重層的なエッセンスが加わった”濃厚鶏白湯”をメイン据えた『麺処ほん田』出身の『麺屋 藤しろ』！ : 麺屋 藤しろ

今日は仕事を片付けるのに少々手こずってしまって、考えていた連食計画が難しくなってしまったので「それなら丁度良い機会だから行ってみようか！？」って感じで、こんな時の為に温存しておいた？目黒連食計画を実行する事にして先ずは横浜から移転して来てずっと宿題にしてしまっていたお店に足を運びつつ、軽くインターバルを取ってからこれまた長い事宿題にしてしまっていた『麺屋 藤しろ』に行って来ました！

『麺屋 藤しろ』は有名人気店の『麺処 ほん田』出身の店主が2012年7月にオープンさせた目黒駅近の人気店！個人的にも経歴などからオープン当初より気にはなっていたものの「目黒だし、いつでも行けるかな？」とか思っていたらズルズルと時が過ぎてしまって「いい加減行って来よう！」って感じで今回の計画を思い付きましたが、やはりそこまで強い吸引力を感じてなかったからか？更にまたズルズル時が経過してしまっていたので、漸く訪れた訪問チャンスを楽しみに行ってみる事にしました！

JR目黒駅西口を出て正面左手の道を進んで直ぐの右手のビルの1F。

お店はガラス張りで入口も透明のビニールシートが掛かってますが、雑誌の切り抜きなど結構貼られた感じで、やや雑然とした雰囲気です。

店内は横に広がった作りですが、そこまで広い感じではなく、席はL字のカウンター席のみ。今日は22時半過ぎの訪問で先客4名後客2名といった感じでした。

注文は店外入口左手の小型の券売機で、リサーチ時から心に決めていた鶏白湯味玉ラーメン(850円)の食券を購入しました。

注文して待つ事数分で鶏白湯味玉ラーメンがやって来ました。やはり『ほん田』出身らしく綺麗な盛り付けですが、焦がしネギが掛かっていたり個性的な部分も非常に感じられるルックで美味しそうです！

早速、楽しみにスープからいただいてみると、うん！美味しいです！イイ感じに熱々でトロんとしたスープは、イメージよりもかえし由来らしい煮干し辺りの魚介系が結構香って来ますが、鶏白湯が弱い感じではなくしっかりとした厚みのあるコクが土台を形成していて、先述の魚介系だけでなく複雑さと雑味感がある重層的なエッセンスが良い惹きに繋がっていて美味しいです！

心の味食品のほぼストレートな中細麺は、やや低加水な感じで軽くマットな質感ですがスープの持ち上げも良くズルズルズルっと入って来ますし、歯応えのある食感がイイ感じで美味しいです！また麺自体の味も良く、トロんとした重層的な味わいの鶏白湯スープとも上手くマッチしていて美味しくいただけました！

チャーシューは肩ロース辺りで、弾力のある肉々しい食感で肉自体の旨味が味わえて美味しかったです！
味玉は黄身がゼリー状の半熟具合で、イイ感じの味が染み込んでいて美味しかったですし、麺やスープと一緒にいただいてもバッチリでした。
メンマではなく筍は薄めなカットで軽くてシャキっとした食感で面白かったですが、マッチ具合は今一つって感じでした。
海苔は薄めな色具合の見た目通りスープに浸すと弱る感じで、何とか麺を巻いていただいてみても風味ももう一声欲しい感じでした。
九条ネギは彩りだけでなく麺によく絡んで来て、なかなか良い存在感がありました。

途中辺りで気になっていた卓上のレモン生姜を軽く投入すると、非常にスッキリとキレが出る感じで、全体の輪郭もハッキリして来てかなり気に入りました！
また同じく卓上の一味唐辛子も投入してみると、ピリっとした辛味が良いアクセントになる感じでスープの旨味を上手く引き立ててくれました！

最後に残ったスープを今一度よく味わっていただいてみると、やはりイイ感じに濃厚な鶏白湯をベースに重層的なエッセンスが感じられますが、単純にブレなのか？部分部分で雑味を感じたり「おっ！」と思わせる旨味が漂ったりしますし、見た目に存在感がある焦がしネギも風味は控えめな感じで見た目とは裏腹に効果を発揮してない所があったりして、ちょっとチグハグな感じで訪問したタイミングも良くなかったのかな〜と思いつつ最後締めさせてもらいました。

全部いただくと、今日はサラッと行ければと思っていたので充分満足する事が出来ました。全体的な価格帯を見渡してみるとCPはまずまずイイ感じだと思います。

楽しみにしつつも実際どんなもんだろ？って感じで訪問してみましたが、ちょっと雑味を感じる所があったり非常に良い旨味を感じたりして重層的なエッセンスがチグハグな印象でしたが、基本ベースはやはり人気店らしさも垣間見る事が出来たので満足な感じでした。営業時間も伸びたようで深夜まで営業しているのは個人的にポイント高いですし、違った時に訪問してみると印象も変わりそうな気もするので、またタイミング合った時にでも足を運ばせてもらおうと思います。