揉めてても、美味しくて楽しい。 : フェリーチェ450

前回お腹いっぱいでうかがったのですが、
いい予感がしたので、
腹ペコ&シラフでお伺いしてみます。

店内入りますと、
あら、
いい大人達がめっちゃ揉めています。

下品ですが聞き耳立てると、
町内会の揉め事で、
「なんで朝のゴミ拾い出ないんだ」的なやりとりを、
ずっとケンケンガクガクやっております。

のっけっから香ばしすぎてたまりません。

さて、こちらサイド、
飲み物はビールで、
おすすめっぽい金の星が書いてあるメニューを中心に攻めてまいります。
箇条書きで失礼します。

・彩りサラダ
野菜食いたいので、頼んだんですが、
あらカラフル。
んで、食ってみると、しっかり味が濃い。
ドレッシングなんでしょうけど、
なんか浅漬け食ってるみたいなしっかり感があります。
酒飲めるサラダ。
うまいです。

・フレッシュブラターチーズ
すんごい推されてるので頼みました。
いろいろ食いたいので、クオーターにしました。
トマトソース、ガッツリ塩っぱいんですが、
チーズがクリームチーズっぽくて、
お菓子みたいな印象。
そっち系のクリームチーズを探し求めてる人には、
お宝なのかもしれません。
周りはピリ辛のトマトソースなのに、
一緒に食べてもお菓子みたいに食えます。

・牛ハツの2種盛り
これは来た瞬間に、
ビールがなくなるのがわかる、
あっから様な酒泥棒。
生と炙りのハツなんですが、
調理法でこんな要素変わるかってくらいの、
毛色の違う美人双子っぷり。
炙りのパツパツ感と、生のぶりゅぶりゅ感。
いずれにしろ酒がなくなります。
これはお手頃だし、食べた方がいいです。

・超粗挽きソーセージ
超粗挽き。
んなもん、うまいですよ。
うまいソーセージが粗挽きなんですもん。
そら飲みますよ。

・ベーコンのカルボナーラ
シメにパスタを頼みます。
カルボをキメます。
程なくきましたが、なかなか茶色め。
マカロニチーズ的な、
チェダー全開感を想像しましたが、
食べると案外サラサラ。
コックさん曰く、チーズはほぼ使ってないそう。
え？じゃあ、この色はどう出してるのかって聞くと、
濃いめの卵を使ってるそうです。

どーんだけ濃いのよ、その卵。
そんな濃くなるもん食わされて、卵産まされて、
雌鶏がかわいそうじゃない。
なんか喉乾いちゃいそうですよ。
よく知らないけど。


いやぁ、ごちそうさまでした。

前回ベロベロで伺ったのですが、
多方向に光るものがあったので、
シラフで来ました。
結果、想定してたより、
とても楽しい食事をとれました。

お会計もお手頃で大満足。
ここ、すごいいいです。


あとですね、
はじめは想像できなかったくらい、
町内会の喧嘩の状況は、
悪化しています。

激昂したおじさんが一人、
ブチ切れて帰っていきました。

個人的には、
隣人とは、いがみ合ってしまうことも多いですが、
お互いに愛し合う努力をして、
なんとか共同体を維持していってもらいたいものです。

再び、良い夜が来ることを願っております。


あ、
おいしかったし、
楽しかったので、
いつも揉めてたとしても、また来ます。

街をそぞろ歩いてると、
良さげな店があります。

シメの一杯をキメて行こうと思います。


お飲み物はハートランドにしました。

しこたま食べた後なので、
肴は前菜の盛り合わせ的なものにします。

さて、
程なくきました。

ハムと、ナスのソテーと、
豆腐クリームチーズとやらがのっております。

ハムもナスも、
無難に美味しく、
腹一杯でも食えて飲めちゃうやつ。

ただ、解せないのは、
豆腐クリームチーズ。

おぼろ豆腐っぽい見た目なんですが、
食べてみると、どう考えてもクリームチーズです。
豆腐を探しまくっても、
どこにもいません。

こんなに隠れるんなら、
むしろ入れる意味なくねえかってくらい、
豆腐を感じさせません。

あまりにも不思議だったので、店員さんに、

「全然、お豆腐の感じがしないもんなんですね」

とお話すると、


「あ、本当は豆腐入ってないんです。」


とのこと、


え？


我々があまりにもびっくりしたからなのか、
店員さんは退散。

斬新なネーミングです。
名前に付いてたら、
入ってると思いますもん。

斬新です。


この店、
相当、面白そう。

もう、腹はパンパンですが、
何か軽いものを食べてみたくなりました。

本日のスープを伺うと、
サツマイモの冷製スープとのことで、
そちらをいただきます。


程なく、到着。


あら、灰色。

モルタルみたい。


食べると、
ほのかな甘味がなんとも美味しいスープなんですが、
色が攻めてます。

「面白い色ですね」

と、率直な感想を伝えると、


「実は、ちょっと失敗したんです。」


とのこと、


え？！


酔っていたので、詳しくは忘れましたが、
本当はもう少し鮮やかな色が出る、
珍しい芋なんだそうです。
ちょっとした失敗があって、
モルタルみたいな色になったそう。


それにしても、
なんなんでしょう、
意表を突きまくる、
この空気感。

すごくいい人なのは、
伝わります。


私は大好物です。


お料理も楽しそうなのが沢山あったんですが、
めっちゃ食った後に来ちゃったので、
次回は一軒目で、
思う存分食いたいと思います。


また来よう。