贅沢尽くしの絶品天ぷらコース : 天婦羅 みやしろ

母が東京に遊びに来ると言うので、日頃の感謝の気持ちを込めて、たまにはランチをご馳走しようと伺ったお店。
今回は、ディナーと同じコースが楽しめる25,300円のランチコースにしました。

トタンで囲まれた、一見普通の一軒家のような店構え。
扉を開けて一歩踏み入れれば、外観からは想像がつかないような高級感溢れる空間が広がっています。
店内には7席のカウンター席のみで、一組一組丁寧な接客をしていただけるので気持ちよく食事が出来ます。

今回のコース内容はこちら。

・甘エビと夏野菜のゼリー掛け
とっても甘く、ねっとりとした甘エビとシャキシャキのオクラとヤングコーンに和風のジュレで夏を感じるさっぱりとした一品。

・帆立のお造り
帆立の上には贅沢にキャビアがたっぷりと。
ミョウガ、カイワレなどの薬味と、泡醤油で頂きます。
新鮮な帆立は肉厚で甘みがしっかり感じられます。

・車海老の天ぷら
プリップリで海老の味がめちゃくちゃ濃い！
天ぷら一品目からおいしすぎて期待が高まります。

・車海老の海苔巻き
大好きな海老が2回も出てくるのは幸せすぎる。
次は、揚げたての海老天を乗せた海苔巻き。
こちらは手渡しで頂きます。
甘だれがかかっていて、一口の天丼のよう。
さっきの海老天とはまた違った美味しさです。

・海老の顎足
海老の身を楽しんだ後はサクサクで香ばしい顎足！
海老の旨味もしっかりと詰まってます。

・愛知の新銀杏
銀杏って苦手だと思ってたけど、
全然癖がなくて、ねっとり食感がおいしすぎる！
銀杏ってこんなにおいしかったんだ、と感動。

・鮑の肝しゃぶしゃぶ＋ご飯の天ぷら
熱々の肝ソースに生の鮑をしゃぶしゃぶして頂きます。
少しだけしゃぶしゃぶすれば、刺身っぽくコリコリとした食感が楽しめて、30秒ほどしゃぶしゃぶするとしっかりと火が通り、やわらかい食感で頂けるので自分好みで。

鮑の身を頂いた後は、肝ソースにご飯の天ぷらを入れて、更にバフンウニを乗せてリゾットのようにして頂きます。
どこまで贅沢させてくれるんだろう。。最高です。

・京都の万願寺とうがらし
地元の食材が出てくると嬉しくなりますね。
シャキシャキで瑞々しい万願寺とうがらし。
天つゆとの相性が最高でした！

・山口の甘鯛
鱗がおいしいという甘鯛。塩がおすすめだそう。
超肉厚の身に鱗が立っていて、見た目も美しい。
身はふっくらで鱗がパリッパリ！感動するぐらい美味しい。

・天草の鱧の白焼き
赤いゆず胡椒を付けて。結構辛めなので付けすぎ注意です。
鱧の食感がすごい。フワフワというよりは、ギュッと締まってる感じ。旨味の詰まり方が半端ないです。

・茨城の蓮根
夢中になって写真撮り忘れてました。悔しい…！
分厚くカットされた蓮根は、シャキシャキ食感がたまりません。天つゆでも塩でもおいしく頂けます。

・ズワイガニ
ヤンニョムソースのような甘辛いソースが塗られた蟹の爪。甘辛ソースに負けない蟹の甘さ。こういう食べ方もいいですね。

・海苔の天ぷら 本鮪の漬け乗せ
全部おいしいけど、これは特に感動しました！
海苔の天ぷらの上に本鮪の漬けと山葵がたっぷりと。
海苔天のサクサク食感にも驚きでしたが、鮪がとにかく美味しい！！山葵も優しい辛みで、鮪との相性が抜群。
いやー、これは本当に感動の美味しさでした。

・しいたけ
出される直前に醤油スプレーで味付け。
味がついているのでそのまま頂きます。
しいたけの旨味がぎゅっと詰まっていて絶品。

・シャトーブリアン湯葉&大葉巻き
来ました、楽しみにしていたシャトーブリアン。
スプーンに乗った粒胡椒を2粒噛み砕いた後に、塩に付けて食べてくださいとのこと。
めちゃくちゃ柔らかいシャトーブリアン。
大葉が爽やかな味わいにしてくれて、粒胡椒がいいアクセントになってます。
これはめちゃくちゃ贅沢な一品！

・揚げ茄子と合鴨の治部煮
茄子も合鴨も、しっかりと味が染みていて絶品。
合鴨の旨味が半端ないです。
合間合間で天ぷら以外の品が出てくるので、しっかりバランスが考え抜かれているコース内容だなぁと感じます。

・北海道のアスパラ
根元の方は余熱で火を通してるので穂先から食べてくださいとのこと。かじった断面から水分が溢れ出るほどの瑞々しさ。新鮮で甘くてとーってもおいしいです！

その後に、更に根元が出てきます。
こちらはじっくりと長時間揚げているので熱々！
根元の固さや繊維質は一切感じられず、ジューシーでおいしい！
本当に熱いので火傷注意です(笑)

・千葉の鱚
1週間熟成しているので一口目はそのままで、とのこと。
熟成しているからか、味がしっかりしていてそのままで十分おいしいです。塩をつけてももちろんおいしい！

・トマトご飯＋帆立とアスパラと海老のかき揚げ
ついに〆に入ります！
昆布出汁で炊いたお米に塩のみで味付けをし、トマトを乗せて蒸らしたトマトご飯。
その上に帆立とアスパラと海老の大きなかき揚げをドドンと乗せ、ご飯と混ぜ合わせます。
かき揚げを崩して混ぜるなんてもったいない！と思ったけど、食べてみると納得。
衣のサクサク感、帆立と海老の旨味、アスパラとトマトの甘さが絶妙にマッチして本当においしい混ぜご飯。
すだちを絞るとさっぱりした味わいになり、いくらでも食べられそう。
残ったご飯はおにぎりにして持って帰れるとのこと。
そんなの最高すぎませんか…。
もちろんおにぎりにして頂きました！(笑)

・自家製塩羊羮＋点てたて抹茶
デザートは塩羊羮。
実は羊羮があまり好きじゃないのですが、この塩羊羮は、塩気があるおかげで甘すぎず、かなり美味しく頂けました！
それに合わせるのは、点てたての抹茶。
ちょうどいい苦さで飲みやすい！
和を感じる上品なデザートでした。

母もとっても満足してくれたようで、私も嬉しくなりました。
贅沢なランチタイム。素敵な時間を過ごせました！