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店名 |
移転
喫茶パーラー ふるさと(FURUSATO)
|
---|---|
ジャンル | ハンバーガー、喫茶店 |
住所 | |
交通手段 |
月島駅から徒歩3分 月島駅から220m |
営業時間 |
営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
予算(口コミ集計) |
¥1,000~¥1,999
¥1,000~¥1,999
|
支払い方法 |
カード不可 電子マネー不可 |
サービス料・ チャージ |
チャージ料なし |
席数 |
16席 (カウンター4席、テーブル3組) |
---|---|
個室 |
無 |
禁煙・喫煙 |
全席喫煙可 2020年4月1日より受動喫煙対策に関する法律(改正健康増進法)が施行されており、最新の情報と異なる場合がございますので、ご来店前に店舗にご確認ください。 |
駐車場 |
無 近くにコインP多数あり |
空間・設備 | カウンター席あり |
利用シーン |
こんな時によく使われます。 |
---|---|
ロケーション | 隠れ家レストラン、一軒家レストラン |
サービス | テイクアウト |
お子様連れ |
子供可 可 |
ドレスコード | なし |
備考 |
9:00~11:00 モーニングセット |
初投稿者 | |
最近の編集者 |
|
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日曜の月島はモンジャ目当ての観光客で賑わっている。
それにしてももんじゃ・お好み焼き店の多いいことよ。
西仲通りは人でごったがえしていたが、中国人の姿を見かけないのが救いか。
昼食を取るのに観光客と一緒は嫌だし、もんじゃは好みではない。
食べログを検索していると、マイレビュアーが褒めているハンバーガーがある。
店は喫茶店の様だ。早速そこに脚を向ける。
目抜通りの西仲通りの二番街から、まさに下町の路地という細い路地を入っていく。
50mほど進んだ左側にその店はある。路地が細いので判りにくい。
私は、スマホの地図アプリを起動したが、それでも最初は違う路地に入ってしまった。
店の前に来ると、入口は侘びた風情で、タイムスリップした空気が流ている。
思わず佇み眺めてしまう。暫し後、ドアを開けて店内に入る。と、昭和に戻った空間が目の前に広がる。
店主と夫人のカップルは老齢で、店同様に昭和の匂いを纏っている。
先客の、質の良さそうなスーツを着たビジネスマンが、かろうじて平成であることを思い出させてくれる。
テーブル席に腰を降ろしメニューをゆっくり眺める。
マイレビュアーの方が褒めていた月島バーガーを食べようと思っていたのだが、メニューには載っていない。
尋ねると、「ありますが、生憎今日はパテが切れていて出来ません」、と言う。
これは、モンジャからの発想で、パテにキャベツを練り込んだものだそうだ。
メニューにはクラブサンドなどもあるが、しょうがないので普通のバーガーを食べることにする。
一番安いバーガーで¥850。なかなかの値段だ。この日は日曜なのでお得なランチメニューはないらしい。
トッピングはベーコンやら魅力的なものが色々あるが、カロリーを考え諦める。
カロリーを考えたらバーガーなぞ食べられないのだから、矛盾していると言えばそうだ。
ドリンクもカロリーのないアイスティーにする。
注文を終え、昭和の記憶に逍遥していると、ご主人から、
「月島バーガーのことは何故ご存知なのですか?」
と訊かれる。そこから会話が始まり、もんじゃ店が80店ほどあるということを知る。
30年前はこんなになくて、月島も静かで良かった、と2人で頷きあう。
繁盛しているので我も我もと 転業したらしい。射幸心と言うと言い過ぎだが、節操のないことよ。
暫し待った後バーガーが出てくる。上のバンズが開いているので挟んであるものが見える。
パテの上にはレタスとトマト、そしてピクルスのスライスがのっている。
シンプルな見た目が食欲を掻き立てる。添えられているフレンチフライの量も適度で、品が良く好感が持てる。
ナイフを右手に持ち、左手でバーガーを押さえ、真ん中から真っ二つにする。これが私流のバーガーの食べ方だ。
パテを見ると程よい厚さである。レタスとトマトの間にはオニオンチョプが入ったマヨネーズ系と思しきソースがのっている。
さあ、かぶりと食いつこう。
大きな一口で、パテ、トマト、レタス、バンズを全て頬張る。お、パテが旨いぞ。
ジューシーで濃厚な肉汁が詰まっているタイプではない。
どちらかと云うとドライなタイプだが、肉の旨みが感じられる。
それにオニオンチョップを主体とした少しゆるいソースが、ドライ気味のパテと合っている。
バンズは特別なものではなく、ごく普通のバーガー用のバンズだ。これが全体としての調和を崩さずにいる。
うん、纏まっていて旨いじゃないか、と思わず口の中で呟いた。
フレンチフライに手を伸ばす。
これはもう少しカラッとクリスピーに上がっていてほしい。
色も薄いので、もう少し時間をかけ揚げた方が良いかもしれない。
ケチャップを皿に出し、フレンチフライにつける。続いてマスタードも。
ケチャップはカロリーが高いんだよな、と思いつつも使ってしまう。
再びバーガーを手にしてかぶりつく。
半分食べたが飽きがこない。オイリーではないからだ。
残りの半分に取り掛かる。これもあっという間に胃の中に収まった。
ボリューム的にも丁度いい位だ。満足してフレンチフライを口に放り込む。
ランチとしては適度なヴォリュームで、パテとソース、バンズのバランスが良く、満足出来るバーガーであった。
時間があれば主人とゆっくり昭和の話に花を咲かせたいところだが、生憎アポイントメントの時間が近付きつつある。
主人に美味しかったと礼を言い、少し後ろ髪を引かれながら店を後にした。
今度はビールでも呑みながら、ゆるりとした時を楽しみたい。