聞いても理解が難しいが食べれば納得の美味しさっ！ : Bistro Rigole

何度か行かせて頂いている三軒茶屋の

Rigole

さんへ。もう、7周年を迎えられたそうです！！おめでとうございます。この日は、インスタで出ていたシェフの亀谷さんお手製のクッキーシューが食べたくて、お願いしてのコースの始まりです。

人参のスープ
ソラマメのタルト
ホワイトアスパラガスの白和え
真イカの塩辛とフェタチーズ
筍田楽
タンドリーアナゴ
隠岐産岩牡蠣 春香
羊のファラフェル包み揚げ
クッキーシュー

まずは、鮮やかな人参のスープ。上には、縮みほうれん草、アーモンド、クルトン、ネギ油が、春を思わせる美しさ。亀谷さんのお料理は、見る者にも美しく感じさせて、そして食べてもこの複雑な素材の特徴を活かしながら組み合わせられており、本当に口福。

人参の甘さがとても上品な味わいで、あのアンチョビと昆布出汁が上手く引き立ててくれますよね。

ソラマメのタルトも美しいっ！こちらには、そら豆のフムス、芽キャベツ、豆のスプラウト、菜の花、ケールなど、緑鮮やかな素材がたっぷり乗っています。このそら豆のフムスが旨くて、その柔らかさとタルト生地の食感のコントラストも素晴らしい。そして、そら豆自体の食感がまた、その中間位の固さで口の中で色々と楽しめますね。

ホワイトアスパラガスの白和えは、和食のような装い。しかし、豆腐は使ってなくて、カシューナッツの発酵チーズとホワイトアスパラのソースを使って和えたもの。この上には、セミドライキンカン、ホワイトアスパラの薄切り、野菜チップがかかっています。

ホワイトアスパラガスの甘みと薄切りのアスパラガスのほのかな苦味が、この濃厚な発酵チーズと良く合います。そして、このふりかけの様にかかっているキンカンと野菜チップスの色々な味わいが足されて良いです。

チコリーの一種のカステルフランコに乗ったのは、なんと真イカの自家製塩辛。そう来たか〜！と言う味わい。自家製ハリッサ、黒七味、自家製辣油のソースで、ちょっとピリ辛で、濃厚なイカのワタと合わさると最高です。まさにちびちび食べたい所。

ちびちび食べたい所ではあるのですが、こちらにフェタチーズ の旨味が加わり、最後にはカステルフランコで包んで苦味を加えるとまた格別に旨いんですよね。悩ましい所(笑)

筍田楽は、名前は和風ですが、全然そうでない所が亀谷さんのお料理(笑)タマネギをキャラメリーゼした物と蕗の薹と梅を混ぜて味噌の様に仕立てて筍に乗せて焼き上げ、チュミチュリソースと言うアルゼンチンのコリアンダーとライムで作ったソースで頂きます。

タマネギの甘み、蕗の薹の苦味、梅の旨味と酸味が無茶苦茶筍と合う。これも凄いな〜。そして未知のソース、チュミチュリソースが爽やかでとても良いのです。

タンドリーアナゴは、まさにタンドリーチキンの穴子版で、ヨーグルトに漬けたアナゴを焼き上げて、ハーブを効かせた卵のソースをかけて、上にはピカリリと言うタマネギのピクルス。

ふんわりした穴子が、卵のソースと合っており、アクセントのピカリリがまた味を引き締めてくれて美味しい。そしてマーガオが散らしてあり、爽やかな感じもあり、これも良いですね。

なんだこれ？と出て来たのは、隠岐産のブランド岩牡蠣 春香。こちらに、大和芋と青海苔のソース。そして、上にはネギパウダーが散らしてあります。

岩牡蠣は、絶妙な火加減で中まで火が入っているのだけど、固くなっていないので、岩牡蠣の良さを保ったまま味わいを引き立ててます。これに合うのが同じ海の青海苔。この海の味わいが鼻腔をくすぐるし、旨味倍増で素晴らしいです。

メインは羊。リゴレさんで初めて出会ったファラフェルで、この羊を包みそして揚げてあります。この塊のお肉を包んで揚げるって、火の通し方が難し過ぎますよ。それを、完璧に仕上げてくるのがさすがです。

ファラフェルのカリカリ感がまた良くて、包み揚げなので、羊のジューシーさが引き立っていて、羊が旨いっ！そして、タマネギを炭化するまで炒めてシェリー酒と作ったソースがまた良く合っていて良いですね。

そして、リクエストのクッキーシュー。カリカリに仕上がっているシュー生地にたっぷりと入るクリーム。もう、パンパンに入ってます。そして、クリームが甘過ぎず軽いので、この大きさがペロリ食べれてしまいます。これは、食べれて良かった。

ワインもいつも素晴らしいのを用意して頂けるので嬉しい。最後のワインなんて、本当に凄いレベルで、飲めて奇跡でした！！ありがとうございます。
今日も美味しくて、最高でした。