本日現在のジャンルは完全体の洋食屋 : キュイジーヌ

以前、こちらはイタリアンだと思っていました。
息子が中学生だった頃、学年保護者と担任との交流会をここで開催したことがあります。
そのときは夜のコースメニューにパスタが2種類はいっていたし、ランチパスタもありました。

ところが、数年前から洋食屋に変わっており、ランチのパスタもなくなってしまいました。

午前中在宅勤務だった夫が、
「洋食が食べたいからキュイジーヌに行く」
と決意を述べ、私としては昼には麺を食べたかったのに、こちらに来ることになりました。

少し肌寒い中をてくてく歩き、まだ夫を連れて行ってないアカシデカフェが通常営業していないのを嘆き悲しみ、まもなく到着しました。

数年間で2回くらいは食べているのですが、メインを2種選択する1000円ランチ洋食の注文要領がつかめず、
「夫はハンバーグとカキフライ、私はカニコロッケとカキフライをお願いします」
と頼みました。

慣れたお客さんは、
「４と７」
みたいに軽やかに注文します。

カフェらしく、四角い大きめの皿に、メイン料理2種、トマト味の付け合わせスパゲッティ、サラダ、ホウレンソウおひたし、ポテトサラダが盛り合わせされています。
ライスと味噌汁は別の器です。

2個のカキフライには、タルタルソースがたっぷり添えられ、なぜかソースもかけられていました。
カニクリームコロッケはトマトソースでいただきます。
上手にできていて、クリーミーです。
それでいて、ゴハンも進む味です。

ほとんどの料理は箸で食べられますが、皿盛りライスはつまみにくいのが残念です。
カフェですが、どうせ味噌汁をお椀で出すのですから、ライスも茶碗でいいのです。

夫のハンバーグの味は、普通だったそうです。
私は未経験。

ライスかパンを選べることになっているものの、今日は事前に聞かれませんでした。
まあ、洋食屋ですから、もともとライスのつもりでいたのでかまわないのですが。

夫と少し打ち合わせがあったので、ホットの紅茶をもらいました。
ランチドリンクなので200円です。

夜はイタリアンの名残なのか、パスタもあるそうです。
昔食べたカルボナーラはうまかったなあ。
また味わいたいです。

ナワバリ内の、こぢんまりとした洋食屋さんです。

一人のランチ、ママランチ、中学校の保護者＆先生飲み会、元旦の雑煮、いろいろな利用をしてきましたが、レビューは初めてです。

地下は２０名以上の宴会が可能で、大きなスクリーンがついています。
ビュッフェ式の飲み会、料理がいろいろ並べられ、ボリュームたっぷりでなかなかよかったと記憶していますが、もう４年も前のことなので、今回のレビューはランチに限定して書きます。

ランチは880円のパスタをはじめ、揚げ物やハンバーグなどのオカズ２品とゴハンで950円という定食も各種揃っています。

何年前だったか、最初にふらっとはいったときは、思いがけず日替わりのカルボナーラが正統派でおいしくて、感心したのでした。

今回の日替わりはチキンとアスパラのトマトソーススパゲティです。

しっかりゴハンを、という気分でもなかったので、素直にパスタにしました。

サラダに小松菜のコンソメスープが出されました。
ただのキューブの味ではなく、ひと手間かけている感じがします。

パスタは深めの皿に盛られていました。
上から見ると少なく思えるのですが、一人前の量は普通にありましたよ。
細めのスパゲッティ、ゆで加減はちょうどいいです。
トマトソース、濃い味わいです。
細かく切ったモッツァレラチーズもからんできます。
しかし、ここで問いたいのは鶏肉の意味です。
パスタの具として鶏肉はなじまないと思います。
そのことはうすうす感じており、こういったメニューは今まで本能的に避けてきましたが、本日は日替わり単品なのでやむなく。
案の定、ごろっとした鶏は鶏で拾って食べ、パスタは別にすする、という進行になりました。
ということは、鶏肉はここにはいっていなくてもいいのです。
パスタに入れて調和する肉類は、ひき肉、ベーコン、ハム、ウインナー、いずれもあまり厚みがない形状のものがいいようです。
鶏肉として食べれば悪くないし、トマトソースパスタもスタンダードな味わいで十分うまかったので、組み合わせがもったいなかったですね。

でも、基本的にここのパスタは上手だと思うので、今後は日替わりを前もって調べてから利用しようと決めました。

さて、この日、たまたまぐるなび券を持っていたので聞いてみたら、料金のうち500円分を充当することができました。
それはよかったのですが、帰宅して家計簿をつけるときにそのことをすっかり忘れ、
「現金が合わない！500円多い！」
とさんざん苦しむことになったのでした。