今や4年待ち(･･;) : フルタ

2年前の予約です（汗）

【帆立と雲丹の揚げ餃子】

熱々ですから20秒経ったら一口で！

【冷菜盛り合わせ】

トコブシの紹興酒煮、蛸の烏龍茶煮、アジメドジョウ （味女泥鰌）の四川山椒煮、蕪の甘酢漬け、花豆の八角風味、ろうじ茸の煮凝、フルーツトマト、鶏肉と虎ふぐの鉄皮の胡麻ソース掛け・・・どこまでも柔らかいトコブシと蛸の上品な甘さで始まり、アジメドジョウの苦味と爽やかな辛さを楽しみ、甘酸っぱい蕪で口直し！八角を香らせた花豆の淡い甘みで再スタートして、クロカワの旨味を閉じ込めた煮凝りに頷き、フルーツトマトの酸味でまたまたリセット！そして最後にプルルと鉄皮のコラーゲンが胡麻ソースで甘く香ります。

【魚唇（ユイチェン）上湯スープ】

フカヒレの縁側と言われるだけあってトロッとろで旨味出まくりです。

【キャビアの冷製米粉】　

〝Simple is best〟太白胡麻油で和えたビーフンの旨味がベルーガキャビアの塩味と絶妙なハーモニーを奏でます。次回は大盛りにします！

【墨イカ 豆板醤炒め】

一番下には大きな平貝も！美しい火入れの海鮮が濃厚な酸味と絡み合い美味しい！じわっと広がる上品な辛さの余韻も素晴らしい。

【聖護院蕪の春巻き、松葉蟹の春巻き、白子の春巻き】

3人でシェアしました！大振りの春巻きはサクッと香ばしい火入れでどれも美味！でも断トツでうまいのは聖護院蕪！淡白なのかな〜と思いきやトロりと甘く濃厚な白いソースは春巻きとの相性も抜群です。

【フカヒレのステーキ】

ヨシキリザメのフカヒレをど〜んと贅沢に使ったステーキです！おそとカリっと中はトロリンと絶妙な火入れ！無心で食べ進めました。金色に輝く餡の旨味も筆舌につくし難いトロミと旨味！最後に赤酢でニュアンスの変化を楽しみます。

【鮑の肝ソース】

柔らかな苦味の肝ソースと上質な甘みの青梗菜のクリームソースで食べ比べ！表現できない柔らかさですよ〜食べてはいけないものに歯を入れてしまった罪悪感！そして残ったソースをこれまた上品な甘みの花巻に付けて頂きます。

【鹿肉 十年味醂オイスターソース アルマニャック産黒トリュフ添え】

しなやかで優しい滋味の鹿肉に力強い熟成感を放つソースがピタリとハマります。脇役のポテトも存在感を示します。

【お食事】

1.ザーサイと卵の炒飯・・・繊細な味付けで美味しい～岐阜の明宝ハムの塩味がまたいいアクセントに！

2.季節のつゆそば・・・ハマグリと筍！出汁でまくりで濃厚〜毛蟹も少し入っていたりして嬉しい。

3.黄韮の炒め焼きそば・・・カリっと絶妙の香ばしさを表現した火入れに感動！後から香り立つ黄韮の甘みの余韻も素晴らしい。

【デザート】

☆海燕の杏仁豆腐・・・クリアな透明感に包まれた甘みに癒されます。美肌効果と免疫力アップ間違いなし。

☆紅まどんな、凍頂烏龍茶のシャーべット、茶葉の飴炊き・・・非常にシンプルな味わいでお口がスッキリ！紅まどんなのさわやかな酸味が際立ちます。

◼︎瓶ビール
◼︎古越龍山 香甜（シャンテン）2010×2杯・・・10年原酒ならではの深い味わいと上質な甘み！
◼︎ 古越老酒10年古酒
◼︎ライチ紅茶

2年前より感動しました！全体的に食材の甘みを巧に表現していてそこが上品でおしゃれなんです。当然コース構成の中で酸味や塩味で強弱をつけ食べ手を飽きさせない演出も素晴らしい。

前回は〆の食事が2品！今回が3品！次回の予約は2025年ですが4品を目指します！そのうち3万円のコースは無くなるみたいですが^^;

前置きはいいでしょう～あまりにも有名で語り尽くされいるお店ですから(^_^)緊張したのかじっくりメニューを眺めたのに注文したのがプレミアムスパークリングミネラルウォーターのCHATELDON（シャテルドン）(・・;)落ち着け落ち着け！

【3万円のコース】
☆帆立と雲丹の揚げ餃子・・・食べる前に「20秒以内に一口で」と指示があります。カリッと揚げられた餃子をパリッと砕くと中からとろんと芳醇な旨味ソースがあふれ出します。帆立と雲丹の素晴らしいハーモニーです。
☆冷製盛り合せ・・・温かいお料理の後は冷たいお皿で！さっぱりとしたお味の鮑と蛸の烏龍茶煮にスッポンの内臓の煮凝り、蕪の酢漬け、ピリ辛のクラゲと続きます。甘みの後から芳醇な辛味が追いかけてくる四川風ソースが後を引くローストビーフになんと言えない香りと風味が素晴らしいお豆の八角煮！
☆スッポン 冬瓜 フカヒレの上湯スープ・・・生姜が効いた上湯スープに癒されます～身体にしみわる非常に滋味深い味わいです。
☆キャビアの冷製ビーフン・・・太白ごま油でマリネしたビーフンはシコシコと腰があり抜群の食感！ビーフンを口に運ぶ毎にベルーガキャビアの塩味が広がります！シンプルの極み！
☆厚岸産 牡蠣の四川風・・・特大の厚岸の牡蠣を奥深くコクの辛味で包みます。奥深い酸味にじわっと汗が…美味しいです。
☆松葉蟹の春巻き又は毛蟹の春巻き・・・私は松葉蟹をチョイス！デカ！こんなに上品かつダイナミックな春巻きを食べたことはありません！酢橘を絞ってさらに蟹の甘味を楽しみます。
☆フカヒレのステーキ・・・ヨシキリザメのフカヒレステーキです。贅沢そのもの～外カリッと中トロふわ～黄金色の餡が上品なコクで陶酔します(^_^)添えられた赤酢を垂らして味の変化を楽しみます。
◾︎古越老酒10年古酒・・・美味しい～10年でもかなりの深みがあります。
☆花巻・・・何という甘さなんでしょう～
☆鮑の肝ソース・・・肝とオイスター＆青梗菜とバターのダブルソース！鮑の想像を絶する柔らかさに驚きます。皿に残った極上の肝ソースは当然花巻に付けて残らずなめなめしましたよ～
☆仔羊の生キャラメル風味オイスターソース・・・仔羊はカリッと限りなく優しい火入れで美味！あま～いポテトがしっかり仔羊を支えます。蜂蜜を加えたオイスターソースが絶品です。
【お食事】
☆蟹の餡かけ焼そば・・・上品極まりない塩気！
☆松葉蟹の炒飯・・・パラパラっといいほぐれ具合の炒飯！「沢山食べて行ってください」とダンディでお優しい古田さん！でもごめんなさい。もうお腹いっぱいでギブアップ（汗）
【デザート】
☆富有柿、シャインマスカット、凍頂烏龍茶シャーベット、その茶葉を甘く炊いたもの・・・このシャーベットが豪華な酒宴をさわやかにリセットしてくれます。
☆海燕の巣杏仁豆腐・・・反則だ～
【お茶】
☆ライチー茶・・・さらに胃がすっきりと落ち着きます。

このお店に来ることはないだろうと思っていただけに感動もひとしお！白で統一したシンプルなお店はすっきりとカッコいい！カウンターの奥ではご常連が和やかに談笑しその前で腕を振るうのは多くの料理人とグルマンを魅了する〝古田〟さんその人！

立ち居振る舞いもしなやかでとにかくカッコいい～ダンディすぎます。お料理もシンプルで複雑さを排除したダイナミズムで素材の美味しさを伝えてくれます。生きている内に15万のコースも頼んでみたいとは思いますが3万円のコースで何の文句があるのでしょう！

次回は朝から何も食べずに「担々麺、あっさりしたつゆそば、酸辣湯麺、季節のつゆそば」の最低4種はたいらげたいと思います。