何十年も前から禁煙の大門の名物中華でピーマンレバー炒め定食ランチ : 味芳斎 本店

東京都の受動喫煙防止条例がようやく可決しましたが、先週末の「嵐にしやがれ」で紹介された激辛の牛肉飯で有名な大門の味芳斎本店の壁には茶色く変色してぼろぼろになりかけた「健康のためタバコは遠慮下さい」の貼紙がずっと貼り出してあります。
創業60年以上の老舗ですから、その当時の風潮から考えると立派なものです。

久しぶりに伺って店頭の「本日の定食」を見ると、懐かしいピーマンレバー炒め830円があったのですかさずに注文。
乱切りのピーマンの炒め加減の絶妙なことこの上なしです。
多分サッと油通ししただけなんでしょうが、シャキシャキした食感は残しつつ、ピーマンの臭みを飛ばして実に旨い。
レバーは大きな切り身がごろごろ入っていて、ピリ辛の赤いタレに馴染む。
白いご飯が進む味であっという間に完食です。

隣のテーブルのお客さんは、この定食のライスを炒飯に替えて貰っていましたが、それも美味しそうでした。

この禁煙の貼紙の存在を知りながら確信犯的に喫煙していた輩も居たようですが、条例が成立したこれからはそんな真似は出来ないでしょう。喜ばしい事ですね。

お昼前からの客先の打ち合わせが長引いて終わったのが14時過ぎ。
都心部でも流石に14時回るとランチをやってる店はチェーン店くらいですが、もしかしてと食べログで調べてみたら、なんと味芳斎が15時までランチをやってるじゃありませんか。
急いで駆けつけたら流石に先客は1組だけで余裕で入れましたが、「3時までなので2時50分から片付け始めますけど、良いですか？」とのこと。
麺類なら5分で食べられるので、牛肉麺を注文。

一見するとビーフシチューかと思うような牛肉の塊肉がゴロゴロ入ったタレと、茹でモヤシがトッピングされたラーメンが登場。
肉を食べるとしっかりした歯応えながらも簡単にほぐれていく柔らかさと、後から脳天に突き抜けるような辛さが舌の奥から立ち上がってくる。
この状態でスープを飲むと、味を薄く感じてしまいます。
そこで牛肉タレとスープを良く混ぜ合わせてみると、辛味がスープに溶け込んで担々麺的な感じになりました。
麺は細麺なので伸びやすく、ちょっと時間を置くと柔らかくなりすぎるので、一気に食べないといけません。
目算通り5分で食べ終えてご馳走様でした。

宣言通り14時50分には店内を片づけ始めて、それ以降来たお客さんは断られていました。
LOは14時半と思ったほうが良いですね。

2013年2月
なんとお昼の１２時から客先打ち合わせというので早昼飯をたべようと１１時に浜松町に到着し、この時間からランチをやってるような店はあるかと食べログ検索してみたら、なんと味芳斎が１１時からランチをやってるじゃありませんか。

早速店まで行ってみたら何やら貼紙が貼ってある。
「ご好評に付きマーボー丼を11:00〜11:30の時間、700円→500円にて大サービス、しばらくご利用下さい。」だそうです。

そう言われたら、ご利用しないわけに行かないので入店してマーボー丼を注文。
時間が早いので先客は2人だけでしたから、すぐに料理が出て来ました。

大きな浅い丼に白飯がたっぷり、その上に崩した豆腐が特徴的な麻婆豆腐がたっぷり。
ぐちゃぐちゃの豆腐の中に、刻みネギ、生姜に豆板醤が混じりあっていて、見た目には想像もできない複雑な味をかもし出してる。
辛さも最初は全然平気だが、後からじんわりと効いてきて、ひたいに汗が滲みそうなくらいです。

最初のうちは麻婆豆腐とご飯を別々に食べていましたが、そのうちにぐちゃぐちゃにかき混ぜて食べ始めると一層美味しくなりました。
これがワンコインで食べられるなら、とってもお得です。


２０１２年１２月
大門にミホーサイというキタナシュラン的な中華料理屋が有って滅茶苦茶旨いらしいという噂は何年も前から聞いてはいたが、なかなか機会がなくてミホーモンでしたが、ようやくチャンスに恵まれました。

外観は確かに古びた街場中華料理店で、扉を開けてみたら狭いスペースにテーブルを沢山置いてあるからその間を通るのも大変な有様です。
その割には女性客も多いのにちょっとびっくりです。

ランチメニューは麻婆丼や牛肉飯かと悩みましたが、何度も訪れているTOMITさんがお勧めしているピーマンレバーに決定。

大量のレバーの薄切りと、緑も鮮やかなざく切りのピーマンをさっと炒めてピリ辛のたれを絡ませてあります。
ピーマンのしゃきしゃきした歯ごたえと柔らかいレバーの食感の対比も良く、ピリ辛たれの甘味も丁度いいバランスです。

スープは野菜の千切りと溶き卵で結構旨いが、ご飯はあんまり美味しくないけど、元々糖質カットで一口ぐらいしか食べないから問題なし。

こんどは支店の方に行って牛肉飯を食べてみよう。