではなくて銀座？のガード下に移転されてました）

◆その他
今回オーダーしたのは「中華そば　中360g　890円」
私はつけ麺が人気のお店でも中華そばを頼むことが多いです。
360gという麺量は伺うと「茹で前」とのこと。
ラーメン二郎仙川店さんの小が茹で前350gなので360gというと相当な量のはずですが麺の太さが違うからでしょうか、はらパンとまではいかず十分満足という印象。
二郎さんは意外と麺量だけでなく野菜と豚のボリュームが重しになっているのでしょうか。


◆あとがき
「いまどき大勝軒系はちょっと古いよね、流行ってないよね」
という書き込みをどこかで見かけました。

たしかに今の流行は「けんね系」
一昔前は「濃厚魚介とんこつ系」
その前の一時代を気づいた流派のひとつが「大勝軒系」ではないでしょうか。

ラーメンというジャンルはインスタ映えのような目新しさやブームに左右されることなく「良いものはいつになっても良い」ものです。

私は好きです、大勝軒系。
自分はまた行きたいと思う、の3.5。

お店は人気の洋菓子店「リョウラ」さんの斜向かい。