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新潟の郷土料理「わっぱ飯」。温かみのあるお店。2月をもって一時閉店。
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tabememo
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店名 |
閉店
越後
|
---|---|
ジャンル | 居酒屋、郷土料理 |
住所 | |
交通手段 |
目黒駅から徒歩 目黒駅から874m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
|
個室 |
無 |
---|---|
空間・設備 | 落ち着いた空間、カウンター席あり、座敷あり |
ドリンク | 日本酒あり |
---|
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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季節料理 わっぱ飯 越後@目黒
【メモ】
◆訪問情報
2011/12/06/19:00頃訪問
先客3人/後客0人
目黒にある郷土料理&居酒屋。
最寄り駅は目黒になるが駅からは結構歩く必要がある。
山手通りを真っ直ぐ下って大鳥神社の交差点を超える。
登り坂を歩いて行くと左手にお店がある。
たこ焼き屋の「頑固蛸」を超えてすぐと言えば分かりやすいか。
壊れた看板に年季の入った外観。
ちょっと入りにくい、そんな雰囲気が特徴的。
◆事前情報
1976年(昭和51年)創業の郷土料理屋。
「越後」の屋号の通り新潟の郷土料理や地酒を揃えている。
特にわっぱ飯がこのお店の名物。
今はどうか分からぬが一昔前は城南地区で唯一わっぱ飯を食べれるお店だった。
今年で35年を迎えこの地に根付いたお店。
とにかく年季が入った見た目。
数年前までは「大小ご宴会承ります越後」なんて書かれた看板もちゃんと付いていたのだが、現在はその看板が壊れてしまいそのまま蛍光灯が剥き出しになっている。
間口の狭さもあり雰囲気がいかにもな雰囲気を醸しだしている。
その証拠に今年の秋口にはとんねるずの「きたなトラン」で紹介された。
店内にも当時のロケを思わせるものや記念品などが飾られている。
実際はそんなに汚いお店ではなく、生活感のある懐かしい田舎っぽいお店なので、ゆっくりくつろげるお店なのだが、入りにくさ満点なのは間違いない。
日頃から常連さんばかりなお店。
お客のほとんどは昔ながらの馴染み客。
目黒に住む方や目黒に職場を置く方がほとんどで、「誰々さんのとこの」みたいな会話が飛び交う。
別々に来たお客同士の会話もあったりと、地元民御用達。
と、ここまで書くと入りにくさがより一層強まったかと思うが、勇気を出して入ってみると快く迎え入れてくれる。
一見さんにも丁寧な対応をしてくれるし、お話好きなら色々会話に混ざってみてもよい。
居酒屋風に利用する方がほとんどではあるが、自分のように下戸で飲めない人でも酒抜きで食事利用したって問題ない。
常連さんばかりのカウンター席が嫌なら、奥には広い座敷席を用意している。
生活感溢れる座敷席でゆったりと我が家のように過ごす事もできる。
地域密着型ではあるが、誰でも分け隔てなく受け入れてくれる温かみと懐の深さがある。
少し久しぶりな訪問。
昔はランチ営業をやっていて「特上納豆定食」なるものがあった。
それが好きでちょこちょことお邪魔していたのだが、現在は夜しか営業しなくなってしまったとの事。
お昼をやらなくなってから少し足が遠のいてしまった。
この日は天候もくずついていたし地元で頂く事に。
どこで食べるかも決めておらずトコトコ歩いて、ちょっと久しぶりにこちらへ。
店内に入ると既にカウンター席で地元のおばちゃん、昔目黒で働いていて顔を出しに来たという常連さんが喋りながら飲み食いしている。
◆メニュー
メニューは大変豊富。
居酒屋的な一品メニューを多数用意している。
カウンター上や奥に色々と貼られているので見るとよい。
そして名物の「わっぱ飯」も多数用意。
「鮭わっぱ」「鮭親子」「五目」「うなぎわっぱ」「大名わっぱ」など。
いずれも味噌汁、お新香付きで1000円から1500円以内。
昔よりちょっとだけ値上げしたかな。
+850円すると御膳にもしてくれる。
個人的に他にお薦めは「もつ煮込み」と「特上納豆」。
自分は酒を飲まないので分からぬが、新潟の地酒も色々用意しているそうだ。
この日は適当に注文。
自分が食べたものだけご紹介。
◆料理
▼ポテトサラダ(450円)
手作り感たっぷりなポテトサラダ。
すぐに出てくるので、手持ち無沙汰になりたくない自分は先にこれを頼んでちょこちょこと摘んで頂く。
本当に家庭的なポテトサラダになっている。
芋感とシャキッとしたきゅうり、ニンジン、タマネギ。
控えめな味付けと共に家で出てくるような嬉しい味。
▼いか納豆(650円)
このお店には納豆を使ったものがいくつかあり、その中で最もお薦めなのが「特上納豆(800円)」というもの。
この「いか納豆」との違いは、マグロの切り身が入っている事。
昔はランチ時にその定食がありご飯にかけて頂くのが最高だった。
この日はマグロ抜きのいか納豆を頂いた。
納豆、とろろ、青のり、イカの刺身、ネギ、生卵、わさび。(特上納豆の場合はこれにマグロの刺身)
これをごっちゃごちゃに掻き混ぜる。
「ちょっとだけかけてね」と醤油を渡されるが、何もかけなくても問題ない。
とろろに出汁の入った味が付いているので、そのままごっちゃごちゃ。
ずずずっと啜って食べれるねばねばな組み合せ。
ずるずるじゅるるっと口にぶっこみ頂く。
それぞれがマッチしてて実に良い。
納豆臭さもあまりないので納豆が苦手な方でも結構いけるかも。
もちろん酒のつまみにもよいのだろうが、個人的には白米が欲しくなる味。
わっぱ飯を頼んでいるので頼みはしないが、これや特上納豆に白米だけでも自分はお腹いっぱいになれる。
▼大名わっぱめし(1450円)
花のように綺麗に盛りつけられたわっぱ飯。
味噌汁とお新香が付け合せ。
自分は昔は「鮭親子」「うなぎ」「五目」あたりのわっぱ飯が好きで頼んでいたのだが、夜頂くのは久しぶりなので一番豪華な大名に。
カニ、サーモン、海老といった魚介類を乗せて蒸した後、仕上げにたっぷりのイクラが乗せて完成。
茶碗としゃもじを渡されるので、自分でわっぱからよそって茶碗で頂くのがよい。
わっぱ飯。
新潟の郷土料理との事で、わっぱとはこの器の事。
秋田の大館市なんかにも曲げわっぱなんて言われる郷土品があるがそれと同じ。
昔はこのわっぱを弁当の器にしていたとかで、お百姓さんが持ち歩いていたらしい。
わっぱに薄口の出汁で炊き上げたご飯をたっぷり盛る。
そこに具材を乗せて蒸したものがこの「わっぱ飯」。
特筆すべきは具材の旨味。
プリッと弾力のある海老に、香りと甘味を感じるカニがほぐし身になってたっぷり。
そして鮭イクラの親子。
香りがくんっと鼻に入り食欲増幅。
蒸す事で素材そのものの味と風味が伝わってくる。
ご飯はほかほか。
ほのかな出汁が出ていて優しい味。
具材のサポート役に回っているのだが、相性が良くて箸が進む。
この具材の組み合わせとお米。
合わないはずがない。
しゃもじでよそってはバクバク。
この繰り返しであっという間に完食。
味噌汁は白味噌。
出汁から手作りなのが分かる味。
この出汁、少し独特な香りがあるんだけど何使ってるんだろうなぁ。
ちょっと甘味のある味噌になっている。
うん、美味い。
見た目などは炊き込みご飯に近い部分があるのだが、食べてみると結構違いがあるのが分かるはず。
こちらのほうがあっさりしていて食べやすい。
炊き込みご飯のように出汁が強くでていないし、味も薄めになっている。
それ故に素材がストレートに伝わってくるのが魅力。
ボリュームもそこそこあるのでお腹も膨れる。
満足。
◆接客
お店は年季の入った外観。
店内は入ってすぐに狭いカウンター席。
奥には広い座敷席を用意している。
空いてる時は座敷席の電気は消えているが、言えばそちらも使わせてくれる。
「きたなトラン」に出たお店ではあるが、汚い訳ではなく清潔感もあり手入れも行き届いている。
年季が入っていて生活感のある店内。
カウンター席はそうでもないが、特に座敷席ならそれが顕著に分かるだろう。
店内には「きたなトラン」で貰った贈呈品や当時の写真などが飾られていた。
全席喫煙可能だが、こういったお店なので仕方ない。
接客は丁寧にして下さる。
この日は大将がおらず女将さんとよくいる女性スタッフ。
和気あいあいとした感じでお話好きな方が多い。
丁寧だし気も使って下さる。
◆総評
わっぱ飯という新潟郷土料理を食べれるこちら。
居酒屋的な利用をする方がほとんどだが、食事利用でも問題ない。
お客はほぼ常連さんではあるが、一見さんでも快く迎え入れてくれる。
創業から既に35年。
目黒、下目黒界隈に住むような方々に愛され利用されてきた。
大通り沿いにありながらも、本当に隠れた地元民御用達のようなそんなお店。
温かみがあって懐かしい、ちょっと田舎に行ったような気分も楽しめる。
駅からも距離があるしこんな外観からちょっと入りにくいだろうが、勇気を出して足を踏み入れてみれば、美味しい食事で飲み食いできるはず。
個人的にはあまり書きたくないような秘密にしておきたい良店。
最近はランチをやらなくなってしまったのが残念だが、また夜にフラリと訪問したい。
※追記
2012年02月26日をもって36年間の営業に幕。
今後は「わっぱ飯」の専門店として再開したい意向はあるとの事。
【情報】
店名:季節料理 わっぱ飯 越後
住所:東京都目黒区目黒3-11-7
電話:03-3710-8619
営業:17:00-23:00(L.O.23:30)
休日:日曜