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田町駅前、街中華屋の名残り
<2017.06> ラーメン+小ライス(サービス)
この店も古いよなー・・・100年ってのはオーバーか? 山手線田町駅前が、まだごちゃごちゃしてたころを覚えている人は少なくなったけど、第一京浜を渡った外れにこの店はあります。昔は昼飯時は少し行列もあったのだけど、すっかりと駅前が開発されると同時に、ビルの陰になってしまって、人通りもそう多くない。しかし、昔から通っているような60歳前後のおじさんや、ただ安いというだけだろうか若い人もパラっとおられる、昼下がりの13時半でした。もう朝から何も食っておらず、ボーナス前で懐さみしいのもあって、こちらで「ラーメン+小ライス=500円」なるセットを頂きました。
財布事情じゃなく、さすがに最近は、二郎を食べすぎてて・・・もうこういうアッサリな中華そばっぽいのが、一番食いたかっただけかもしれませんがねー。
<趣のあるワンコインラーメン!かつての賑わいを感じる>
おばちゃんというか、おばあちゃんがいつまでも元気でいてくれてうれしくなる。自家製沢庵を2キレご飯の上にもりつけて、そして恭しくもラーメンを座席まで運んでくれる。お年寄りだから私からとりに行ってもよいのだが、そこは商売矜持というやつか、大丈夫大丈夫といつも制してくれるわけです。
もうこれは「街中華ラーメン」以外何物でもありません。アツアツの湯気が立ち上り、透明感とレトロ感ある醤油スープには、真っ直ぐな中華麺が透けて見える。控えめな具材も、全体的に昭和感を演出しているかのようで、いきなりタイムスリップしたみたいです。たぶん、田町駅前がゴチャゴチャしてた頃と全く変わっていない。あのころは、駅前では怪しげな金ピカ腕時計を特価で売っている露天商とか、1本300円のプリントネクタイや、500円合成皮革紳士ベルトなどのワゴンサービスがあったりして、面白かった。そんな売り文句をかき分けながら、田町に来れば先輩に案内されて、よくラーメン屋を探索したものです。この店意外に当時から現存しているのは、今では3店舗くらいかな・・・。
たとえワンコインでなくとも嬉しくなる懐かしい味わい。鶏ガラのアッサリ感と抑えめな調味料。醤油はズドンと切れ込むのではなく、さらっと色合いを残して塩気を足す程度の奥ゆかしさです。おそらくチャーシューを生成する際に生まれた豚エキスも滲んでいるはずで、それがコクに優しさを与えてるみたい。ペラい動物系に見えて、シンプルな潔さもうかがえる鶏豚コクに、乾物系のやわらかい旨みが微かに広がるという感じ。高級さはまるでないけど、馴染みとか親しみやすさなどは抜群で、生活感覚が溢れている旨さと申せましょう。
<オーディナリーさが極まるといった中華麺>
きっと長くからの付き合いのある製麺所なんでしょうなー。別段特徴はないけれど不満もない。ねり水は多めと伺えて、引き締まりとモチモチ感覚を軽く感じる。表面はツルツルっとしていて、ちゅるちゅるちゅるりん!と滑らかに軽やかにすすりきれる。麺の風合いというより、汁を吸い込んだ感触が楽しくて、そこがまた味わい深いです。
まー、つべこべ言っても大衆麺ってな安心感があります。毎日でも食えるやさしさは評価したいです。いつみても、乳白色の地肌が外光に透けて美しい。
<昭和の価値観を感じるトッピング達>
いかにも昭和のサイズ感。チャーシューってのがとても有難かった当時のサイズ感覚です。腕に近い肩ロースみたいな欠片肉で、醤油味でもなく、うっすらと塩気が滲む程度の味わいが、かえってレトロっぽくて好印象です。メンマもナルトもそこそこな風合いで、特にナルトは分厚かったりする。
総じまして、「いつまでも大切にしたい一杯、いつまでもお元気でいてねオバちゃん!」という心温まる昼飯であります。今のラーメンは旨すぎて本来的ではない!。そもそもラーメンの旨さとはこういうものだと確認もできるし、これからも定点観測してゆきたい店であります。いつまでも食っていたいから、おばちゃんにはもっと長生きしてもらわねばなりませんし・・・。ということで、昔をなつかしみ応援気分で詠います!。
駅前の
慌ただしくも
人通る
レトロな一角
落着く中華屋
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
落ち着いた雰囲気に年季がはいっとる・・・・
<2013.12> ラーメン+半ライス(無料サービス)
【スープ:まさにクラシカル・・・節と昆布と豚肉に煮出し感が落ち着く】
配膳の瞬間、タイムスリップしたような麺顔に思わず和みます。何回も拝んでおるのですが、トレードマークのような確固たる雰囲気を受け止めてしまう。とてもクラシカルながらも、清湯系な醤油スープ。明るいというより落ち着いたブラウン色であります。大体淡麗な味わいだと分かっているのだが、ときどき、こちらの女将さんが「コショウどうぞ・・・」とキャップを取って差し出してくれる。いえこのままでいいですよ・・・などと答えるのだが、いつもお構いなしだ(笑)。確かにコショウを少し浮かせると塩気もエッジが立ちそうだ。でも、懐古系なあっさり醤油を求めてこの店に来るのがパターンなので、今回もそのまま、女将の優しさをスルーしてしまう(ごめんね~)。
醤油ダレはバックアップ役。塩気を振るうこともなく、醸造由来の酸味も抑えめ。薄口しょうゆの品の良さが香る。そこにクラシックな出汁というか、節と昆布がほんわりと香るくらいの旨み成分が広がる。コクとしては、豚肉の煮出しかな・・・。豚骨というより豚肉といったあっさり感ある動物系。鶏ガラのコクがあれど軽やか。後口が非常にするするとしていて、サービスでついた白飯も米自体の味を楽しめるといった具合です。まさに、ゴクゴクと飲み干せる系。最近、近くの古い中華飯店が閉店したところですが、いつまでも楽しんでいきたい、クラシック醤油スープという感じですねw。
【麺:大衆的な多加水ストレートが、しっとりとスベリ・・・クチリ!と千切れる】
麺は、教科書のような街中の多加水ストレート麺。標準品と言い切ってしまうとどこか失礼にあたるのでそう表現したくない。広く愛されている大衆麺と言いたい気分。大衆的なのだが、かん水系の黄色もきつくない。ツルツルと高速にスベリ、ギラギラ光る地肌というのとは、まったく別の品の良さも保つ。しっとりとした・・・そんなすべり感覚。なのだけど高級ではない。歯ごたえも容易にスパスパと切れる。前歯の千切れは多加水なりのモッチリ度合を少し切れる間際に、断末魔のように感じる。そして奥歯では、潔いと思うほどに噛心地は「クチリ!」としている。
麺量は160g・・・程度?でも、夜の部は半ライスがサービスでつくので、トータルで言えば中々ボリューミィーと感じます。これで500円。ワンコインとしては、十分に楽しめる逸品であると思えます。昔は行列が絶えなかったのよと・・・女将さんが語るのだけど、確か聞いたの2回目か(笑)。
【具:薄味主体なチャーシュー肉に丁寧な仕事を感じる】
小ぶりサイズだけど肉厚で、ロース肉がスポンジのように柔らかく、またスープを豊潤に吸い込んで旨し。質感として丁寧な仕上げに感じます。なるほど、ここにコショウが少しかかると、白飯に合いそうだ。でもそうしなかった。肉をかみしめて肉味をダイレクトに楽しみました・・・。
さて肉以外では、メンマとワカメというありふれた顔ぶれなのだけど、これらが実に安っぽくないのがいい。高級でもないのだがちょうどいい品質感覚。シャクリシャクリと少し若い歯ごたえの薄味系のメンマ、そして磯系の香りが控えめなワカメ。ワカメ否定派な私も、こちらの一杯だけは許せてしまえる不思議さがあります。
最後に半ライス。少し柔らかめな白飯で、ちょうど実家の炊き具合に似ている。たくあんが2切れつくがこれもナチュラルな色合いで好み。黄色過ぎず丁度良い。風味も増して感じるコリコリ感がまた好きであります。
総じまして、「いつまでも営業しててね~、食い続けるからさ」と和やかに応援モードを感じざるを得ませんな・・・。昼間は、そこそこ客が入っているのであまり心配はしていないのだけど、夜は少しさびしい。だから少し閉店が早いので、よくこの店は食べそこねる。ワインコインで腹いっぱい。このあとオフィスに戻って残業とあいなります・・・・。なので詠います!
何時来ても
混雑しらず
時和む
静寂響く
啜る音かな
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!
<2012.11> 広東麺
さて多忙な方と仕事をする機会があると、こちらもそれに巻き込まれます。そんな11月はあっという間に過ぎ去ります。そんな晩秋のある夜に、何時もの如くこちらを訪問です。
【スープ:和む醤油ベースと中華旨味のカオス】
最近、ここの醤油ベースの定番ラーメンを食べたばかりですが、やはり気になる和み系の味わいです。これに、中華餡がゆるく加わるかと想像すれば、注文するしかないでしょう。昆布旨味系とサッパリ豚コクが、醤油の淡さとコラボしたスープに、緩い八宝菜系の旨味が絨毯爆撃です。中華鍋の炒めってのが、ちゃんと香ばしさとして残っているのが、この手の一品のいいところ!
白菜の甘味がスープによく馴染みます。人参も歯ごたえの奥にある甘みが後口に面白みを与えるー。すこしばかりのニラがまたいい仕事。小エビもプリッとしていてでき和え感は、ありません。そして、小エビは唯一かすかに広がる魚介感覚の出汁を感じる部分です。
【具:細かいサイズがここのポリシーなのだろう】
この少し細かいサイズが、麺との絡みを考えた結果なのでしょうね。単純に列挙します。白菜、人参、キクラゲ、豚コマ、小エビ・・・そして、以外にグリンピース一個だけ〜。白菜って、白い茎部分と、葉の青い部分って別々のカウントしてもいいくらい、個性が真逆でどっちも美味いっすよね。これらが、大衆中華たるオーラを垂れ流しつつ、それでええヤン、気楽に行けよと語りかけてくるようです。
【麺:まさしくちゅるちゅる麺〜♪】
汁を吸い込んで旨しな麺。大衆系の緩やかさラインが非常に魅力的です。緩い餡がからんで持ち上げが非常に良いですし、余計に柔らかさが強調されます。スパスパっと千切れて、奥歯では一瞬にしてすり潰されます。スベリの感覚もスープ餡が微妙にからんで、ぬめりの中に優しさを感じます。同じ麺でも、スープの種類によって感じ方って変わるもんですね・・・
総じまして、まだ師走になってないのに、これまでで最高に忙しい毎日をすごしております。春から常に緊張している感じでしょうか・・・、それでも緊張の後には緩和が必要なわけで、和むことも必要というわけで・・・・、これから何度もこの店にお世話になることでしょう。早めに閉店する営業時間だから、訪問するときは「遅残業確定」の夕方になりましょうか・・・・。ということでこれ食って残業をかんばりましょう。なので詠います!
和むなり
ただただただだ
ダレるなり
緊張ほぐす
これがオレ流
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
<2012.11> ラーメン
残業で遅くなると分かりきっているときは、早めに入り易い大衆ラーメン屋へ直行!このエリアで大衆系の名店と言えばここしかないよね。かつては賑わったそのお店は、いまやオールドファン限定ではありましょうが、しっかりと常連を掴んでいるようです。女将さんに気軽に話しかける常連さん。ビールとシュウマイで軽く一杯傾けている隣客の顔は幸せそうです。今回は、お財布にやさしく、ワンコインでラーメン!しかも、半ライスサービスが非常に嬉しい!
【スープ:長年の経験!としみじみ思う大衆系な醤油がナイス!】
<ライト系大衆醤油とはこのことなり>
実にまろやか。甘くもなく塩辛くもない丁度ええ塩梅。また豚コクが前にでいるわけでもなく、節系魚介や昆布の出汁が遠慮しているわけでもい・・・・・。醤油のエッジもクリアーなんですね〜。なので、トッピングのワカメの風味も軽く漂うのです。こってり系一番な方なら薄いとか思うかも。されど、このスープは安っぽくないほのぼのさがあるのです。
<麺の風味も味わいなり>
スープだけを頂くのもオツなものかもですが、アタクシは俄然麺が投入され、やや濁りになったのが好きなのです。麺も旨みがにじみ出ると思うのですよね・・・。さるお方からこんな話を聞きました。麺の茹で汁には、麺のアルカリ成分が抜け出るため麺をゆで上げるたびに茹で汁自体がぬめる。それを十分に湯切りしていない麺は、スープにも悪影響を与えると・・・・。なので茹釜をダブルでローテーションさせるか、もしくは換流茹釜がいいらしい。だけど、麺がスープに影響を与えるとは言っても、この場合は、悪い方向のそれではないのであしからずです。
【麺:ヤワ麺の中にもしっとり感ある反発】
一見オーソドックスな中華麺ですが、微妙に切り口が平たい・・・・それにクチュリと簡単にすり潰されるかと思いきや、程よい抵抗感を感じて、多加水麺ならではのすべりで喉奥へと落ちてゆきます。非常に熟成度があるというより、あっさりしていながらも麺密度があり、どちうらかというとシルキーといった面持ち。プリプリな感覚を抑えながもしっとり感覚が冴える麺。崇高系でなく気取らぬ高品質といったところが、ナイス!と言えましょう。
【具:いつもの三兄弟にヨソの子が・・・】
ヨソの子とは可哀想だが、ワカメトッピングは、賛否両論でしょうか? 和そばなら抵抗感ないものの、有料ならば避けているところかも。ま、でもいちいち引っかかることもない一定の旨さと言ったところか〜。
腕肉に近いのだから部位のチャーシューが、脂が、抜け切っているのに妙にスープを逆輸入してうまし! メンマの薄味もスープとのマッチング良く、全体的に品が香る!というものです。また、半ライスの黄色いお新香もどういうわけか久しぶりに食ったような気がする〜。^_^
総じまして、メニュー制覇欲にかられるというか、同じものを何度でも食いたいと思えるお店。タンメンもいいけど、ラーメンも良いね!ラーメン目的でなくとも、女将さんの笑顔を覗きに訪問し続けたい。なので詠います!
ヘタレこむ
優しさだけを
追い求め
食いてつぶやく
今夜も遅いぞ
お粗末!ということで家族にも感謝しながら合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
<2012.07> 湯麺
【コレ食ったわけ:月曜日は・・・・残業の日!早めの麺補給ですわ!】
毎週月曜日夜に「らぁめん丸」では、いい加減怪しい客としてマークされる恐れがあるので(うそです)、いつもは昼ラーメンで利用しているこちら・・・「品香亭」さんに直行です。昨夜は一日中、家族と過ごして家庭料理が旨すぎて、ちょっと腹がはちきれるくらいに食ってしまった・・・・。その影響もあり、まだ胃が重いのです。なので、軽いものを食いたいけど、ちょっとだけコッテリしたものも食いたい。そんな矛盾を解決してくれるのは「湯麺」と考えたのです。
【スープ:今日もええ塩梅やとほくそえむ・・・・毎日でも食えるやさしさ塩!】
全く・・・・夜は昼ほどではなく空いているとはいえ・・・・、料理の出てくるタイミングが見ちゃめちゃ早いやん!女将さんが厨房に通して10秒後?にはじゅわーっと何か炒めているような音がいたします。そして3~4分後にはしっかりと配膳完了ですから・・・・参る(笑い)。もっとゆっくり新聞読みたかった(泣)。とはいえ、小腹がすいとるので、スープから頂きますが・・・・食傷気味の胃に・・・・染み渡るね~♪
1)旨み:あっさり豚コクと白菜を中心としたヤサイの甘みが相変わらずナイス!
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「胃もたれやったのに・・・、たちまち修復してもうたがなと思えるほど、爆食いさせる旨さやがな!」
やはりここにくれば、たまには違うものをと思うのだけど、湯麺になるのよね~。そのボリュームサイズもさるころながら、600円という価格もリーズナブル!安く腹いっぱいになるのでとても重宝です。しかも半ライス付きですから、日ごろオッサンばかりが客層のこの店でも、腹ペコなボーイ納得のご飯となることでしょう。 しかも・・・・豚骨をさらりと煮出したというか、豚肉コクがにじみ出たようなしっかりとした動物系が感じられる!そこに白菜の甘みが出汁と化して・・・・とてもいいバランス感覚なのであります。
女将さん・・・・「コショウよろしければどうぞ」と丁寧に語りかけてくれますが、いやいや・・・・このスープ感のバランス崩したくないっすよ!と心で応答します。塩のエッジングもボディがはっきりしているのに、角が丸いというのが良いですね!
2)塩気・甘み:炒めた熱気で塩がまろやかにも感じる不可思議さよ!
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「クチやけどしまんがな!旨いから許す!」
なぜこんなに角が丸いのか・・・・、個人的には「熱」の効用かと思っとります。ま、食べての感覚的なものかと・・・・。熱いと同じ塩分でもちょっとニュアンスが変化するように思えてしまう・・・。写真撮るのも一苦労で、レンズが湯気で曇るのなんのって。熱々スープに程よい歯応えのヤサイというバランスも良いので、思わず大口で一気に食べ進めて・・・・いつもクチの中をやけどしまうのです(笑)。
3)香り他:一番人気のわけ分かりますよ!なんたって湯気が半端ねー!
この熱による湯気はまた香りにも貢献しておりまして、鼻腔を一気に分厚く刺激しますから、ますます食欲が増しますわ・・・。
さて、どうでも良いのですが、食事中、他客もいなかったのもありますが、女将さんが昔の品香亭のことを教えてくれました。 「昔はいつも店先に行列ができて活気があったのよ~。いまではそんなこと無くなったけど・・・・」 だってさ。少し寂しいものの、いやいや、昼間はいつも満席ですやんと何気に言葉を返すアタクシです。 そして次の一言。 「でもね、最近、インターネットで品香亭がでてくるのよ。やっとね。」 ・・・・それ、アタクシも一役買ってますよ!と言おうと思ったけど、やめときました。
※麺と具は、過去レビューをご参照ください。同じ物を食っとりますので(笑)。
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総じまして、いつもほのぼのする良いお店。かわいいお婆ちゃん女将が、やさしくお相手してくれます。今日は、梅雨がいつ晴れるのかと天気予報ニュースを食い入るように見ておられました。 ずれ込むという報道に、肩をちょこっと落とす姿が、またかわいい。
遅残業確定な夜に、実にほのぼのとした活力を与えてくれるこのお店!つぎは、たまには別のを食べてみたいわ。と思いを秘め「ごちそうさま」と声をかけ、清算をすませて立ち去ろうとします。すると・・・・・「こんどはみそ麺もどうぞ」とお声がけ。なんと・・・みそ麺とオーダー迷っていたのを見られてたのか(恥)。ならば、次回はそうさせてもらいますよ!と心で会話しました。なので詠います。
梅雨晴れを
願う女将の
愛らしさ
天気予報に
食い入る姿
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした!
<2012.02> 湯麺
【谷間の店なのです】
田町とくれば、「らーめん丸」へ行ったろと・・・時間がない中訪問します。しかし、ちょっと回転が悪く行列がいつもより長く発生した・・・・・。5分少々、並んで辛抱しましたが、諦めることとしました。ならば「三田製麺所」か「むらさき山」と思いきや・・・往復する時間もないことに気づくのです。付近のラーメン店をスマホで探すことに・・・・・。
そこでスマホ片手に近くのマクドナルドで佇むと・・・・、目の前にこの店を発見。行列店とマクドナルドの谷間にあるような店で、見逃していましたよ。ドアに「湯麺」という手書きの張り紙が気に入りまして、訪問決意です。
【落ち着いた雰囲気に年季がはいっとる・・・・・】
外見より狭い店内ですが、くたびれたというより、「年季が入った店内」ともうせましょう。奥の厨房では、壮年の男性料理人と、おばあさんかな・・・それらしき手が見え、声も聞こえてきます。ほっとする雰囲気といいましょうか・・・・悪くありません。お昼時のピークタイムでも、数少ないテーブル席が丁度埋まる程度に客が出入りします。
メニュー表は壁に書いてあるだけです。そう多くなく絞られたラインナップですが、どれも安いやん! 筆頭はラーメンの500円でしてこれにも強く惹かれますが、初志貫徹で「湯麺」とさせていただきました。それでも600円なり!安いやん! ちなみに、どれを食っても小ライスがサービスです。確実に腹が満たされそうですね。
【食傷気味でもごくごく飲み干せる!やさしいスープなのだ!】
「旨いがな!(*゜0゜)ハッ・・・・めっさ旨いがなぁぁぁぁ・・・・ 」
「単なる鄙びた中華屋と思ってたらあきまへんで! メニュー絞った分だけ魂こもってます!」
1)まさに「湯」の「麺」・・・・タンメン! 淡い出汁が地味深い!
実にタンメンのスープのクリスタル度合に酔いますよね~。配膳された瞬間、その具にも目を奪われますが、レンゲを通したスープの透明度をどうしても確かめたくなります。それは、まさに「お湯」にじんわりエキスが溶け出しているだけかとも思えてしまいます。すすってみて当然、「滋味」という感じがする淡泊さでして、鶏ガラを上手に手間暇かけて処理したベーススープの苦労が偲ばれるというもの。中華系の魚介排除なスープ。シンプルな味が、これほど滋味として「深いな・・」と思うの
だけど、鶏コクと塩味+αだけで、こんなにも旨いスープができるのだと今更ながら、背筋が伸びる思いです。
2)具の野菜炒めの影響・・・・ごま油がまた芳ばしく食欲増進!
そういった滋味&淡泊なスープゆえに、トッピングや具の影響をダイレクトに受けます。具の仕上がり具合がものを言いますが、そういう心配は無用です。暖簾のスキマから厨房が垣間見れて、中華鍋の火柱が上がるのを確認できます。さくっと短時間に調理された野菜炒めは、余計な雑味がなくて、調理の際に加えられた「ゴマ油」とても芳ばしく感じます。それが、スープにも滲んで、小さい油の粒を表面に形成します・・・。これもまたキレイですな。
3)野菜のエキスも優しく貢献してますね!
白菜・人参・モヤシなどの具の甘み・・・・・・特に「白菜」の甘みがとても全体をやさしく包み込むようです。根に近い部分を比較的たっぷりと使ってますので、食して噛むほどに、口の中でも野菜汁がにじみ出る二段攻撃になります。塩やコショウを極力少なくしていると思われ、それでも薄いと不満ないのは、こうしたいろいろな甘みが貢献しているのだと思う次第です。
※味のまとめ:鶏ガラ主体の滋味深い味わい>ゴマ油の芳ばしい影響>滲み出る野菜のエキスの影響、そしてどこまでも透明
【先入観から麺をなめてはいけません】
「あーーー!やっぱりこういうのも好き!(*′ω`)b゛大OK!!」
「まさか!自家製麺とちゃうやろな・・・・・、麺の旨さのワシ好みやん!」
1)中華屋の柔麺風と思いきや・・・・なかなか歯ごたえありますやん!
こういう中華屋ではなぜだか、流通品のやや黄色い麺を連想してしまうのですが、気持ちよく裏切られます。見た目、かん水低めのやや標準よりも太めな麺がお目見えします。しかしそれでも「どうせ柔やろ」となめてたのですが、どうしてどうして・・・・・やさしい度合いで「クッシリ」してますやん!
2)細くないところがまたいいね!スベリすぎない加水度がええねん!
淡いスープなのを細めの麺で「ちゅるちゅる~」っとすするのもええねんけど、こういった少し太めで潰し込みがきつくない程度の麺を、ズボッ、スボボボーッ!とやっつけるのも気持ちいいですね。多少のモチモチ感はあれど、どちらかというとスパスパと千切れる感覚も気持ちいし。高加水でかん水麺のごとく、つるつるし過ぎないのも個人的な好みです。
3)これが意外と熱ダレせんのですわ・・・・最後まで旨し!
麺を写真に収めようとすると、湯気でモアモアっと一気に曇るほどの熱さ!比較的大きなボリューム感なので、後半の熱ダレを心配してしまいます。しかし、これも最後まで「クッシリ」と中加水ならではの、一定したモチモチ度合いをキープしてくれて、偉い!いや~、期待していなかったと言えば失礼にあたりますが、すごい見直しましたよ。
※麺のまとめ:標準やや太めのストレート麺をやや手もみ風。中加水ならではのクッシリ&モチモチも持ち合わせる麺。
【いわゆる普通の野菜炒めなのだが・・・・・】
具は、単なる野菜炒めというより多少の、タンメン用のアレンジ度合い/工夫が見受けられます。
1)野菜炒め目線
豚肉をはじめ、もやし、白菜、人参、それに若干のピーマンなど、普通の野菜炒めとしてのセンスと味わいは、ナイスですね。ただ、野菜炒めとしては、調味料を淡泊にしてスープへの配慮をしたところが変更点かなと。 また、葉物が比較的少なく、モヤシ多めなのが、一般的な野菜炒めと違うところでしょう。
2)具/トッピングとしての目線
具材のサイズが細かくなっているところ。これは麺と一緒にすすることを考えているのだろうなと察します。それに、白菜においては、根に近い部分を正方形に近いと思われるほどに、こまかくしているところが秀逸だなと・・・・・。上述のように、麺とスープと一緒に噛み野菜汁が味わいやすいと感じますが、これはアタクシの気の回しすぎかも(笑)
※具のまとめ:とにかく、タンメンとしては考えられた具。丼が大きいため、少なく見えるがそうではない。
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総じまして、東京三田・田町の「ほっとスポット」的な落ち着きと、歴史を感じる店ですな! 人と車でガヤガヤしている駅前から少し脇道にそれれば、こんなところがあるなんて不思議です。きっと昔からあったのでしょうね・・・・・、変わったのは周りということでしょう。事実、田町駅前は、この数年前ですごく変わりましたしね~。そんな田町の歴史を全部見てきたお店なのでしょう。そいういったひっそりとした落ち着き感をいつまでも大切にしてほしいなと思うのでした・・・・。なので詠
います!
ざわざわと
騒音過ぎゆく
雑踏で
歴史過ぎゆき
品も香る也
お粗末!ということで合掌!今日も本当にごちそうさまでした。
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店名 |
掲載保留
品香亭
|
---|---|
ジャンル | 中華料理、ラーメン |
住所 | |
交通手段 |
JR「田町」駅から徒歩4分 三田駅から178m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
~¥999
|
支払い方法 |
カード不可 |
席数 |
16席 (テーブル16席(2人用×2卓、4人用×3卓)) |
---|---|
個室 |
無 |
貸切 |
不可 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 ※昼食時は禁煙にご協力をとの貼紙あり / 店内で喫煙する人はほとんど居ない、店内があまりに綺麗で喫煙の店と感じない 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 近所にコインパーキングあり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ドレスコード | カジュアル。 |
お店のPR |
大正後期から昭和に生きる「品香亭」
古いお店の良さが解る人の懐かしくうちわを煽りながら食す、中華そば 歴史も長く、そのままのロマンを和風出汁の至高の中華そば、餃子は野菜! 何より店内の手入れが良くとても綺麗、女将さんの店を大事にする姿が守り抜く店である。 何かの機会に食す価値あり、後継者が居ないのでご主人と女将さん次第・・ |
初投稿者 | |
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<2017.09> ラーメン(元祖中華麺)+ライス(小)※ランチタイムサービス&20日100円引き
お婆ちゃんのオペの邪魔にならないように、出入口近くの一番隅の席をキープ。「あら、そんな端でいいんですか?」と気を効かせてくれたけど、「いいですいいです・・・・、あとラーメンお願い!ライス付きで!」と伝えます。ワンコインという激安価格設定!。しかも20日は、100円引きというから400円。そんなんで、一人ランチタイムでテーブル席占領したら、気が引けるもんね・・・。
<「この程度で良い」と心底思える安定ある、日常系あっさり醤油!>
この店は幾度も来ているのですが、そういえば厨房奥の男性を見たことがないのかあるのか記憶にない。割と手早い調理でさらっと早めの配膳が進みます。サービスライスも「小」といえどしっかりとお茶碗いっぱい。浅漬けのたくあんも2切れも載せられており、それだけで旨しです。そんなおまけに気を取られながらも、本題のらーめんは、見事なレトロ醤油らーめん・レトロ中華麺の風貌。こちらでは副題で「元祖中華麺」と銘打っています。
尖りが無く、塩気もうっすらで所謂「あっさり系」中華麺のニュアンスがありあり。きりりとした醤油ブラウンというより、やや霞も感じる透明系で、そこがレトロを感じさせます。割と醤油色しているのに、醤油の余韻がするすると駆け抜けていく感覚。グビグビと飲み干しても罪悪感がありません。コクは主に、豚肉豚骨と鶏がらの合わせって感じで、現代のラーメンのような鶏油の色気はありません。その代り素直な動物系の旨みと言う感じで、きっと葉野菜の優しさも何かしら作用しているものと、勝手に妄想してしまいます。
トッピング等からくるニュアンスも後半には風味として移ります。ワカメは何となく冒頭から風味が溶けるのが分かるのですが、麺の風味もじわじわと・・・。透明系がハッキリと霞がかった色合いに変化し、麺の影響をそこに感じつつ、甘みがやや乗ってきたかなーーなんて空想しながら、一人頭の中で唸っている・・・。
<水分含んだ膨れっ面が全体の和やかさに見合う、そんな元祖中華麺>
何も特別なことはない、普通の中華麺です。かん水と練り具合と反応もいい感じで、加水はやや多め。尖った切り口ではなく、少しふくれっ面したストレート麺で、どこをどう見てもスタンダードです。きっと長年お付き合いしている製麺所ってあるのだろうと考えつつ、ズボボボボ~っといきなり強めに啜りだす。するといきなりすぎて、ワカメが多めに貼りつきつつの啜り上げで、少しむせました。
実に滑らか。しっかり汁を絡ませるというより、汁に濡れたというような前半。ゆっくりとスープを吸い込みだして、咀嚼時の旨みに甘みが加わってゆくようなフィーリングが素敵です。なにもこの麺に限った現象ではないのですが、スープが穏やかですから分かり易いのです。
<普通に見えて侮れない煮豚タイプのスライスチャーシュー、飯が進む>
スープ生成にも貢献したと思われる、煮出しタイプのチャーシュー。薄う味で見た目以上に柔らかフワフワ。そして脂身が少なく、スープを逆に吸い込んでジューシーと言う感じです。そこに少しだけコショウを振り掛けて、サービスでもらったライスに乗せてみる。たくわんもいいが、肉と一緒にくう飯もいい感じでして、ときどきスープをクチに流し込みながら頂きました。絶対に欧米の方はしない食べ方ですよねー。淡泊と思っていた肉でしたが、意外に飯が進んで、最後は惜しみながら食切りました。
総じまして、「コスパはもとより、また会いに来たいと思わせる穏やか中華麺!」と言ったところでしょうか。今回も大変もうしわけないほどに、ごちそうさまでしたです。だって、安すぎるでしょって(笑)。
そんなところで大変満足して店を出て、ちょっとメールのチェックに集中してしまうオレ。だから、向かい側のマクドナルドでしばらくスマホと格闘しておりました。そしたら、ちょうど4人組の他客が店から出てきて、オレとすれちがう。その時、
「なんだか隅で物凄い勢いて食べてた人いたよねー!何を慌ててたんだんだろう?」
・・・って笑って会話してたー。「それオレです!ここに居るって!!」って頭の中で叫んでしまった(汗)。もう少し落ち着いた食事生活をしたですー。そんな反省をしつつも、毎度のように最後に心境を詠っておわりますー。
ゆるゆると
喧騒逃れ
一世紀
時が止まるか
レトロな拉麺
お粗末!と言うことで家族にも感謝しながら合掌!!今日も本当にごちそうさまでした!!!