都内でも珍しい "バリ島料理" を、リラックスした雰囲気で♪　鶏出汁の効きまくった鶏粥も美味！ : アジアン大衆酒場 ワルンバリ

［東京都大田区］
2019/5/12（日）
JR蒲田駅西口にある、インドネシア（バリ島）料理を提供するバル。
2019年4月18日オープン。

場所は… 蒲田駅西口を出て、サンロード商店街に入り、最初の四つ角で左を向いてすぐ。
JR・東急蒲田駅から徒歩3分。京急蒲田駅から徒歩20分弱。
定休日なし。基本の営業時間は 17～24時。

1階はカウンターのみ12席。そこから階段を上ると 2階・3階にテーブル席がある。
お店はオープンな雰囲気で、外にはテラス席あり。
喫煙の有無は不明。BGMは明るいラウンジ系。

インドネシア料理を前面に出しつつ、バーのように使える雰囲気。
店員さんは日本人の女性二人で、接客はきっちりしている。
ママさんは流暢な英語を操るので、海外のお客さんも安心である。

メニューはインドネシア料理がずらり。その一部を紹介すると…
〔肉〕　アヤムゴレン、バビ・サンバルマタ、ルンダン・サビ、オポール・アヤム、サテ・リリッ
〔魚介〕ウダンゴレン、サンバル・クラン、イカン・バカール、カルパッチョ
〔玉子〕トロール・バラド、フーユンハイ
〔野菜〕ガドガド、サンバル・カチャン・パンジャン、ルンピア、タフ・イシ・サユール
〔食事〕ナシゴレン、ミーゴレン、ミーアヤム、ピザ・サンバルトラシ、定食セット

聞いたことのない料理名も多く、思った以上に本格的。食べ物好きの食べロガーとしては、興味を惹かれる。
オリジナルカクテルはすごい命名で、ここではちょっと書けないほど（笑）
そんなところも、何だか蒲田っぽい？

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■ビンタン（￥650）
インドネシアを代表するビール。瓶のままワイルドに♪
苦味はほとんどなく、ほのかに小麦の甘さがあり、さらっと飲める亜熱帯向けの味。
お通しは、ピリ辛味噌風味のピーナッツ。
これがなかなかいい味で、ついつい手が出てしまう味。

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■バリハイ（￥700）
こちらも瓶ビール。インドネシアではトップシェアだという。
苦味がほとんどないのはビンタンと共通。
よく味わってみると、こちらの方が包み込むような優しさを感じた。

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■自家製レモン漬けジンのソーダ割り
目の前に並ぶ果実酒の瓶には、皮をむいたレモンがぎっしりと詰まっている。
タンカレージンに漬けたものだという。
見るからに美味しそうだと思い注文。

生レモンをたっぷり使っているだけあって、その酸味がしっかり効いている。
爽やかな飲み口で、後からほのかにジンが香る。
ビタミンCの宝庫で、酔っ払いながらも元気になれそうな一杯。

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■サテ（3本￥450）
インドネシア風の焼鳥。ピーナッツソースを使うので、最初の印象としては甘口に感じる。
皮目はパリッと丁寧に焼き上げられており、好印象。
私の数少ない海外旅行経験で、バリ島へ行ったときの味を思い出す。
甘辛い味わいは、日本人の口にもぴったり合うはず。

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■イカン・バカール（￥時価）
魚のグリル。今日の魚はカツオ。
別添でサンバル・マタ（唐辛子を効かせた赤玉ねぎ・香味野菜のマリネ）が付いてくる。
このあたり、辛さに対する配慮がきちんとしている。

サンバル・マタは激辛ではなく、ほどよく爽やかなスパイシーさ。
カツオに掛けていただくと、適度な刺激で実に美味しい。
香辛料だけに頼らず、焼魚そのものに旨味があるのもポイント高い。

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■チャ・カンクン（￥600）
ニンニク風味の空心菜炒め。
唐辛子2本の表記だが、思った以上に辛くて、パンチのある味。
激辛とまではいかないが、辛さに弱い私はヒリヒリ（笑）
ニンニク風味＆やや強めの塩加減で、つまみに丁度良い。

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■ブブール・アヤム（￥500）
鶏肉入りのお粥。青唐辛子を漬け込んだ醤油が添えられる。
塩味も結構あるが、旨味がぐっと来て圧倒される。
「鶏出汁をたっぷり使いました」と店主。なるほどこれは旨い。
確かに量は少なめだが、この味でワンコインとは…　一度は食べる価値のある逸品。
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聞けば、店主はバリ島に6年在住されたとのこと。
バリ料理はインドネシアの中でも異色の存在で、特に辛さに特徴があるのだそうだ。
東京都内でも、バリ料理の店は数えるほどしか無いとのこと。

インドネシア料理はパクチーをほとんど使わないので、
アジアン苦手な方でも取っつきやすいのでは…　と仰っていた。

散策中、ふらっと見つけたお店だったが、これは予想以上の収穫。
ビンタンの赤星ではないが…　蒲田の夜に、新星誕生である。