高級イメージがありますが、カフェのコスパは悪くないと思いました。 : シャポン 自由が丘店

平日の休みというのはいいものです。
若い頃は、平日休みというと大抵ゴルフだったのですが(中年になってからもそうだったかも)、今は、ゴルフからは足を洗ってますので、家内と2人で食事なんていう殊勝なことを考えるようなったんですね。
それでも、皆が一生懸命仕事をしている時に息抜きが出来るのは気分的に悪くありませんし、何より、休みの間に色んな経験をする(食べログだけじゃないんですよ！)ことで、仕事のモチベーションが上がる効果もあります。
まさに最近言われているワークライフバランスじゃないか！なんて自己満足しているこの頃です。

さて、そんなことで、この日は、家内と自由が丘までやって来ました。
ランチは、フォロワー様のレビュー内容等からマークしていたビストロ レスカリエに挑戦しました。
前菜とメインのブリフィクススタイルのランチでしたが、料理２品で費やした時間は実に100分。
よって、十分満足とはいきませんでしたが、平日で競馬も無いし、予定も特に入れてませんでしたので、イライラ感も最小限で済み、むしろ料理の美味しさに満足したランチとなりました。

ランチの後は、これもあらかじめマークしていた当店で予定通りのお茶休憩をします。当店も多くのフォロワー様がレビューしておられ、４点超えの評価も多いお店です。
当店は、2016年の暮れにオープン。フランス人ショコラティエのムッシュ・シャポンのお店で日本1号店とのことです。
ＨＰを拝見するとフランスでもショップは５店舗くらいしかないらしい（オンライン販売が中心？）ので、いよいよ興味が高まりますね。
お店の紹介ページを拝見しても「世界最大のチョコレートの祭典『サロン・デュ・ショコラ・パリ』では2度に渡ってグランプリを受賞」との記載があり、これも気になるところです。

レスカリエからは近かったので、13時半過ぎにはお店に到着しました。ガラス越しに外から覗くとそれほど混んでいる風でもありません。まだ午後のティータイムにはちょっと早い時間帯だったせいでしょうか。
早速入店します。

店内は、入って左手にショコラの販売コーナーがあります。
やはり高級チョコレートだけあって１個420円とか、もの凄い値段が付いています。
ランチは家内のおごり、こちらは私のおごりという約束になっていたため、ここで怯むわけにもいかず、歩を進めます。
その右のお店の中央部分にはワゴンが置かれており、色んなショコラを試食できるようになっています。
カカオの含有率だけではなくて、生産国の国名が明記されており、なかなかのこだわりですが、やはり１パック2,500円とか・・・ちょっと手が出ないですね。
やばそう・・・と思いつつも店員さんの誘導に従い、イートインコーナーへ進み、着席します。
先客は、女性の年配の方お一人だけでしたので、空いていた奥の方の窓際の席に座ります。

テーブル上にはカフェメニューがあり、ざっと眺めますが、先ほど見たショコラの値段から想定されるような「恐ろしいお値段」という訳では必ずしも無さそうです。
例えばショコラ3個にドリンクのついたセットは1,300円とそれなりの値段ではありますが、トップページに載っている(よって看板メニューと思われる)ムース・オ・ショコラのパフェなどは単品790円。ドリンクセットで990円と手が出ないわけでもありません。4ページほどあるメニューを一覧した結果、このパフェのセットを注文することに決めました。

メニューを見ると、ムース・オ・ショコラは、ショコラの種類(原産国名)を選べます。
甘さのレベルが表示されていましたので、それを参考に家内がレベル2のエクアドルを、私がそれよりワンランク甘いレベル3のベネズエラを注文しました。普通の夫婦とは逆かもしれませんが、これが我が家流です(笑)
コーヒーは、2人ともホットコーヒーにしました。

待つこと8分ほどでパフェとコーヒーの提供。
エスカリエの待ち時間が待ち時間だったので、えらく早く感じます。

まずパフェの最上部に鎮座するムース・オ・ショコラからいただきます。
口に入れた瞬間に広がる洋酒の風味とカカオの香り。甘さレベル3の私のベネズエラでも十分大人のレベルです。
家内のエクアドルも味見させてもらいましたが、確かにカカオ感がワンランク上といった感じです。
ムースの下にはバニラアイス、クランベリーアイス、レモン(多分)アイスが3層になり、中にクルミがたっぷり入って、甘さ、酸味、カカオの香り、クルミの風味がとても良く調和した美味しいパフェ。
これは予想していたより遥かにハイクオリティです。
パフェという言葉で括るのは失礼じゃないかと思われるほどです。

パフェのお供のコーヒーは、オリジナルのカップで提供。これも苦味が多少引き立つなかなか美味しいコーヒーで、手抜きは全くありません。
これで1人990円と税込みでも1,000円を切るところがまた味噌ですね。

本来ならこれでショコラの美味しさに目覚めてテイクアウトで先ほどの高価なショコラを買ってもらうのが狙いなのかもしれません。
私は、その手には乗りませんでしたが(笑)、純粋にスイーツを楽しむカフェとしては、コスパも含めて、とても高いレベルのカフェだと思いました。家内もこの点については全く異論なしのようでした。
帰った後は、早速娘たちに教えておきました。